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フリーランスプログラマーとは?独立する方法やおすすめのプログラミング言語を紹介

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『Qiita Job Change』は、複数の企業と提携しており、当サイトを経由して商品・サービスへの申込みがあった場合、各企業から報酬を受け取ることがあります。ただし、当サイトで紹介する商品・サービスは、『Qiita Job Change』が独自の基準で評価し掲載しております。 また当サイトで得た収益は、サイトを訪れる皆様により役立つコンテンツを提供するために、情報の品質向上・ランキング精度の向上等に還元しております。

自由な働き方に魅力を感じ、「フリーランスプログラマーになりたい」と考える人は多いです。

ただ、フリーランスプログラマーの働き方を具体的にイメージできない人も多いと思います。

そこでこの記事では、フリーランスの働き方やメリット・デメリットを詳しく紹介したうえで、実際に独立するステップを解説します。

この記事の要点

  • フリーランスPGは個人で仕事を受注するプログラマー
  • フリーランスプログラマーの平均年収は600万円程度
  • フリーランスは自由度が高いが、収入が不安定になるリスクがある
  • 会社員からフリーランスに転向する場合はフリーランスエージェントに登録するのがおすすめ

案件獲得の方法や需要が高いプログラミング言語も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

フリーランスプログラマーとは?仕事内容や年収を確認

まずは、フリーランスプログラマーの働き方について確認しましょう。

フリーランスPGは個人で仕事を受注するプログラマー

フリーランスプログラマーとは、個人で仕事を受注して働くプログラマーのことを指します。

フリーランスの働き方は、大きく「専業(独立系)フリーランス」と「副業フリーランス」に分けられます。

専業(独立系)フリーランス

  • フリーランスの収入のみで生計を立てている
  • 企業には所属していない

副業フリーランス

  • 本業の傍らでフリーランスとして働いている
  • 本業は企業に所属している場合が多い

会社員を辞めてフリーランスの収入1本で生計を立てる場合は、専業フリーランス。

会社員を続けながら副業でフリーランスの仕事を受注する場合は、副業フリーランスとなります。

専業フリーランスPGになるには最低2年以上の実務経験が必要

月40万円以上など高単価案件の多くは、2年~3年以上の実務経験が求められます。

<フリーランスPGの案件例>

フリーランスプログラマー向け案件例 レバテックフリーランス

(引用:レバテックフリーランス|2024年11月時点

フリーランスプログラマー1本で生計を立てたいのであれば、最低2年、できれば3年以上の実務経験を積んでから転向するのがよいでしょう。

経験が2年に満たない場合は、現職や副業で経験を積んでから専業フリーランスへの転向を考えることをおすすめします。

フリーランスプログラマーの仕事内容は多岐にわたる

フリーランスプログラマーは、さまざまな業務に対応します。

具体的な仕事は以下のとおりです。

プログラムの実装・コーディング

仕様書に基づく機能やロジックのプログラミング

システムの保守・バグ修正

既存システムのコードレビュー、エラー対応、リファクタリングを通じたシステムの安定化

コードの最適化

処理速度やメモリ効率の改善、リファクタリングによるシステムパフォーマンス向上

Web開発

フロントエンド(UI/UX)やバックエンド(API・データ処理)など、Webシステムの実装

モバイルアプリ開発

iOSやAndroid向けアプリの実装

自動化スクリプト・ツール開発

業務効率化のための自動化ツールやスクリプトの作成

初めて案件を受ける際は、本業で経験のある分野や簡単なバグ修正など、無理のない案件から始めるのがおすすめです。

フリーランスプログラマーの平均年収は600万円程度

会社員プログラマーと比較すると、フリーランスプログラマーのほうが平均年収が高いといえます。

ただし、フリーランスの年収は受注する案件の数や単価によって大きく変わるため、個人差が非常に大きいです。

案件を獲得できなければ、会社員時代より年収が下がってしまうリスクがあることを理解しておきましょう。

注意:フリーランスの保険負担

会社員の場合は企業が保険料の一部を負担してくれますが、フリーランスになると国民健康保険料や国民年金保険料を自分で全額負担する必要があります。

社会保険などのサポートを受けられないため、負担が大きくなる点に注意が必要です。

フリーランスプログラマーのメリット・デメリット

フリーランスプログラマーの働き方には、メリット・デメリットがあります。

メリット

  • 働く時間や場所を自由に選べる
  • 受注する仕事を自分で選べる

デメリット

  • 案件を獲得できなければ収入が不安定になる
  • 社会保障が不足している
  • 帳簿付けや確定申告を行う必要がある

ここからは、メリット・デメリットをそれぞれ詳しく解説するので、「フリーランスのリスクを許容できるかどうか」考えてみてください。

フリーランスプログラマーのメリット

メリット1.働く時間や場所を自由に選べる

フリーランスプログラマーは働き方の自由度が高く、稼働する時間や働く場所を自分で自由に決められます。

ライフスタイルに合わせて稼働する時間を調整できるため、趣味や家族との時間を大切にできるでしょう。

また、自宅やお気に入りのカフェなど自分の好きなところで作業することも可能です。

柔軟性が高く、ワークライフバランスを整えやすい点はフリーランスプログラマーの大きなメリットです。

メリット2.受注する仕事を自分で選べる

フリーランスプログラマーは働く案件を自由に選べるため、得意分野や興味のある仕事に集中できます。

やりがいを感じる案件だけを厳選して受注することもできるため、モチベーションを維持しやすいでしょう。

たとえば「得意分野の仕事に集中して高単価を狙う」「最新技術を扱うプロジェクトに参加してスキルの幅を広げる」など、自分の志向性に合わせた選択が可能です。

自分の価値観や目標に合った案件を選ぶことで、充実したキャリアを築けるでしょう。

フリーランスプログラマーのデメリット

デメリット1.案件を獲得できなければ収入が不安定になる

フリーランスプログラマーは案件を受注することができなければ報酬を得られないため、収入が不安定になりやすいです。

特に実績や人脈が少ない初期の段階では案件の獲得が難しく、安定して仕事を確保できないことも多いです。

そのため「前月と比較して収入が半分以下になってしまう」など、月収が大きく変動するケースも少なくありません。

安定した収入がないと社会的信用が得られず、ローンやクレジットカード、賃貸住宅などの審査に通りづらくなる場合もあります。

収入の不安定さは生活に支障をきたすだけでなく、精神的なストレスにつながることも多いため注意が必要です。

案件を継続的に獲得するポイント

案件を継続して受注するためには、「レバテックフリーランス」などフリーランスエージェントに登録して案件紹介を受けるのがおすすめです。

フリーランスエージェントの多くでは、参画中のプロジェクトが終了するタイミングにあわせて次の案件を紹介してくれます。

記事後半では、おすすめのサービスを紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

デメリット2.社会保障が不足している

フリーランスプログラマーは会社員とは異なり、雇用保険に加入することができません。

案件が途切れても失業保険(失業手当)を受給することができないため、ケガや病気で仕事が受注できなくなった場合のリスクが非常に大きいです。

また、会社員のような社会保険にも加入できず、国民健康保険と国民年金に加入して保険料を支払う必要があります。

会社員であれば企業が健康保険料と厚生年金保険料を折半してくれますが、フリーランスの場合は全額自分で支払う必要があり、金銭的な負担が大きくなります。

会社員と比較すると社会保障が不足しているため、失業時や保険料負担に備えるための自己管理が重要です。

デメリット3.帳簿付けや確定申告を行う必要がある

フリーランスプログラマーとして働く際は、収入や経費を自分で管理して確定申告を行う必要があります。

原則として年間の所得が48万円を超えると確定申告を行う必要があり、手続きを怠ると延滞税や無申告加算税が課されるリスクがあります。(参照元:確定申告|国税庁

帳簿付けや確定申告は慣れないと複雑に感じやすく、特に初年度は負担が大きくなりがちです。

負担を軽減したい場合は、税理士に依頼して税務を代行してもらうことも検討しましょう。

【関連記事】フリーランスエンジニアはやめとけといわれる理由10選!リアルな現実を解説

フリーランスプログラマーの向き・不向き

フリーランスプログラマーの働き方には向き・不向きがあります。

後悔を防ぐためには、独立前に「自分に適性があるかどうか」をしっかり確認しましょう。

フリーランスプログラマーに向いている人

  • 自己管理能力が高い
  • 安定性より自由度を重視したい
  • コミュニケーション能力がある
  • 柔軟性が高い
  • スキルを高めていく意欲がある
  • 最低2年以上の実務経験がある

フリーランスプログラマーとして安定して働くためには、自己管理能力が必須です。

案件の受注・納期管理・スケジュール調整などをすべて自分で行う必要があるため、優先順位をつけて適切にタスクをこなす能力が求められます。

また、仕事とプライベートの区切りがつけにくいため、自分でワークライフバランスを管理する力も必要となるでしょう。

セルフマネジメントが得意な人や、仕事のオン・オフの切り替えが得意な人はフリーランスプログラマーに向いているといえます。

フリーランスプログラマーに向いていない人

  • 雇用や収入の安定性を重視する
  • タスク管理やスケジュール管理が苦手
  • 自主的に勉強するのが苦手
  • 環境の変化に弱い
  • コミュニケーションに苦手意識がある

フリーランスプログラマーの働き方は収入が不安定なため、会社員のような安定性を求める人には不向きです。

また、案件を獲得し続けるには、トレンドを追ってクライアントのニーズに対応することが重要です。

そのため、成長し続ける意欲がない人や、変化に柔軟に対応できない人もフリーランスには向いていないでしょう。

もし当てはまる項目が多い場合は、会社員を続けることも検討してみてください。

現職に不満がある場合は、フリーランスに転向するのではなく別の会社に転職することも手段のひとつです。

【関連記事】エンジニアに向いてない人の特徴とは?悩みの原因と対処法も解説

補足|フリーランス転向を迷った場合はエージェントに相談してみよう

自分がフリーランスプログラマーに向いているのかわからない場合は、「レバテックフリーランス」などのフリーランスエージェントに相談してみるのがおすすめです。

フリーランスエージェントでは独立を考えている人の相談も受け付けており、以下のような疑問に答えてくれます。
  • 今のスキルで案件を獲得できるのか
  • 具体的にどのような案件を紹介してもらえるのか
  • どのくらいの単価が見込めるのか

相談だけの利用もOKなので、フリーランスの働き方に興味がある人はぜひ気軽に登録してみてください。

レバテックフリーランス公式サイト

会社員からフリーランスプログラマーとして独立するステップ

会社員からフリーランスプログラマーになる際は、以下のステップで独立のアクションを起こしましょう。

未経験からフリーランスプログラマーになる方法については、「未経験からフリーランスプログラマーになるステップ」をご覧ください。

ステップ1.活動分野を決めてポートフォリオを作成する

フリーランスプログラマーとして独立する際は、活動分野を決めてポートフォリオを作ることから始めましょう。

まずは自分が持っているプログラミングスキルを整理し、どのような分野で活動するのか明確にしてください。

そのうえで、活動したい分野や業務に関連するオリジナルの成果物を制作し、ポートフォリオに掲載しましょう。

業務

ポートフォリオの例

Web開発

  • ポートフォリオサイト(ホームページ)
  • ブログサイト
  • ECサイトなど

モバイルアプリ開発

  • 天気予報アプリ
  • ゲームアプリ
  • チャットアプリなど

自動化スクリプト・ツール開発

  • ウェブスクレイピングツール
  • データ処理のバッチスクリプトなど

ポートフォリオの記載内容

ポートフォリオの作り方にルールはありませんが、以下のような要素で構成されることが多いです。

  • 自己紹介

  • 経歴(学歴・職歴)

  • プロジェクトの参画経験や実績

  • プログラミング言語などのスキルセット

  • 技術認定試験の資格

  • コンテストでの受賞歴

  • 作品(ホームページ・アプリなどの成果物) ┗​作品に関する説明(使用言語・工夫した点)

  • 連絡先など プログラマー経験者の場合は、経歴や実績をしっかりと記載することが大切です。

ステップ2.開業届の提出など独立の準備をする

ポートフォリオを作成した後は、独立に向けて事務的な準備を進めましょう。

具体的には、以下のような手続きが必要です。

個人事業の開業・廃業等届出書(開業届)の提出

  • 事業開始日から原則1ヶ月以内に所轄の税務署へ提出する
  • 参考ページ:個人事業の開業届出・廃業届出等手続|国税庁

青色申告承認申請書の提出

  • 青色申告をする年の3月15日までに所轄の税務署へ提出する(その年の1月16日以後に開業した場合は、開業してから2ヶ月以内)
  • 参考サイト:所得税の青色申告承認申請手続|国税庁

インボイス制度登録の検討

  • 消費税を納める場合、登録番号を取得しインボイスを発行する必要がある
  • 参考サイト:インボイス制度について|国税庁

国民健康保険・国民年金への切り替え

  • 現職を退職した後、管轄の市区町村の役所にて手続きを行う
  • 参考サイト:各市町村の公式サイト

必要に応じて会計ソフトや作業用PCの購入なども検討しましょう。

なお、準備の進め方に不安がある場合は、次に紹介するフリーランスエージェントに相談してアドバイスを受けるのもおすすめです。

ステップ3.フリーランスエージェントに登録して案件を紹介してもらう

独立の準備が整った後は、フリーランスエージェントに登録しましょう。

フリーランスエージェントは、フリーランスに対して案件の紹介や契約のサポートを提供するサービスです。

フリーランスエージェントのおもなサポート内容

  • 継続的な案件紹介
  • クライアントとの面談調整
  • 条件交渉のサポート
  • 契約手続きのサポート
  • 参画中のフォロー(トラブル対応など)

フリーランスエージェントを利用すれば営業の負担を軽減できるだけでなく、案件が途切れるリスクも減らせます。

安定して稼ぎやすくなるため、初めてフリーランスプログラマーとして活動する際は登録しておくと安心です。

また、独立にあたって必要な手続きについてもアドバイスしてくれるため、独立の準備を行う前にフリーランスエージェントに登録するのもおすすめです。

ここからは、フリーランスプログラマーに手厚いサポートを提供している3社を紹介するので、ぜひ活用してみてください。

サービス名

特徴

レバテックフリーランス

  • 業界トップクラスの案件数
  • スカウト機能もあり

ITプロパートナーズ

  • 週2日から働ける案件もあり
  • リモート・稼働時間自由の案件多数

Midworks

  • 報酬が途切れた際に報酬保障を受けられる(※要審査)
  • フリーランス向けの福利厚生が手厚い
その他のエージェントを一覧で比較したい人は「フリーランスエージェントおすすめ比較!エンジニアや未経験者向けも紹介」もご覧ください。

レバテックフリーランス|業界トップクラスの案件数

レバテックフリーランス

レバテックフリーランス」は、エンジニア向けの転職サービス等を手掛ける「レバテック株式会社」が運営するフリーランスエージェントです。

業界トップクラスの案件数を保有しており、2024年11月時点の公開案件数は約89,000件にのぼります。

他社と比較しても圧倒的な数を誇っているため、「とりあえず1社だけ登録してみたい」という場合は最優先で登録しておきましょう。

また、フリーランスエージェントではめずらしいスカウト機能が備わっていることも魅力のひとつです。

希望単価と経験を入力するだけでスカウトを受けられるため、案件受注の可能性を広げられるでしょう。

公式サイトでは検索機能を使って実際の案件をチェックできるので、どのような案件があるのか気になる人は、ぜひ確認してみてください。

レバテックフリーランス|基本情報
運営会社レバテック株式会社
公開求人数約89,400件
非公開求人数非公開
対応地域九州+近畿+関東+東海(愛知県のみ)
料金無料
中間マージン非公開
支払サイト月末締め翌月15日払い
福利厚生レバテックケア(税務関連・ヘルスケア・スキルアップ・生活支援など)

(最終更新日:2024年11月)

レバテックフリーランス公式サイト 口コミや評判はこちら

ITプロパートナーズ|週2日から働ける案件もあり

ITプロパートナーズ

ITプロパートナーズ」は、週2日から働ける案件を保有するフリーランスエージェントです。

週2日~3日でもしっかり稼げる高単価の案件が多いため、プライベートの時間を重視したい人に適しています。

また、「リモート」「稼働時間自由」など働き方の自由度が高い案件が充実している点も魅力です。

柔軟性に富んだ案件が豊富なので、初めてフリーランスプログラマーとして活動する場合も無理なく自分のペースで働きやすいでしょう。

情報収集段階での相談もOKなので、ぜひ気軽に登録してみてください。

ITプロパートナーズ|基本情報
運営会社株式会社Hajimari
公開求人数約5,500件
非公開求人数非公開
対応地域全国
料金無料
中間マージン非公開
支払サイト20日サイト
福利厚生なし(※ITプロトータルサポートは現在提供していません)

(最終更新日:2024年11月)

ITプロパートナーズ公式サイト 口コミや評判はこちら

Midworks|報酬保障を受けられる

Midworks

Midworks」は、フリーランス向けの福利厚生が手厚いエージェントです。

大きな特徴として、収入が不安定になりがちなフリーランスをフォローする「報酬保障」を設けていることが挙げられます。

審査を通過して諸条件を満たすと、仕事が途切れた際に契約単価の60%を保障してもらえるため、万が一のリスクに備えられるでしょう。

そのほか、月額3万円のパッケージプランに申し込むと、以下のような充実した福利厚生を受けることが可能です。

  • 交通費を年36万円まで支給(※月3万円まで)
  • 書籍、勉強会費用を月1万円まで支給
  • 経理支援クラウドシステムの利用料負担
  • フリーランス協会への無料入会
  • 生命保険半額負担
  • スポーツクラブ、宿泊施設の割引など

    (参照元:Midworks|2024年10月時点

保障サービスが充実しているため、サポート重視でエージェントを選びたい人はぜひ利用してみてください。

Midworks|基本情報
運営会社株式会社 Branding Engineer
公開求人数約10,600件
非公開求人数非公開
対応地域全国
料金無料
中間マージン非公開
支払サイト20日サイト
福利厚生経理支援、保険補助、リロクラブ(育児介護支援・くらし支援など)

(最終更新日:2024年11月)

Midworks公式サイト 口コミや評判はこちら

ステップ4.案件に参画する

希望の条件に合う案件が見つかった場合は、プロジェクトに参画します。

フリーランスエージェントを利用する場合、クライアントとのやりとりや契約手続きもフォローしてもらえます。

万が一、参画中にトラブルがあった場合もエージェントが間に立って問題解決をサポートしてくれるため安心です。

また、エージェントは継続して案件を紹介してくれますが、よりしっかりとリスクに備えるためには2社以上のサービスに登録しておくのがおすすめです。

2社以上に登録しておけば、1社で案件の紹介が途切れた際のリスクに備えられます。

エージェントは複数登録しても問題ないので、「レバテックフリーランス」+「ITプロパートナーズ」+「Midworks」など複数社を併用しましょう。

未経験からフリーランスプログラマーになるステップ

実務経験がない未経験者がいきなり専業フリーランスプログラマーとして活動するのは、あまり現実的ではありません。

そのため、未経験からフリーランスに挑戦する場合は、まず副業フリーランスとして活動して実績を積むことをおすすめします。

ここでは、副業フリーランスプログラマーになるためのステップを詳しく解説します。

未経験からフリーランスプログラマーになるステップ

  1. 基礎スキルを習得する
  2. 学んだ知識を活かしてポートフォリオを作成する
  3. 初心者向けの案件からスタートする

ステップ1.基礎スキルを習得する

未経験から副業フリーランスプログラマーを目指す際は、まず基礎的なスキルを身につけましょう。

ITの基礎知識に関しては、「ITパスポート」や「基本情報技術者試験」などの資格取得を目指しながら学ぶと効率的です。

資格名

概要

ITパスポート

ITを利用するすべての社会人が備えておくべきITに関する基礎的な知識を持っていることを証明できる

基本情報技術者試験

システムやサービスの開発・運用に関する基礎的な知識を持っていることを証明できる

また、プログラミング言語については、コードが比較的シンプルで初心者でも習得しやすい「JavaScript」や「Python」などを習得するのがおすすめです。

言語

よく使用される業務

JavaScript+HTML/CSS

  • Webページコーディング
  • Webサイトの修正・更新
  • ホームページ制作など

Python

  • データ収集(スクレイピング)
  • 自動化
  • データ分析
  • AI開発など

PHP

  • Webアプリケーション開発
  • WordPressのテーマ・プラグイン開発など

「JavaScript」や「Python」はどちらもフリーランス案件で需要が高いため、習得することで案件獲得のチャンスが広がります。

またPHPは、人気のCMS「WordPress」とセットで学ぶと、Webサイトの修正や更新作業を受注しやすくなります。

JavaScriptを学ぶ際のポイント

JavaScriptを学ぶ場合は、事前にHTML/CSS(マークアップ言語/スタイルシート言語)を習得するのがおすすめです。

まずは、ウェブページの構造を理解し、HTML/CSSで静的なページを作成することを目標としましょう。

その後、JavaScriptで動的な要素を追加するスキルを身につけていくと、効率よく学習を進められます。

効率よく学びたいなら「テックアカデミー」の受講がおすすめ

プログラミングを効率よく学びたい人には、プログラミングスクール「テックアカデミー」の受講もおすすめです。

テックアカデミー

テックアカデミー」は、現役エンジニア講師が学習をサポートしてくれるプログラミングスクールです。

毎日15時~23時までの間、講師が受講生の質問に対して数分以内に回答してくれる「チャットサポート」を設けているため、独学にありがちな挫折を防ぎやすいです。

また、幅広いコースを提供しており「フロントエンド(JavaScript)」「Python」など自分の学びたい言語を選択できます。

なお、副業フリーランスプログラマーとして活動したい場合に特におすすめなのが、Web制作に必要なスキルを学べる「はじめての副業コース」です。

はじめての副業コースでは、カリキュラムを修了して実力判定テストに合格すれば、必ず5万円分の副業案件を紹介してもらうことが可能です。(※2024年11月時点)

未経験者・初心者がプログラミングの副業を始めるのに適したコースなので、ぜひチェックしてみてください。

テックアカデミー(TechAcademy)|基本情報
運営会社キラメックス株式会社
受講形態オンライン
年齢制限なし※Webエンジニア転職保証コースは20歳以上34歳以下の方が対象
対応地域全国
※Webエンジニア転職保証コースは東京での勤務が可能な人が対象
受講料149,600円~
学べるスキルHTML/CSS、PHP、Java、JavaScript、Swift、Kotlin、C#、Pythonなど
受講期間4週間~24週間

(最終更新日:2024年11月)

テックアカデミー公式サイト

ステップ2.学んだ知識を活かしてポートフォリオを作成する

基礎知識を身につけた後は、ポートフォリオを作成しましょう。

ポートフォリオは成果物をまとめた作品集であり、実績がない未経験者にとってはクライアントに実力を示すための重要な材料です。

ポートフォリオに掲載する成果物は、これまでに学んだ知識を活かして制作しましょう。

言語

ポートフォリオの例

JavaScript

  • ポートフォリオサイト(ホームページ)
  • ブログサイトなど

Python

  • スクレイピングツール
  • 簡単な計算機アプリ
  • テキストファイル処理ツールなど

PHP

  • ブログシステム
  • 掲示板システム
  • ToDoリスト管理アプリなど

また、ポートフォリオは「自分がどういったツールを使えるのか」がわかるようにすることもポイントです。

JavaScriptであれば、フレームワーク(React、Vue.jsなど)を活用したり、レスポンシブデザインを実装したりするなど工夫をしましょう。

ポートフォリオの記載内容

ポートフォリオの作り方にルールはありませんが、以下のような要素で構成されることが多いです。

  • 自己紹介

  • 経歴(学歴・職歴)

  • プログラミング学習の進捗と今後の学習計画

  • プログラミング言語などのスキルセット

  • 参加したオンラインコース

  • 取得した資格

  • 作品(ホームページ・アプリなどの成果物) ┗​作品に関する説明(使用言語・工夫した点)

  • 連絡先など プログラマー未経験者の場合は、これまで学んできた内容をしっかりと記載することが大切です。

ステップ3.初心者向けの案件からスタートする

ポートフォリオを作成した後は、案件の獲得を目指します。

未経験者がいきなり大規模な案件を受注するのは難しいため、まずは初心者でも挑戦しやすい小規模な案件からスタートするのがポイントです。

以下のような作業ボリュームが少ない単発案件や、シンプルな作業であれば、未経験者・初心者でも無理なく業務を遂行できるでしょう。

フリーランスプログラマー向け案件例 クラウドワークス

(引用:クラウドワークス|2024年11月時点

クラウドソーシングサイト「クラウドワークス」には、シンプルなコーディングやWebサイト修正など比較的難易度の低い案件も多く掲載されているので、ぜひチェックしてみてください。

フリーランスプログラマー市場の現状と注目のプログラミング言語

フリーランスプログラマーとして活動するならば、IT業界のトレンドをチェックしておきましょう。

ここでは、以下3つの項目に分けてフリーランスプログラマー市場の現状を解説します。

高需要のプログラミング言語|「Java」「JavaScript」など

人材紹介を行う「レバテック」の調査によると、フリーランス案件で需要が高いプログラミング言語は「Java」「JavaScript」「Python」などです。

プログラミング言語別 フリーランス案件数 レバテック

(引用:レバテックキャリア|2023年12月1日~2023年12月31日調査

特にJavaの案件は群を抜いて数が多く、需要が高いことがうかがえます。

Javaは汎用性が高いことから、業務システム・Webアプリ・デスクトップアプリ・Androidスマホアプリなど幅広い開発で使用されています。

オブジェクト指向の言語であるため、やや難易度が高いですが、習得する価値のあるスキルです。

また、近年ではAIやデータ分析など幅広い分野で活用されているPythonのニーズも高まっています。

実際に、プログラミング言語の人気度を示す指標である「TIOBE Index」のランキングでも、Pythonが第1位となっています。(参照元:TIOBE Index|2024年11月時点

フリーランスプログラマー転向にあたって新たな言語の習得を検討している場合は、JavaやPythonの習得を検討してみてはいかがでしょうか。

未経験者におすすめの言語

Javaが難しいと感じる場合は、構文が比較的シンプルな「JavaScript」や「Python」の習得を目指すのがおすすめです。

  • JavaScript:おもにWeb開発で使用されている言語
  • Python:自動化・機械学習・ディープラーニングなど幅広い開発で使用されている言語

単価が高いプログラミング言語|「Go」「Ruby」など

「レバテック」の調査によると、フリーランス案件で単価が高いプログラミング言語は「Go」「Ruby」「Swift」などです。

プログラミング言語別 平均月単価 レバテック

(引用:レバテックフリーランス|2021年10月~2022年10月調査

Goは高速処理が可能なプログラミング言語で、パフォーマンスが求められる大規模なシステム開発で多く使用されています。

比較的新しいプログラミング言語であり、学習して使いこなすには一定の専門知識と経験が求められます。

そのため、Goを使えるエンジニアはまだ数が少なく、単価が高くなりやすいです。

高単価の案件を狙いたい場合は、希少性の高い言語を習得することも手段のひとつです。

案件数や平均単価の傾向

「レバテック」の調査によると、ITフリーランスの案件発生数は右肩上がりで推移しています。

ITフリーランス案件発生数の推移 レバテック

(引用:レバテック

同調査によると2024年6月には前年同月比146%で過去最高となっており、プログラマーを含むITフリーランスの需要が高いことがわかります。

また、フリーランスエンジニアの単価は上下しながら推移しています。

エンジニアの職種別単価推移 レバテック

(引用:レバテックフリーランス

上記にプログラマーの情報は含まれていませんが、単価が変動しやすいのはプログラマーも同様です。

IT業界は需要の変動が大きいため、トレンドを追い、ニーズに柔軟に対応していくことが求められます。

フリーランスプログラマーについてよくある疑問

「フリーランスプログラマーはやめとけ」といわれる理由は?

「フリーランスプログラマーはやめとけ」といわれるのは、収入が不安定なためです。

フリーランスは案件を獲得できなければ収入がゼロになってしまうリスクがあります。

会社員とは異なり、仕事がなくなった際に失業保険(失業手当)を受給することもできないため、「やめとけ」といわれることも少なくありません。

安定性を重視するのであれば、フリーランスへの転向は慎重に検討する必要があります。

「収入が途切れた際にどう対処するか」「万が一に備えられる貯蓄があるか」などを、しっかりと考えておきましょう。

リスクを許容できないのであれば、フリーランスへの転向はおすすめしません。

独学でフリーランスプログラマーになれる?

独学でフリーランスプログラマーになることは可能ですが、未経験からいきなり専業フリーランスになるのは難しいです。

独学で学んだ未経験者が受注できる案件は限られているため、いきなりフリーランス1本で生計を立てるのは現実的ではありません。

専業フリーランスを目指すのであれば、まず副業フリーランスとして実績を積むことをおすすめします。

実績を積み、副業で高単価の案件を継続して獲得できるようになってから専業フリーランスへの転向を考えるとよいでしょう。

【関連記事】エンジニアの副業におすすめのサービス!土日・週1案件の探し方も解説

【関連記事】プログラミング副業で月5万円稼ぐことは可能?未経験者におすすめの案件も紹介

フリーランスプログラマーによくある失敗は?

  • 仕事を詰め込みすぎてしまう
  • 営業がうまくいかない
  • 契約内容の確認不足で不利な契約をしてしまう
  • 勉強不足でスキルが陳腐化してしまう

駆け出しのフリーランスプログラマーに特に多い失敗が、仕事を詰め込みすぎてしまうことです。

「案件をたくさんこなして実績をつくりたい」という気持ちから無理をし、納期に追われて体調を崩してしまうことが少なくありません。

体調を崩して稼働できなくなれば収入も途絶えてしまうため、無理のない範囲で案件を受注しましょう。

自分ですべてを管理するのが不安な場合は、「レバテックフリーランス」などエージェントと相談しながら案件を受注することも手段のひとつです。

まとめ

フリーランスプログラマーの働き方は自由度が高いですが、向き・不向きがあるため、「自分に合っているかどうか」を慎重に考える必要があります。

向いている人

  • 自己管理能力が高い
  • リスクより自由度を重視したい
  • コミュニケーション能力がある
  • 柔軟性が高い
  • スキルを高めていく意欲がある
  • 最低2年以上の実務経験がある

向いていない人

  • 雇用や収入の安定性を重視する
  • タスク管理やスケジュール管理が苦手
  • 自主的に勉強するのが苦手
  • コミュニケーションに苦手意識がある

また、フリーランスプログラマーとして活動する場合は、「フリーランスエージェント」に登録するのがおすすめです。

フリーランスエージェントは継続的に案件を紹介してくれるため、仕事が途切れて収入がなくなるリスクを軽減できます。

以下に本記事で紹介したエージェントをまとめたので、ぜひ利用してみてください。

サービス名

特徴

レバテックフリーランス

  • 業界トップクラスの案件数
  • スカウト機能もあり

ITプロパートナーズ

  • 週2日から働ける案件もあり
  • リモート・稼働時間自由の案件多数

Midworks

  • 報酬が途切れた際に報酬保障を受けられる(※審査あり)
  • フリーランス向けの福利厚生が手厚い

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