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インフラエンジニアにおすすめの資格一覧!取るべき順番や学習方法も解説

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※記事内の情報は執筆時点のものです。最新の情報は各資格の公式サイトでご確認ください。

「未経験からインフラエンジニアになるために資格は必要?」

「資格を取るとキャリアアップや年収アップにつながる?」

資格取得を考えている方は、上記のような疑問を持っているかと思います。

結論から言うと、資格取得は未経験からの挑戦にも、キャリアアップにも有効な手段です。

特にインフラ分野は、知識やスキルを客観的に証明できる資格が採用や評価で重視されやすい特徴があります。

効率的に資格を取るには、独学に加えてスマホで学習できるスタディングや、就職支援型のITスクールウズウズカレッジ を活用するのもおすすめです。

(※具体的なサービスは記事後半で詳しく解説します)

本記事では、インフラエンジニアにおすすめの資格を 「未経験者向け」「経験者向け」「上流工程に携わりたい人向け」 に分けて紹介します。

さらに、資格を取得する順番やロードマップ についても解説するので、ぜひ参考にしてください。

インフラエンジニアに資格は必要?資格取得でキャリアアップできる理由

インフラエンジニアがキャリアアップ・ポジションアップするために、資格取得は非常に有効です。

資格があることでスキルや知識を客観的に証明できるため、昇進や転職において企業から高く評価されやすくなります。

また、資格はインフラエンジニアの幅広い成長フェーズで役立ちます。

未経験者

  • 資格取得を通じて基礎知識を身につけられる
  • 企業に学習意欲をアピールできる
  • 資格が基礎力の証となり、就職や転職時の武器になる

1~3年目の若手

  • 実務に活かせるスキルを証明できる
  • 昇格や重要案件担当の可能性が広がる

5年目以上の中堅~ベテラン

  • 専門性やマネジメント力を客観的に示せる
  • リーダー職や管理職への昇進に有利になることが多い
  • 転職市場での競争力が向上する

また、資格を取得することで自己成長を実感し、モチベーションが高まるケースも多いです。

資格はエンジニアのキャリア形成に役立つ重要な要素なので、ぜひ自分の成長フェーズにあわせて受験を検討してみてください。

インフラエンジニアにおすすめの資格一覧

ITインフラ関連の資格は、国家・ベンダー問わず数多くあります。

その中から、特に注目の資格を分野・経験別に一覧でまとめました。

※資格名をクリックすると、詳細にジャンプします。

項目未経験者経験者上流工程
IT全般
ネットワーク
サーバー
クラウド
セキュリティ
データベース
マネジメント

※経験者向け資格の中には、上流工程に関する内容を含むものもあります。

インフラエンジニア未経験者におすすめの資格

ここでは、ITエンジニアやインフラエンジニアの実務経験がない未経験者におすすめの資格を紹介します。

ITに関する知識がまったくない場合は、ITの幅広い基礎知識を体系的に学べる「ITパスポート」から挑戦するのがおすすめです。

資格名概要

ITパスポート

  • ITに関する基礎的な知識を証明する資格
  • ITを初めて学ぶ人におすすめ

基本情報技術者試験

  • ITに関する基本的な知識とスキルを証明するエンジニアの登竜門資格
  • ITの基礎知識がある初心者や、これから本格的にエンジニアとしてキャリアを積みたい人におすすめ

CCNA

  • ネットワークに関する基本的な知識と技術を証明する資格
  • ネットワークの設計・構築・運用を担う「ネットワークエンジニア」を目指す人におすすめ

LinuC レベル1

  • Linuxサーバーの基本的な操作や管理技術を証明する資格
  • サーバーの構築・運用管理を担う「サーバーエンジニア」を目指す人におすすめ

AWS認定クラウドプラクティショナー

  • AWSクラウドに関する基本的な知識と理解を証明する資格
  • 将来的にクラウドエンジニアを目指したい人や、スキルの幅を広げたい人におすすめ

※ITSSレベルは「ITSSのキャリアフレームワークと認定試験・資格とのマップ Ver12.4(2025年3月7日現在)|スキル標準ユーザー協会」を参照しています。ITSSレベルが未設定の資格については、相当するレベルを記載しています。

※学習時間や推定合格率はあくまで目安です。個人差があるため、参考程度にご覧ください。

ITパスポート

概要

ITに関する基礎的な知識を証明する資格

種別

国家試験

ITSSレベル

レベル1相当

おもな試験内容

  • ストラテジ系(企業活動、経営戦略、システム戦略等)
  • マネジメント系(プロジェクトマネジメント、サービスマネジメント等)
  • テクノロジ系(基礎理論、コンピュータシステム、技術要素等)など

受験資格

特になし

試験会場

全国各地の試験会場

受験形式/出題形式

CBT方式/多肢選択式(四肢択一)

難易度

★☆☆☆☆

学習時間目安

50〜100時間(IT未経験者の場合)

受験料

7,500円(税込)

合格率

51.4%(令和7年4月度~令和7年6月度累計

おすすめの人

  • ITを初めて学ぶ人
  • ITの基礎を広く学びたい人

公式サイト

ITパスポート試験|情報処理推進機構

(※2025年8月時点)

「ITパスポート(IP)」は、ITの基礎知識を身につけたいすべての社会人や学生におすすめの資格です。

試験内容は大きくストラテジ系(経営全般)、マネジメント系(IT管理)、テクノロジ系(IT技術)に分かれており、IT業界の仕組みや技術の基礎を学べます。

おもに非エンジニアを対象としている試験なので、ITを全く学んだことがない未経験者におすすめです。

また、ITパスポートは出題範囲が広いため、まんべんなく基礎を押さえておくことがポイントです。

総合評価点が600点以上かつ、分野別評価点もそれぞれ300点以上とる必要があるので、ひとつの分野に偏ることなく学習を進めましょう。

基本情報技術者試験

概要

ITに関する基本的な知識とスキルを証明するエンジニアの登竜門資格

種別

国家試験

ITSSレベル

レベル2

おもな試験内容

【科目A】

  • テクノロジ系(基礎理論、コンピューターシステム、技術要素、開発技術等)
  • マネジメント系(プロジェクトマネジメント、サービスマネジメント等)
  • ストラテジ系(システム戦略、経営戦略、企業と法務等)

【科目B】

  • プログラミング全般
  • データ構造及びアルゴリズム
  • 情報セキュリティなど

受験資格

特になし

試験会場

全国各地の試験会場

受験形式/出題形式

CBT方式/多肢選択式(四肢択一)

難易度

★★☆☆☆

学習時間目安

100〜200時間(実務未経験者の場合)

受験料

7,500円(税込)

合格率

40.8%(令和6年度合計

おすすめの人

  • ITの基礎知識がある初心者
  • これから本格的にエンジニアとしてキャリアを積みたい人

公式サイト

基本情報技術者試験|情報処理推進機構

(※2025年8月時点)

「基本情報技術者試験(FE)」は、ITエンジニアになるための登竜門といわれている資格です。

試験内容は多岐にわたり、プログラミング・アルゴリズム・ネットワーク・データベース・セキュリティなど、ITの基礎を幅広く学べます。

インフラ関連の出題も多いため、ネットワークエンジニアやサーバーエンジニアを目指す方にもおすすめです。

なお、実務未経験者が受験する場合は、実践的な学習を通じてインプットした理論をアウトプットすることが大切です。

たとえば実際にコードを書いてみることで、変数やループなどプログラミングへの理解が深まります。

プログラミングはインフラエンジニアの業務とは関係ないと思われがちですが、サーバー管理や作業の自動化で役立つため、試験を通じて基礎をしっかり学んでおくとよいでしょう。

CCNA

概要

ネットワークに関する基本的な知識と技術を証明する資格

種別

ベンダー資格(Cisco認定)

ITSSレベル

レベル2

おもな試験内容

  • ネットワーク基礎
  • ネットワークアクセス
  • IP接続
  • IPサービス
  • セキュリティの基礎
  • 自動化とプログラマビリティなど

受験資格

特になし
(推奨:シスコソリューションの導入と管理の経験1年以上)

試験会場

テストセンター (ピアソンVUE公認テストセンター)もしくはオンライン

受験形式/出題形式

PC上で解答する形式/多肢選択式(単一回答)、多肢選択式(複数回答)、ドラッグ&ドロップ、ラボなど

難易度

★★★☆☆

学習時間目安

150〜200時間(実務未経験者の場合)

受験料

$300

合格率

非公開
(推定20~30%)

おすすめの人

  • ネットワークエンジニアを目指す未経験者・初心者
  • ITインフラやネットワークの基礎知識を体系的に学びたい人

公式サイト

CCNA|Cisco

(※2025年8月時点)

「CCNA(Cisco Certified Network Associate)」は、大手ネットワーク機器会社『シスコ』が実施するネットワークエンジニア向けの資格です。

ネットワークエンジニアの基本資格といわれているため、ネットワーク構築・運用・保守に携わりたい方はぜひ取得することをおすすめします。

試験では、ネットワークの基礎からルーティング・スイッチング・セキュリティなど実務に直結する知識が問われます。

そのため、基礎知識はもちろん、機器の設定やトラブルシューティングなどの実践問題にも対応できるよう準備が必要です。

問題数が多いため、時間配分を意識しながら問題を解く習慣を身につけておきましょう。

LinuC レベル1

概要

Linuxサーバーの基本的な操作や管理技術を証明する資格

種別

民間資格(ベンダー非依存)

ITSSレベル

レベル1

おもな試験内容

【101試験】

  • Linuxのインストールと仮想マシン・コンテナの利用
  • ファイル・ディレクトリの操作と管理
  • GNUとUnixのコマンド
  • ハードウェア、ディスク、パーティション、ファイルシステムなど

【102試験】

  • シェルおよびスクリプト
  • ネットワークの基礎
  • システム管理
  • 重要なシステムサービス
  • セキュリティ
  • オープンソースの文化など

受験資格

特になし

試験会場

全国各地の試験センターもしくはオンライン(OnVUE受験)

受験形式/出題形式

CBT方式/マウスによる選択方式がほとんどだが、キーボード入力問題も多少出題される場合あり(実技や面接はなし)

難易度

★★☆☆☆

学習時間目安

150〜250時間(実務未経験者の場合)

受験料

1試験あたり16,500円(税込)
合計33,000円(税込)

合格率

非公開
(推定60〜70%)

おすすめの人

  • サーバーエンジニアを目指す未経験者・初心者
  • Linuxの基本操作や知識を身につけたい人

公式サイト

LinuCレベル1 | LPI-Japan

(※2025年8月時点)

「LinuC レベル1」は、Linuxの基本操作や管理を学べる初心者向けの資格です。

Linuxの基礎からファイル管理・基本コマンド・ネットワーク設定など、実務で必要となる操作スキルを幅広く身につけられます。

サーバーエンジニアの登竜門的な資格であり、サーバーエンジニアを目指す人はもちろん、クラウドエンジニアを目指す人におすすめの資格です。

なお、試験は101試験と102試験に分かれており、5年以内に両方合格する必要があるので計画的に受験しましょう。

出題は実践的なコマンド操作や設定の理解を問う内容が多いため、手を動かしながら学ぶことがポイントです。

AWS認定クラウドプラクティショナー

概要

AWSクラウドに関する基本的な知識と理解を証明する資格

種別

ベンダー資格(AWS認定)

ITSSレベル

レベル1

おもな試験内容

  • クラウドのコンセプト
  • セキュリティとコンプライアンス
  • クラウドテクノロジーとサービス
  • 請求、料金、サポートなど

受験資格

特になし

試験会場

Pearson VUE テストセンターもしくはオンライン

受験形式/出題形式

PC上で解答する形式/択一選択もしくは複数選択

難易度

★★☆☆☆

学習時間目安

30~50時間(実務未経験者の場合)

受験料

100USD(15,000円)

合格率

非公開
(推定60~70%)

おすすめの人

  • 将来的にクラウドエンジニアを目指したい人
  • スキルの幅を広げたい人

公式サイト

AWS Certified Cloud Practitioner|AWS

(※2025年8月時点)

「AWS認定クラウドプラクティショナー(AWS Certified Cloud Practitioner)」は、AWSクラウドに関する基本的な知識と理解を証明する資格です。

試験はAWSの基礎的なサービスや運用方法、請求やサポートに関する内容が中心で実務経験がなくても挑戦しやすい難易度といえます。

クラウドは近年需要が高まっている分野であるため、勉強をしておいて損はないでしょう。

学習のポイントとしては、クラウドの基本概念とAWSのサービス内容を広く理解することが大切です。

AWS Skill Builderなど、AWS公式の学習リソースを活用して基礎から体系的に学習を進めましょう。

現役インフラエンジニアのキャリアアップにおすすめの資格

ここでは、企業から評価されやすい中~上級者向けの資格を紹介します。

社内での昇進やキャリアアップ転職に役立つことも多いので、ぜひ取得を検討してみてください。

資格名概要

応用情報技術者試験

  • IT全般に関する応用的な知識とスキルを証明する資格
  • システム全体の運用管理を深く理解し、俯瞰的に捉える力を高めたい人におすすめ
  • インフラエンジニアから別分野へキャリアチェンジを目指す人にもおすすめ

AWS認定ソリューションアーキテクト–アソシエイト

  • AWSクラウド環境でのアーキテクチャ設計や運用に関する知識と技術を証明する資格
  • クラウドインフラの設計・構築スキルを深めたい人や、需要が高いAWSの知識を深めたい人におすすめ

Microsoft認定Azure管理者アソシエイト

  • Microsoft Azureにおけるソリューション設計や実装・運用に関する知識と技術を証明する資格
  • Microsoft製品を多く利用している企業のクラウドインフラ構築に携わりたい人におすすめ

Google Cloud認定アソシエイト クラウドエンジニア

  • Google Cloud Platform(GCP)におけるクラウドインフラ構築・運用管理に関する知識と技術を証明する資格
  • マルチクラウドに対応できるスキルを身につけたい人や、GCPに強いエンジニアとして差別化を図りたい人におすすめ

ネットワークスペシャリスト試験

  • ネットワークに関する高度な専門的な知識と技術を証明する資格
  • 大規模ネットワークの設計・構築・運用に携わるネットワークエンジニアや、専門性を高めたい人におすすめ

データベーススペシャリスト試験

  • データベースの設計・構築・運用管理に関する高度な専門的な知識と技術を証明する資格
  • 大規模なDB管理に携わるデータベースエンジニアや、専門性を高めたい人におすすめ

CCNP

  • ネットワーク(シスコ製品)の設計・構築・運用管理に関する高度な知識と技術を証明する資格
  • ネットワークエンジニアとして専門性を高め、より複雑な環境を扱いたい中堅エンジニアにおすすめ

LinuC レベル2

  • Linuxサーバーの実務的な運用管理技術を証明する資格
  • サーバーエンジニアとして専門性を深めたい中堅エンジニアにおすすめ

ORACLE MASTER Gold DBA

  • Oracle Databaseの運用管理に必要な中級〜上級レベルの知識と技術を証明する資格
  • 金融や製造業界など大規模システムのOracleデータベース管理に携わる人や、専門性を高めたい人におすすめ

※ITSSレベルは「ITSSのキャリアフレームワークと認定試験・資格とのマップ Ver12.4(2025年3月7日現在)|スキル標準ユーザー協会」を参照しています。ITSSレベルが未設定の資格については、相当するレベルを記載しています。

※学習時間や推定合格率はあくまで目安です。個人差があるため、参考程度にご覧ください。

応用情報技術者試験

概要

IT全般に関する応用的な知識とスキルを証明する資格

種別

国家試験

ITSSレベル

レベル3

おもな試験内容

【午前】

  • テクノロジ系(基礎理論、コンピュータシステム、技術要素、開発技術等)
  • マネジメント系(プロジェクトマネジメント、サービスマネジメント等)
  • ストラテジ系(システム戦略、経営戦略、企業と法務等)

【午後】

  • 経営戦略
  • 情報戦略
  • 戦略立案・コンサルティングの技法
  • システムアーキテクチャ
  • サービスマネジメント
  • プロジェクトマネジメント
  • ネットワーク
  • データベース
  • 組込みシステム開発
  • 情報システム開発
  • プログラミング
  • 情報セキュリティ
  • システム監査など

受験資格

特になし

試験会場

全国各地の試験会場※春期(4月)・秋期(10月)の年2回実施

受験形式/出題形式

筆記方式(令和8年度以降はCBT方式に移行予定)/多肢選択式(四肢択一)、記述式

難易度

★★★☆☆

学習時間目安

200〜250時間(実務経験者の場合)

受験料

7,500円(税込)

合格率

22.1%(令和7年度春期

おすすめの人

  • システム全体の運用管理を深く理解し、俯瞰的に捉える力を高めたい人
  • インフラエンジニアから別分野へキャリアチェンジを目指す人

公式サイト

応用情報技術者試験|情報処理推進機構

(※2025年8月時点)

「応用情報技術者試験(AP)」は、IT全般に関する応用的な知識とスキルを証明する資格です。

基本情報技術者試験の上位資格とされており、システム開発・インフラ設計・マネジメント業務など、エンジニアとして中核的な役割を担うための幅広い知識が問われます。

システム全体を俯瞰する力が身につくため、上流工程を見据えてスキルアップを目指したいインフラエンジニアにおすすめです。

試験ではIT全般の幅広い知識が問われるので、自分の得意分野をしっかり強化しつつ、苦手分野についても基本的な部分をしっかり理解しておくことが重要です。

また、過去問をしっかり解いて記述式の問題にも慣れておきましょう。

AWS認定ソリューションアーキテクト–アソシエイト

概要

AWSクラウド環境でのアーキテクチャ設計や運用に関する知識と技術を証明する資格

種別

ベンダー資格(AWS認定)

ITSSレベル

レベル2

おもな試験内容

  • セキュアなアーキテクチャの設計
  • 弾力性に優れたアーキテクチャの設計
  • 高パフォーマンスなアーキテクチャの設計
  • コストを最適化したアーキテクチャの設計など

受験資格

特になし
(推奨:AWSのサービスを使用するクラウドソリューション設計の実務経験1年以上)

試験会場

Pearson VUE テストセンターもしくはオンライン

受験形式/出題形式

PC上で解答する形式/択一選択もしくは複数選択

難易度

★★★☆☆

学習時間目安

60~80時間(インフラエンジニアの実務経験あり・AWS初心者の場合)

受験料

150USD(20,000円)

合格率

非公開
(推定50~60%)

おすすめの人

  • クラウドインフラの設計・構築スキルを深めたい人
  • 需要が高いAWSの知識を深めたい人

公式サイト

AWS Certified Solutions Architect - Associate|AWS

(※2025年8月時点)

「AWS認定ソリューションアーキテクト–アソシエイト(AWS Certified Solutions Architect - Associate)」は、AWS上でのシステム設計・構築に関する実践的な知識とスキルを証明する資格です。

試験はAWSの多様なサービスを活用したアーキテクチャ設計・セキュリティ・コスト最適化など実務に近い内容が中心で、応用力も求められます。

クラウドエンジニアやシステム設計者にとって非常に需要が高く、キャリアアップに役立つ資格として人気があります。

学習のポイントとしては、AWSの主要サービスの特徴やベストプラクティスを理解し、実際の設計課題に対応できる力を身につけることが重要です。

AWS Skill Builderや模擬試験を活用し、手を動かしながら体系的に学習を進めましょう。

Microsoft認定Azure管理者アソシエイト

概要

Microsoft Azureにおけるソリューション設計や実装・運用に関する知識と技術を証明する資格

種別

ベンダー資格(Microsoft認定)

ITSSレベル

レベル3

おもな試験内容

  • Azure ID とガバナンスの管理
  • ストレージの実装と管理
  • Azure コンピューティング リソースのデプロイと管理
  • 仮想ネットワークの実装と管理
  • Azureリソースの監視と管理など

受験資格

特になし
(推奨:Azureの管理ツールや自動化技術、ID管理の実務経験があること)

試験会場

テストセンターもしくはオンライン

受験形式/出題形式

PC上で解答する形式/非公開(選択肢形式、ドロップダウンリスト形式、クリック形式、ドラッグ&ドロップ形式などが含まれる可能性あり)

難易度

★★★☆☆

学習時間目安

60~80時間(インフラエンジニアの実務経験あり・Azure初心者の場合)

受験料

20,300円

合格率

非公開
(推定50~60%)

おすすめの人

  • Microsoft製品を多く利用している企業のクラウドインフラ構築に携わりたい人
  • 既存のMicrosoft環境とクラウドをシームレスに連携させる設計スキルを身につけたい人

公式サイト

マイクロソフト認定: Azure管理者アソシエイト | Microsoft Learn

(※2025年8月時点)

「Microsoft認定Azure管理者アソシエイト(Microsoft Azure Administrator)」は、Azure環境でのクラウドリソース管理と運用に必要なスキルを証明する資格です。

AzureはMicrosoft製品と親和性が高いため、オンプレミス環境とクラウドを連携するスキルを身につけたい方に特におすすめです。

試験はAzure Active Directoryによるアイデンティティ管理やARMテンプレートによるインフラ自動化など、独自の機能について出題される傾向があります。

公式のMicrosoft Learnでは、サンドボックスで試験のデモを受けられるので活用して回答の仕方に慣れておきましょう。

Google Cloud認定アソシエイト クラウドエンジニア

概要

Google Cloud Platform(GCP)におけるクラウドインフラ構築・運用管理に関する知識と技術を証明する資格

種別

ベンダー資格(Google認定)

ITSSレベル

レベル2

おもな試験内容

  • クラウドソリューション環境の設定
  • クラウドソリューションのデプロイと実装
  • クラウドソリューションの計画と構成
  • クラウドソリューションの正常な運用
  • アクセスとセキュリティの構成など

受験資格

特になし
(推奨:Google Cloudの実務経験6ヶ月以上)

試験会場

オンラインまたはテストセンター

受験形式/出題形式

PC上で解答する形式/多肢選択(複数選択)式

難易度

★★★☆☆

学習時間目安

60~80時間(インフラエンジニアの実務経験あり・GCP初心者の場合)

受験料

$125(税別)

合格率

非公開
(推定50~60%)

おすすめの人

  • マルチクラウドに対応できるスキルを身につけたい人
  • GCPに強いエンジニアとして差別化を図りたい人

公式サイト

Associate Cloud Engineer|Google Cloud

(※2025年8月時点)

「Google Cloud認定アソシエイト クラウドエンジニア(Associate Cloud Engineer)」は、GCP上でのインフラ構築・運用管理に関するスキルを認定する資格です。

GCPはビッグデータやAIサービスと連携するケースも増えているため、マルチクラウドに対応できるエンジニアを目指している方におすすめです。

試験の傾向としては、gcloud CLIのコマンド操作やCloud Consoleの操作が問われることが多いです。

そのため、GCP独自のリソース階層やIAM管理について理解を深めておきましょう。

学習の際は、Google公式のハンズオンCloud Skills Boostや模擬試験で実際に手を動かして操作方法をしっかり身につけることが大切です。

ネットワークスペシャリスト試験

概要

ネットワークに関する高度な専門的な知識と技術を証明する資格

種別

国家試験

ITSSレベル

レベル4相当

おもな試験内容

【午前】

  • 共通知識(テクノロジ・マネジメント・ストラテジから出題)
  • テクノロジ系(ネットワーク、セキュリティ等)

【午後】

  • ネットワークシステムの企画・要件定義・設計・構築
  • ネットワーク技術
  • ネットワークサービス活用
  • ネットワークアプリケーション技術
  • ネットワーク関連法規・標準など

受験資格

特になし

試験会場

全国各地の試験会場※春期(4月)の年1回実施

受験形式/出題形式

筆記方式(令和8年度以降はCBT方式に移行予定)/多肢選択式(四肢択一)、記述式

難易度

★★★★☆

学習時間目安

150〜200時間(ネットワークエンジニア実務経験者の場合)

受験料

7,500円(税込)

合格率

17.8%(令和7年度春期

おすすめの人

  • ネットワークエンジニアとして専門性を高め、より複雑な環境を扱いたい中堅以上のエンジニア
  • 大規模ネットワークの設計・運用・セキュリティ対策のスキルを高めたい人

公式サイト

ネットワークスペシャリスト試験|情報処理推進機構

(※2025年8月時点)

「ネットワークスペシャリスト試験(NW)」は、ネットワークに関する高度な知識とスキルを証明する資格です。

ネットワーク設計や構築、運用・保守など、ネットワークエンジニアとして専門的かつ中核的な役割を担うために必要な能力が問われます。

技術的理解だけでなく、トラブルシューティング・セキュリティ対策などのスキルも求められるため、実務経験者のスキルアップに最適な資格です。

試験では実務に即した問題も出題されるので、ネットワーク機器の設定やログ解析の演習に加えて、セキュリティ脅威の最新動向も学んでおくと効果的です。

また過去問などで試験の出題傾向を掴み、ネットワーク設計やトラブルシューティングのシナリオ問題に慣れておきましょう。

データベーススペシャリスト試験

概要

データベースの設計・構築・運用管理に関する高度な専門的な知識と技術を証明する資格

種別

国家試験

ITSSレベル

レベル4相当

おもな試験内容

【午前】

  • 共通知識(テクノロジ・マネジメント・ストラテジから出題)
  • テクノロジ系(データベース、セキュリティ等)

【午後】

  • データベースシステムの企画・要件定義・開発
  • データベースシステムの運用・保守
  • データベース技術など

受験資格

特になし

試験会場

全国各地の試験会場※秋期(10月)の年1回実施

受験形式/出題形式

筆記方式(令和8年度以降はCBT方式に移行予定)/多肢選択式(四肢択一)、記述式

難易度

★★★★☆

学習時間目安

150〜200時間(データベースエンジニア実務経験者の場合)

受験料

7,500円(税込)

合格率

17.2%(令和6年度秋期

おすすめの人

  • 大規模なDB管理に携わるデータベースエンジニア
  • パフォーマンスチューニングやセキュリティ対策のスキルを深めたい人

公式サイト

データベーススペシャリスト試験|情報処理推進機構

(※2025年8月時点)

「データベーススペシャリスト試験(DB)」は、データベースに関する高度な知識とスキルを証明する資格です。

試験では、論理設計・物理設計・SQLチューニング・障害対応・トランザクション制御など、データベースを効率的かつ安全に扱うスキルが求められます。

現場では断片的になりがちなDBの知識を試験対策を通じて体系的に習得できるため、 SIerの技術者や社内SEとして設計・運用を担当している方にもおすすめです。

なお、試験に合格するためには基本理論の理解と論理的思考能力が必要不可欠です。

正規化やトランザクション制御などの知識を身につけたうえで、設計の背景と意図を論理的に考える力を養いましょう。

CCNP

概要

ネットワーク(シスコ製品)の設計・構築・運用管理に関する高度な知識と技術を証明する資格

種別

ベンダー資格(Cisco認定)

ITSSレベル

レベル3

おもな試験内容

【コア試験】

  • デュアルスタック(IPv4およびIPv6)
  • アーキテクチャ
  • 仮想化
  • インフラストラクチャ
  • ネットワークアシュアランス
  • セキュリティ
  • 自動化など

【コンセントレーション試験】

  • ネットワークデザイン
  • SD-WAN
  • ワイヤレス
  • 自動化など

受験資格

特になし
(推奨:エンタープライズネットワーキングソューションの実装経験3~5年)

試験会場

テストセンター (ピアソンVUE公認テストセンター)もしくはオンライン

受験形式/出題形式

PC上で解答する形式/多肢選択式(単一回答)、多肢選択式(複数回答)、ドラッグ&ドロップ、ラボなど

難易度

★★★★☆

学習時間目安

150〜200時間(ネットワークエンジニア実務経験者の場合)

受験料

  • コア試験:$400
  • 集中試験(コンセントレーション試験):$300

合格率

非公開
(推定10~20%)

おすすめの人

  • ネットワークエンジニアとして専門性を高め、より複雑な環境を扱いたい中堅以上のエンジニア
  • Cisco機器を使った実践的なネットワーク構築・運用スキルを高めたい人

公式サイト

CCNP Enterprise| Cisco

(※2025年8月時点)

「CCNP(Cisco Certified Network Professional)」は、ネットワーク分野の高度な専門スキルを証明する資格です。

CCNAの上位資格であり、キャリアアップしたい中堅ネットワークエンジニアや、より高度な設計・運用管理にチャレンジしたい方におすすめです。

試験では、ルーティング・スイッチング・ネットワークの設計・構築・トラブルシューティングなどに関する高度な知識が問われます。

複雑なネットワーク環境を管理するスキルが求められるため、基礎をしっかり身につけたうえで問題を論理的に分析し解決する能力を養うことが重要です。

効率よく合格を目指すには、実際のネットワーク機器を使ったハンズオン演習と過去問の学習を並行して行うことをおすすめします。

LinuC レベル2

概要

Linuxサーバーの実務的な運用管理技術を証明する資格

種別

民間資格(ベンダー非依存)

ITSSレベル

レベル2

おもな試験内容

【201試験】

  • システムの起動とLinuxカーネル
  • ファイルシステムとストレージ管理
  • ネットワーク構成
  • システムの保守と運用管理
  • 仮想化サーバー
  • コンテナなど

【202試験】

  • ネットワーククライアントの管理
  • ドメインネームサーバー
  • HTTPサーバーとプロキシサーバー
  • 電子メールサービス
  • ファイル共有サービス
  • システムのセキュリティ
  • システムアーキテクチャなど

受験資格

特になし
(※レベル2を先に受験することも可能だが、レベル1認定を取得するまでレベル2認定の取得は不可)

試験会場

全国各地の試験センターもしくはオンライン(OnVUE受験)

受験形式/出題形式

CBT方式/マウスによる選択方式がほとんどだが、キーボード入力問題も多少出題される場合あり(実技や面接はなし)

難易度

★★★☆☆

学習時間目安

100~150時間(サーバーエンジニア実務経験者の場合)

受験料

1試験あたり16,500円(税込)
合計33,000円(税込)

合格率

非公開
(推定50~60%)

おすすめの人

  • サーバーエンジニアとして専門性を深めたい中堅以上のエンジニア
  • Linux環境での運用自動化やトラブルシューティングのスキルを強化したい人

公式サイト

LinuCレベル2|LPI-Japan

(※2025年8月時点)

「LinuC レベル2」は、Linuxサーバーの実務的な運用管理技術を証明する資格です。

LinuC レベル1の上位資格にあたり、シェルスクリプト作成・システム管理・ネットワーク設定・セキュリティ対策など実務で必要な幅広い能力が問われます。

LinuCのなかでは中級資格にあたるため、キャリアアップ・スキルアップを目指す中堅サーバーエンジニアにおすすめです。

また、試験に合格するためには、Linuxの基本操作を理解したうえで問題を論理的に分析し解決する能力を身につけることが重要です。

学習の際には実際のLinux環境で手を動かしながらコマンドや設定のスキルを身につけたり、過去問で出題傾向を把握したりすることをおすすめします。

※LinuC レベル2をすでに取得している方には「LinuC レベル3」の受験がおすすめです。

ORACLE MASTER Gold DBA

概要

Oracle Databaseの運用管理に必要な上級レベルの知識と技術を証明する資格

種別

ベンダー資格(オラクル認定)

ITSSレベル

レベル3

おもな試験内容

  • CDB・PDB管理
  • バックアップ・リカバリ
  • 障害診断・リカバリ技術
  • RMAN管理・トラブルシューティング
  • インストール・アップグレード
  • Oracle Databaseの新機能
  • パフォーマンス監視・チューニングなど

受験資格

前提資格:Silver DBAなど(参照:Oracle University

試験会場

オンラインもしくはピアソンVUE社テストセンター

受験形式/出題形式

CBT形式/選択式

難易度

★★★★☆

学習時間目安

150〜250時間(データベースエンジニア経験者の場合)

受験料

41,773円(※為替や時期により変動する場合あり)

合格率

非公開
(推定40〜60%)

おすすめの人

  • データベース管理に携わるエンジニア
  • Oracle Databaseのパフォーマンスチューニングや運用設計スキルを高めたい人

公式サイト

ORACLE MASTER Gold DBA|Oracle University

(※2025年8月時点)

「ORACLE MASTER Gold DBA」は、Oracleデータベースの高度な管理・運用スキルを証明する資格です。

基礎的なDB管理スキルに加え、パフォーマンスチューニング・セキュリティ管理・バックアップ・リカバリ・障害対応など、実務で必要とされる専門的な能力が問われます。

データベースはクラウド・ビッグデータの基盤としても重要なので、DB管理に携わる方はもちろん、最先端技術を支える専門性を身につけたい方にもおすすめです。

試験合格には、Oracle特有のアーキテクチャや管理機能を理解し、実践的スキルを身につけることが重要です。

Oracle環境での実操作を通じて、トラブルシューティングやリカバリ手順をしっかり習得しましょう。

なお、実務経験が浅い場合は、Goldの前に「ORACLE MASTER Silver DBA」の取得をおすすめします。

上流工程に携わりたいインフラエンジニアにおすすめの資格

ここでは、インフラの要件定義や設計など上流工程に携わりたい方におすすめの資格を紹介します。

高い専門性やマネジメント力を示すことができる資格も多いので、ぜひ取得を検討してみてください。

資格名概要

AWS認定ソリューションアーキテクト–プロフェッショナル

  • AWS環境における大規模で複雑なシステムの設計・最適化に関する高度な知識と技術を証明する資格
  • 幅広い業界で通用するクラウド設計スキルを身につけ、上流工程を横断的にリードしたい人におすすめ

Microsoft認定Azureソリューションアーキテクトエキスパート

  • Azure環境におけるソリューション設計・実装・セキュリティ管理に関する高度な技術を証明する資格
  • Microsoft製品を多く活用する企業でクラウドと既存システムの連携をリードしたい人におすすめ

Google Cloud認定プロフェッショナル クラウドアーキテクト

  • GCPにおけるクラウドソリューションの設計・実装・管理に関する高度な知識と技術を証明する資格
  • GCPの先進技術(AI、ビッグデータ、サーバーレスなど)を活用したクラウド設計に携わりたい人におすすめ

プロジェクトマネージャ試験

  • システム開発のプロジェクトマネジメントに関する知識とスキルを証明する資格
  • PMを目指すプロジェクトリーダー経験者や、マネジメント能力をアピールしてキャリアアップ・転職したい人におすすめ

PMP(Project Management Professional)

  • プロジェクトの計画立案から実行・監視・完了までのマネジメントスキルを証明する資格
  • PMや上流工程でのプロジェクト推進役を目指すPL経験者におすすめ

情報処理安全確保支援士試験

  • 情報セキュリティに関する高度な知識と実践的な技術を証明する資格
  • 上流工程に携わり、セキュリティ設計やリスク管理を中心に業務を行いたい人におすすめ

※ITSSレベルは「ITSSのキャリアフレームワークと認定試験・資格とのマップ Ver12.4(2025年3月7日現在)|スキル標準ユーザー協会」を参照しています。ITSSレベルが未設定の資格については、相当するレベルを記載しています。

※学習時間や推定合格率はあくまで目安です。個人差があるため、参考程度にご覧ください。

AWS認定ソリューションアーキテクト–プロフェッショナル

概要

AWS環境における大規模で複雑なシステムの設計・最適化に関する高度な知識と技術を証明する資格

種別

ベンダー資格(AWS認定)

ITSSレベル

レベル4

おもな試験内容

  • 複雑な組織に対応するソリューションの設計
  • 新しいソリューションのための設計
  • 既存のソリューションの継続的な改善
  • ワークロードの移行とモダナイゼーションの加速など

受験資格

特になし
(推奨:AWSサービスを利用したクラウドソリューションの設計および実装についての経験2年以上)

試験会場

Pearson VUE テストセンターまたはオンライン

受験形式/出題形式

PC上で解答する形式/択一選択もしくは複数選択

難易度

★★★★★

学習時間目安

100〜150 時間(AWS実務経験者の場合)

受験料

300USD(40,000円)

合格率

非公開
(推定30~50%)

おすすめの人

  • 幅広い業界で通用するクラウド設計スキルを身につけたい人
  • 上流工程を横断的にリードしたい人

公式サイト

AWS 認定ソリューションアーキテクト – プロフェッショナル|AWS

(※2025年8月時点)

「AWS認定ソリューションアーキテクト–プロフェッショナル(AWS Certified Solutions Architect – Professional)」は、AWS上での高度なシステム設計・運用スキルを証明する資格です。

AWS認定のなかでも上位資格にあたり、複雑でスケーラブルなアーキテクチャの設計・セキュリティやコスト最適化など、より高度で実践的な内容が問われます。

AWSに関する高度な知識を示すことができるため、クラウドアーキテクトとしてのキャリアを目指している方におすすめです。

学習のポイントとしては、AWSサービスの連携やトラブルシューティング能力、実践的な設計課題に対応する応用力を身につけることが重要です。

AWS Skill Builderや公式模擬試験を活用し、実際のシナリオを想定しながら反復学習を行いましょう。

Microsoft認定Azureソリューションアーキテクトエキスパート

概要

Azure環境におけるソリューション設計・実装・セキュリティ管理に関する高度な技術を証明する資格

種別

ベンダー資格(Microsoft認定)

ITSSレベル

レベル4

おもな試験内容

  • ID、ガバナンス、監視ソリューションの設計
  • データストレージソリューションの設計
  • ビジネス継続性ソリューションの設計
  • インフラストラクチャソリューションの設計など

受験資格

前提資格:Azure管理者アソシエイト

試験会場

テストセンターもしくはオンラインでの受験

受験形式/出題形式

PC上で解答する形式/非公開(選択肢形式、ドロップダウンリスト形式、クリック形式、ドラッグ&ドロップ形式などが含まれる可能性あり)

難易度

★★★★★

学習時間目安

80〜120時間(Azure実務経験者の場合)

受験料

20,300円

合格率

非公開
(推定50~60%)

おすすめの人

  • Microsoft製品を多く活用する企業でクラウドと既存システムの連携をリードしたい人
  • マルチクラウド環境の連携や最適化に関わりたい人

公式サイト

Microsoft認定Azureソリューションアーキテクトエキスパート|Microsoft Learn

(※2025年8月時点)

「Microsoft認定Azureソリューションアーキテクトエキスパート(Microsoft Azure Infrastructure Solutions)」は、Azure上での高度な設計・実装・管理スキルを証明する資格です。

Azureにおける最上位のアーキテクト資格であり、大規模なシステムの設計やビジネス要件に応じた最適なインフラ構成を提案・実装する能力が問われます。

資格取得者はDX推進の中核人材として評価されやすいため、クラウドアーキテクトやインフラ設計担当など上流工程に携わりたい方に適しています。

試験に合格するためには、ID管理・セキュリティ・ガバナンス・ネットワーク・ストレージなどの幅広い領域の設計に精通することが重要です。

Microsoft Learnのハンズオン学習に加え、Azureポータルを使った構築や設計検証を行い、着実にスキルを深めていきましょう。

Google Cloud認定プロフェッショナル クラウドアーキテクト

概要

GCPにおけるクラウドソリューションの設計・実装・管理に関する高度な知識と技術を証明する資格

種別

ベンダー資格(Google認定)

ITSSレベル

レベル4

おもな試験内容

  • クラウドソリューションアーキテクチャの設計と計画
  • クラウドソリューションインフラストラクチャの管理とプロビジョニング
  • セキュリティとコンプライアンスに対応した設計
  • 技術プロセスやビジネスプロセスの分析と最適化
  • クラウドアーキテクチャの実装の管理
  • ソリューションとオペレーションの信頼性の確保など

受験資格

特になし
(推奨:業界経験が3年以上※Google Cloudを使用したソリューションの設計と管理の経験1年以上を含む)

試験会場

オンラインまたはテストセンター

受験形式/出題形式

PC上で解答する形式/多肢選択(複数選択)式、ケーススタディ

難易度

★★★★☆

学習時間目安

70~100時間(GCP実務経験者の場合)

受験料

$200(税別)

合格率

非公開
(推定30~50%)

おすすめの人

  • GCPの先進技術(AI、ビッグデータ、サーバーレスなど)を活用したクラウド設計に携わりたい人
  • マルチクラウド環境やハイブリッドクラウドを活用した複雑なシステム設計に挑戦したい人

公式サイト

Professional Cloud Architect|Google Cloud

(※2025年8月時点)

「Google Cloud認定プロフェッショナル クラウドアーキテクト(Professional Cloud Architect)」は、GCP上での高度な設計・構築・運用管理スキルを証明する資格です。

GCP認定資格の中で最上位の資格のひとつであり、ビジネス要件を的確に捉えたクラウドソリューションの設計・提案・実装スキルが求められます。

GCPはビッグデータ・AI・機械学習などとの連携に優れているため、先進技術を活用した上流工程に携わりたい方におすすめです。

なお、試験では幅広いGCPサービスの設計・運用に関する知識と実践的な問題解決能力が問われます。

学習の際はCloud Skills Boostで実際に手を動かすことや、模擬試験を受けて出題の傾向を掴むことが大切です。

プロジェクトマネージャ試験

概要

システム開発のプロジェクトマネジメントに関する知識とスキルを証明する資格

種別

国家試験

ITSSレベル

レベル4相当

おもな試験内容

【午前】

  • 共通知識(テクノロジ・マネジメント・ストラテジから出題)
  • テクノロジ系(セキュリティ、システム開発技術等)
  • マネジメント系(プロジェクトマネジメント、サービスマネジメント等)
  • ストラテジ系(システム企画、法務等)

【午後】

  • プロジェクトの立ち上げ・計画
  • プロジェクトの実行・管理
  • プロジェクトの終結など

受験資格

特になし

試験会場

全国各地の試験会場※秋期(10月)の年1回実施

受験形式/出題形式

筆記方式(令和8年度以降はCBT方式に移行予定)/多肢選択式(四肢択一)、記述式、論述式

難易度

★★★★☆

学習時間目安

150~200時間(PL経験者の場合)

受験料

7,500円(税込)

合格率

13.9%(令和6年度秋期

おすすめの人

  • PMを目指すプロジェクトリーダー経験者
  • マネジメント能力をアピールしてキャリアアップ・転職したい人

公式サイト

プロジェクトマネージャ試験|情報処理推進機構

(※2025年8月時点)

「プロジェクトマネージャ試験(PM)」は、ITプロジェクトのマネジメント能力を証明する資格です。

高いマネジメント力を示せるため、マネジメントスキルを活かしてキャリアアップ転職したい方や、PMへの昇進を目指している方におすすめです。

試験では、プロジェクトマネジメントの知識や手法、リスク管理・品質管理・進捗管理など、実務に直結する能力が問われます。

そのため、知識の理解だけでなく、過去のプロジェクト経験で培った課題を解決する力や、論文を作成する力を磨くことが重要です。

また、論文やケース問題も多いため、時間配分を意識して答案作成の練習を行いましょう。

PMP(Project Management Professional)

概要

プロジェクトの計画立案から実行・監視・完了までのマネジメントスキルを証明する資格

種別

民間資格(ベンダー非依存)

ITSSレベル

レベル4

おもな試験内容

  • 人(コンフリクトの管理、チームのリード、チームパフォーマンスのサポート等)
  • プロセス(コミュニケーション管理、リスク評価、ステークホルダーの関与、予算の計画と管理等)
  • ビジネス環境(プロジェクトのコンプライアンス計画・管理、ベネフィットの評価と実現等)など

受験資格

一定の学歴と職歴の要件を満たす必要あり(参照:PMP®試験内容の概要

試験会場

全国各地の会場もしくはオンライン

受験形式/出題形式

PC上で解答する形式/四者択一方式がメインだが、複数選択式設問、マッチング式設問なども出題

難易度

★★★★★

学習時間目安

80~120時間(PL経験者の場合)

受験料

  • PMI会員:$405
  • 非会員:$655

合格率

非公開
(推定40~60%)

おすすめの人

  • PMや上流工程でのプロジェクト推進役を目指すPL経験者
  • チームマネジメントやステークホルダー調整のスキルを高めたい人

公式サイト

PMP®|一般社団法人 PMI日本支部

(※2025年8月時点)

「PMP(Project Management Professional)」は、プロジェクトの計画・実行・監視・完了までを体系的に管理する能力を証明する国際的な資格です。

受験には一定の学歴とマネジメント経験が必要なため、PL(プロジェクトリーダー)の経験がある方におすすめです。

プロジェクトのリスク管理・ステークホルダー調整・チームマネジメントの能力を示せるため、将来的にPMを目指している場合はぜひ取得を検討してみてください。

なお試験では、PMBOK(プロジェクトマネジメント知識体系ガイド)に基づく実践的な知識と問題解決能力が問われます。

公式教材・模擬試験が用意されているので、しっかり活用して問題傾向に慣れておくことがポイントです。

補足

PMPは汎用的なマネジメント資格であり、IT・金融・製造・医療などさまざまな業界で通用します。

そのため、業界の垣根を超えて活躍したい方にもおすすめです。

情報処理安全確保支援士試験

概要

情報セキュリティに関する高度な知識と実践的な技術を証明する資格

種別

国家資格

ITSSレベル

レベル4相当

おもな試験内容

【午前】

  • 共通知識(テクノロジ・マネジメント・ストラテジから出題)
  • テクノロジ系(ネットワーク、セキュリティ等)
  • マネジメント系(サービスマネジメント、システム監査等)

【午後】

  • 情報セキュリティマネジメントの推進又は支援
  • 情報システムの企画・設計・開発・運用におけるセキュリティ確保の推進又は支援
  • 情報及び情報システムの利用におけるセキュリティ対策の適用の推進又は支援
  • 情報セキュリティインシデント管理の推進又は支援など

受験資格

特になし

試験会場

全国各地の試験会場※春期(4月)、秋期(10月)の年2回実施

受験形式/出題形式

筆記方式(令和8年度以降はCBT方式に移行予定)/多肢選択式(四肢択一)、記述式

難易度

★★★★☆

学習時間目安

250〜350時間(インフラエンジニア経験者の場合)

受験料

7,500円(非課税)

合格率

19.0%(令和7年度春期

おすすめの人

  • 上流工程に携わり、セキュリティ設計やリスク管理を中心に業務を行いたい人
  • 組織の情報セキュリティ方針の策定や啓発活動に関わりたい人

公式サイト

情報処理安全確保支援士試験|情報処理推進機構

(※2025年8月時点)

「情報処理安全確保支援士試験(SC)」は、情報セキュリティ分野の高度な知識と実践的な対応能力を証明する国家資格です。

実務での脅威対応やインシデントマネジメント能力が重要視されるため、現場でのセキュリティ経験がある方に適しています。

サイバー攻撃や情報漏えいのリスクが増大するなかでセキュリティ対策をリードする人材は非常に需要があり、有資格者は特に評価されやすいです。

なお、試験問題はセキュリティ管理・リスク評価・対策技術・法令遵守など幅広い分野から出題されます。

学習の際は、最新のセキュリティ動向を把握しつつ、過去問演習で出題傾向を理解することが大切です。

IT資格のなかでも難易度が高いため、しっかり計画して学習時間を確保しておきましょう。

資格を取る順番は?インフラエンジニアの職種別資格取得ルート

IT関連の資格は多岐にわたるため、どの資格から取ればいいのか迷う方も多いと思います。

ここでは、インフラエンジニアの職種別に効率的な資格取得ルートを解説します。

※基本情報技術者試験はITの基礎知識を幅広くカバーしている資格です。

そのため、未経験者はどの職種に進む場合でも学習の初期段階で取得しておくことをおすすめします。

ネットワークエンジニア向け資格取得ルート

  1. 基本情報技術者試験
  2. CCNA
  3. ネットワークスペシャリスト試験
  4. CCNP

「基本情報技術者試験」に合格した後は、ネットワークの設計と運用に必要な知識をより深めるため、「CCNA」の取得を目指しましょう。

その後は、「ネットワークスペシャリスト試験」もしくは「CCNP」に挑戦するのがおすすめです。

順番はどちらが先でも問題ありませんが、理論重視で幅広い知識を証明したい場合は 「ネットワークスペシャリスト試験」から。

実務スキルやCisco機器の深いスキルを証明したい場合は 「CCNP」から取得を目指すとよいでしょう。

サーバーエンジニア向け資格取得ルート

  1. 基本情報技術者試験
  2. LinuC レベル1
  3. LinuC レベル2
  4. AWS・Azureなどのクラウド系資格

「基本情報技術者試験」に合格した後は、サーバーエンジニアの主要業務であるLinuxサーバーの構築・運用に必要なスキルを学ぶため、「LinuC」の取得に挑戦するのがおすすめです。

LinuCには複数のレベルがあるため、まずは「LinuC レベル1」で基礎を身につけ、次により実践的なスキルを習得できる「LinuC レベル2」に進みましょう。

Windowsサーバーを扱うことが多い場合は、マイクロソフトが提供する「Windows Serverハイブリッド管理者アソシエイト」の取得も検討してみてください。

その後は、近年需要が高まっているクラウド系資格(AWS、Azureなど)も取得すると業務の幅が広がります。

クラウドエンジニア向け資格取得ルート

AWSをメインにする場合

  1. 基本情報技術者試験
  2. AWS認定クラウドプラクティショナー
  3. AWS認定ソリューションアーキテクト–アソシエイト
  4. AWS認定ソリューションアーキテクト–プロフェッショナル

Azureをメインにする場合

  1. 基本情報技術者試験
  2. Microsoft認定Azureファンダメンタルズ
  3. Microsoft認定Azureアドミニストレーターアソシエイト
  4. Microsoft認定Azureソリューションアーキテクトアソシエイト
  5. Microsoft認定Azureソリューションアーキテクトエキスパート

「基本情報技術者試験」に合格した後は、主要クラウドサービスであるAWS、Azureのいずれかを軸にスキルアップしていくのが一般的な流れです。

各サービスには、基礎から運用管理、設計・構築、プロフェッショナルレベルまで、段階的にスキルを習得できる体系が整っています。

たとえば、AWSなら「クラウドプラクティショナー」から始めて「ソリューションアーキテクト」へ。

Azureでは「ファンダメンタルズ」から「アドミニストレーター」「ソリューションアーキテクト」へと段階的にステップアップします。

資格を順序立てて取得することでクラウドの基礎から応用まで体系的に習得でき、エンジニアとしての市場価値が高まります。

また、データ分析やAIに興味がある方は、AI・機械学習に強い「Google Cloud」のスキルを深めていくことも選択肢のひとつです。

補足

クラウドエンジニアは、ネットワークエンジニアやサーバーエンジニアの実務経験を積んでから目指すのが一般的です。

基本的なITスキルや運用スキルを身につけておくことで、クラウドに関する知識も理解しやすくなります。

そのため、クラウド系資格はITインフラの基礎を固めたうえで段階的に取得していくのがおすすめです。

セキュリティエンジニア向け資格取得ルート

  1. 基本情報技術者試験
  2. CompTIA Security+
  3. Certified Ethical Hacker (CEH)
  4. クラウド系セキュリティ資格(AWS・Azure・Google Cloudなど)
  5. 情報処理安全確保支援士試験

「基本情報技術者試験」に合格した後は、セキュリティの基礎知識を身につけるために「CompTIA Security+」の試験に挑戦しましょう。

次に「Certified Ethical Hacker (CEH)」を取得することで、攻撃手法や脆弱性診断に関する実践的なスキルを習得できます。

その後は「AWS認定セキュリティ-専門知識」や「Azureセキュリティエンジニアアソシエイト」などを取得し、クラウド環境でのスキルを強化することをおすすめします。

最終的に「情報処理安全確保支援士」の資格を取得することで、高度なセキュリティエンジニアとして活躍できるでしょう。

※本記事で詳細を紹介していない「CompTIA Security+」や「Certified Ethical Hacker (CEH)」については各公式サイトをご確認ください。

補足

セキュリティエンジニアは、ネットワークエンジニアなど他インフラ職種の実務経験を積んでから目指すのが一般的です。

そのため、まずは実務での経験を通じてセキュリティの課題や対策を理解することから始めましょう。

未経験からセキュリティエンジニアを目指す場合は、ITSSレベル3以上(中堅エンジニア相当:実務経験3〜5年程度)を目標に基礎からしっかりスキルアップすることをおすすめします。

データベースエンジニア向け資格取得ルート

  1. 基本情報技術者試験
  2. ORACLE MASTER Bronze DBA
  3. ORACLE MASTER Silver DBA
  4. ORACLE MASTER Gold DBA
  5. クラウド系資格(AWS・Azureなど)

「基本情報技術者試験」に合格した後は、データベースの基本的な運用スキルを身につけるため、「ORACLE MASTER Bronze DBA」の取得を目指しましょう。

次に「ORACLE MASTER Silver DBA」に挑戦することで、データベース管理やパフォーマンスチューニングの応用力が身につきます。

最後に「ORACLE MASTER Gold DBA」を取得することで、オンプレミス環境におけるOracleデータベースの高度なスキルを証明できます。

また、「Azureデータベース管理者アソシエイト」などクラウド系の資格も取得すると業務の幅を広げることが可能です。

補足

注意点として、データベース専門エンジニアの需要は限定的です。

インフラエンジニアとしての市場価値を高めるためには、ネットワーク・サーバー・クラウドなどの知識も広く身につけることをおすすめします。

※インフラエンジニアの種類について確認したい方は、「エンジニアの種類一覧」をご覧ください。

インフラエンジニアの資格取得におすすめの学習方法

スムーズに資格を取得するためには、効率的な学習方法を把握しておくことが重要です。

ここでは、おすすめの学習方法について解説します。

方法1.公式の学習リソースを活用する

ベンダー資格の多くでは、公式の教材や学習プラットフォームを提供しています。

たとえば、AWSは「AWS Skill Builder」、Azureは「Microsoft Learn」が公式の学習プラットフォームです。

公式の学習リソースは最新の技術動向や試験内容の変更にも対応しており、安心して学習を進められます。

そのため、ベンダー資格の取得を検討している場合は、まず公式の学習リソースで勉強することをおすすめします。

※基本情報技術者試験などの国家試験には学習プラットフォームがないため、学習サイトや過去問での学習がおすすめです。

方法2.学習サイトや資格講座で勉強する

効率よく学習を進めるためには、学習サイトや講座を活用することも有効です。

学習サイトや資格講座では知識を体系的に学べるうえ、専門講師の解説や実践的な演習問題が用意されていることも多いです。

試験範囲を網羅した専用カリキュラムを設けている講座もあるので、効率よく学習を進めたい方はぜひ活用してみてください。

おすすめのサービス

種類

特徴

Udemy

動画学習サイト

  • 世界中の人が作成した講座で学べる
  • 豊富な講座があり、IT資格対策講座も充実

スタディング

オンライン資格講座

  • 資格試験対策に特化したオンライン講座
  • 基本情報技術者試験、応用情報技術者試験、ネットワークスペシャリスト試験、データベーススペシャリスト試験などの講座あり

未経験者には「ウズウズカレッジ」もおすすめ

UZUZ COLLEGE(ウズウズカレッジ)

引用:ウズウズカレッジ

UZUZ COLLEGE(ウズウズカレッジ)」は、35歳までの方を対象とした就職支援型ITスクールです。

複数のコースがあり、インフラエンジニアを目指す方におすすめなのが、資格取得を目指せる「CCNAコース」と「LinuCコース」です。

ネットワークやサーバーの基礎を学びながら資格取得を目指せるため、未経験からでも着実にスキルを身につけることができます。

また、キャリア支援も充実しており、求人紹介・書類添削・面接対策など手厚いサポートを受けられます。

基礎学習・資格取得・転職活動を一貫してサポートしてくれるため、未経験からインフラエンジニアを目指す方はぜひチェックしてみてください。

UZUZ COLLEGE(ウズウズカレッジ)|基本情報
運営会社株式会社UZUZ COLLEGE
公式サイトhttps://uzuz-college.jp/
対応地域全国
料金・CCNAコース:132,000円(税込) ・LinuCコース:132,000円(税込) ・Javaコース:264,000円(税込) ・AWSコース:440,000円(税込)
受講形態オンライン
年齢制限35歳まで
学べるスキルネットワーク、サーバー(Linux)、Javaなど
受講期間・CCNAコース:16週間 ・LinuCコース:16週間 ・Javaコース:24週間 ・AWSコース:16週間

(最終更新日:2025年8月

UZUZ COLLEGE(ウズウズカレッジ)公式サイト

方法3.実務で学ぶ

すでにインフラエンジニアとして働いている場合は、実際の現場での経験が非常に役立ちます。

日々の業務を通じて機器の設定やトラブルシューティング、システム運用のスキルを磨くことで資格試験の理解も深まります。

特に中~上級の試験では実務に即した問題が多いため、現場経験があると応用力がつきやすく、合格率も高まりやすいでしょう。

理解を深めるためは、業務をただこなすだけでなく、「なぜその設定が必要なのか」「トラブルの原因は何か」を意識して考えることが大切です。

実務経験と結びつけて理解を深める習慣は、資格試験の応用問題を解くうえで非常に役立ちます。

方法4.過去問や模擬試験を活用する

試験対策を十分に行うためには、過去問や模擬試験を活用して本番に備えることが重要です。

本番と同じ形式で出題される問題に慣れることで、試験の出題傾向や解答するコツが掴めます。

得点を底上げするためには、過去問を繰り返し解いて自分の苦手分野を把握し、しっかり復習しましょう。

また、時間配分の感覚を掴むためには、本番と同じようにテストを受けられる模擬試験を活用するのがおすすめです。

公式サイトで過去問をダウンロードできたり、模擬試験を受けられたりする資格も多いので、ぜひチェックしてみてください。

方法5.オンラインコミュニティでの勉強会に参加する

一人きりの独学ではなかなかモチベーションが続かない方は、オンラインコミュニティの勉強会に参加してみるのもおすすめです。

最近では、X(旧Twitter)やDiscordなどに資格試験に特化したオンラインコミュニティが数多く存在しています。

これらのコミュニティでは勉強会やもくもく会(自主学習会)などが開催されており、仲間と一緒に学ぶことができます。

また、先輩エンジニアや合格者がアドバイスをくれることもあり、わからないところを質問できる場としても有効です。

モチベーションにつながる刺激が欲しい方や、一緒に学べる仲間がほしい方は、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。

インフラエンジニアの仕事や資格についてよくある質問

未経験からインフラエンジニアに転職するには?

未経験からインフラエンジニアになりたい場合は、以下のステップで転職活動を進めるのがおすすめです。

  1. ITの基礎知識を身につける
  2. 目指すインフラエンジニアの種類に応じて必要なスキルを身につける
  3. 資格取得を目指しつつ、転職活動を始める

まずは、ITの基礎を学べる「ITパスポート」や「基本情報技術者試験」の資格取得に挑戦するとよいでしょう。

その後、ネットワークエンジニアを目指す場合は「CCNA」、サーバーエンジニアを目指す場合は「LinuC レベル1」の取得を目指すのがおすすめです。

目指すエンジニア像が定まっていない場合や、何から始めればいいかわからない場合は転職エージェントに相談してみることも手段のひとつです。

ワークポート」は、未経験からのエンジニア転職を手厚く支援してくれるので、ぜひ気軽に相談してみてください。

また、その他のサービスもチェックしたい方は「インフラエンジニアにおすすめのIT転職エージェント比較」をご覧ください。

補足|20歳~35歳の方には「ウズウズカレッジ」もおすすすめ

UZUZ COLLEGE(ウズウズカレッジ)

引用:ウズウズカレッジ

UZUZ COLLEGE(ウズウズカレッジ)」は、35歳までの方を対象とした就職支援型ITスクールです。

インフラ系の資格取得を目指せる「CCNAコース」と「LinuCコース」があり、学習から転職活動までを一貫してサポートしてくれます。

独学での学習が難しいと感じる方や、求人紹介・選考対策をサポートしてもらいたい方はぜひチェックしてみてください。

UZUZ COLLEGE(ウズウズカレッジ)公式サイト

資格を取得すると年収や役職は上がる?

資格取得が必ず年収アップや昇進に関わるとは限りませんが、取得することで企業からの評価が上がり、プラスに働く可能性は高いです。

資格手当を設けている企業であれば、レベルに応じて月数千円から2万円程度の手当が支給されるケースが多いです。

また、上級資格を取得している場合はその分野のエキスパートと認識され、リーダーやマネジメント職へ昇進しやすくなる場合もあります。

資格で必ずしもキャリアアップが実現するとは限りませんが、マイナスに働くことはないため、資格取得に興味がある方はぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

資格を取得することで転職が有利になる?

資格取得は、未経験転職でもキャリアアップ転職でも有利に働くことが多いです。

未経験転職の場合は、資格が勉強や仕事への熱意として評価され、ポテンシャル採用につながる可能性があります。

またキャリアアップ転職の場合は、資格が専門知識の証明となり、採用につながる可能性があります。

ただし、IT業界では資格よりも実務経験が重視されるケースが多いです。

そのため、資格を示すだけでなく、インフラの構築・運用・保守など実務に即した経験をアピールすることが重要です。

未経験者の場合は、インターンや個人での環境構築演習などで得た経験をアピールしましょう。

有効期限があり更新が必要な資格はある?

IT資格のなかには、有効期限があり更新が必要なものもあります。

以下に更新が必要な資格の一例をまとめました。

※リンクをクリックすると各資格の参照ページにジャンプします。

資格名

有効期間

CCNACCNP

3年間

AWS認定資格(全種)

3年間

Microsoft認定Azure資格(アソシエイト・エキスパート・専門分野)

1年間

Google Cloud 認定資格

  • プロフェッショナル認定資格:2 年間
  • Cloud Digital Leader、Associate Cloud Engineer 認定資格:3年間

PMP

3年間

(※2025年8月時点)

更新の方法はそれぞれ異なるので、詳しくは各資格の公式サイトをご覧ください。

注目されているインフラ系の資格は?

近年は企業のIT化・DX化が加速していることから、クラウドの資格が注目されています。

特にシェア率が高い「AWS」の認定資格は実務で役立つスキルを体系的に証明できるため、人気があります。

AWSの認定資格は初心者向けから上級者向けまでさまざまなレベルが用意されているので、段階的にステップアップできます。

資格について詳細を確認したい方は「AWS認定|AWS」をご覧ください。

まとめ

未経験からインフラエンジニアを目指す場合や、キャリアアップを狙う際に資格を取得するのは有効な手段です。

以下に本記事で紹介した資格をまとめたので、ぜひ自分に合う資格を探してみてください。

※資格名をクリックすると、詳細にジャンプします。

項目未経験者経験者上流工程
IT全般
ネットワーク
サーバー
クラウド
セキュリティ
データベース
マネジメント

また、資格取得を目指す際は「学習サイト」「資格講座」「ITスクール」などを活用すると、より効果的に学習を進められます。

以下におすすめのサービスをまとめたので、ぜひチェックしてみてください。

おすすめのサービス

種類

特徴

Udemy

動画学習サイト

  • 世界中の人が作成した講座で学べる
  • 豊富な講座があり、IT資格対策講座も充実

スタディング

オンライン資格講座

  • 資格試験対策に特化したオンライン講座
  • 基本情報技術者試験、応用情報技術者試験、ネットワークスペシャリスト試験、データベーススペシャリスト試験などの講座あり

ウズウズカレッジ

ITスクール

  • 35歳までを対象をした就職支援型ITスクール
  • CCNA、LinuCの取得を目指せる
  • 求人紹介・選考対策など転職活動も手厚くサポートしてくれる

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