エンジニア職の登竜門である「プログラマー」は、IT業界未経験からでも目指すことが可能です。
この記事の要点
- IT業界は人手不足で若手の育成に力を入れている企業も多い
- 転職して後悔しないためには「自分にプログラマーの適性があるか」見極めることが大切
- スムーズに転職するためにはプログラミングの勉強と転職活動を並行で進める
- 採用を掴むためには熱意と学習意欲をアピールすることが重要
未経験からのプログラマー転職を成功できるよう、転職活動や勉強のポイントを解説するので、ぜひ参考にしてください。
未経験からプログラマーに転職することは可能
IT業界は人手不足が続いており、若手の育成に力を入れている企業も多いため、未経験からプログラマーになることは十分可能です。
経済産業省による推計において「2030年までに40~80万人の規模でIT人材が不足する懸念がある」と試算されていることからも、 若手の育成が急務であることがわかります。(参考:IT人材育成の状況等について P5|経済産業省)
特にプログラマーは人手不足が顕著で、需要が供給を大きく上回っています。
引用:アクサス株式会社のプレスリリース|2023年8月26日(土)~2023年10月5日(木)調査
転職市場には「未経験歓迎」の求人も多いので、IT業界の経験ゼロからでも問題なくプログラマーを目指せるでしょう。
年代別|未経験からプログラマー転職する難易度
未経験からプログラマーに転職することは可能ですが、難易度は年齢によって異なります。 20代・30代・40代の転職事情について解説するので、ぜひ参考にしてください。
20代未経験|ポテンシャル採用を狙える
将来性のある20代は、ポテンシャル採用を狙えます。
ポテンシャル採用とは、経験やスキルではなく、潜在的な能力や成長性を評価基準とした採用方法です。
20代はまだまだ若く伸びしろがあるため、ポテンシャル採用したいと考える企業は多いです。 転職市場には以下のような求人も多いので、20代であれば未経験からでも比較的スムーズに転職できるでしょう。
30代未経験|しっかり対策すれば転職可能
30代未経験からの転職は20代と比較して難易度が上がりますが、しっかり対策すれば転職可能です。
ポテンシャル採用の可能性は低いため、これまでの職種で身につけてきたポータブルスキルをアピールする必要があります。 たとえば、「コミュニケーション能力」「問題解決能力」といったスキルはプログラマーの業務でも大いに役立ちます。
選考の際には、スキルの根拠となるエピソードを交えながら自己PRを行いましょう。
なお、30代前半と後半では若いほうが有利になりやすいので、未経験から転職する場合は1歳でも若いうちに行動を起こすことをおすすめします。
【関連記事】未経験からエンジニアになるには?転職方法・やめとけと言われる理由も解説
40代以上|転職難易度が高い
プログラマーは人手不足であるものの、40代未経験から転職する難易度は高いです。
正社員として転職するのは難しい場合も多いので、まずはアルバイトや派遣からスタートすることも検討しましょう。
「年齢不問」「未経験歓迎」と記載されている求人であれば、採用の可能性があります。
なかには正社員登用制度を設けている企業もあるので、アルバイトや派遣から正社員を目指すことも不可能ではありません。
なお、40代からプログラマーに未経験転職する場合は、年収が下がってしまう可能性が高い点にも注意が必要です。
プログラマーの仕事内容・必要なスキルと適性
「プログラマーに興味があるけど、仕事内容がよくわからない」という方も多いと思います。
プログラマーを目指すにあたって必要な知識をまとめたので、ぜひ目を通してみてください。
プログラマーの仕事内容
プログラマーは、プログラミング言語を用いてプログラムを組み、システムやソフトウェアを開発することが仕事です。
具体的な仕事の流れは、以下のとおりです。
プログラマーの仕事の流れ
- 設計書や仕様書を確認する
- プログラミング言語を使ってコードを書く(プログラミング)
- プログラムが仕様どおりに動くかテストを行う
- バグが見つかった場合、プログラミング→テストを再度行う
プログラマーはプログラミングだけでなく、テストやデバッグも担当します。
不具合が見つかった場合は「プログラミング→テスト」を繰り返すこともあり、地道に作業を行います。
プログラマーに必要なスキル
プログラマーに必要なスキルとしては、おもに以下が挙げられます。
専門スキル |
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ポータブルスキル |
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「プログラマーは一人で黙々とコードを書く」というイメージがあるかもしれませんが、チームで作業することが多いため、コミュニケーション能力が必須です。
ある程度の規模の開発では工程ごとに担当者が分かれており、連携を取りながら作業する必要があります。
未経験からの転職では専門スキルを強みにできないため、コミュニケーション能力といったポータブルスキルをアピールしましょう。
なお、プログラミングスキルの身につけ方については、記事後半「プログラミング未経験者・初心者におすすめの勉強方法」で解説しています。
プログラマーに向いている人
ここまでの情報を踏まえ、プログラマーに向いている人の特徴をまとめました。
- 地道な作業が得意な人
- 集中力がある人
- 細かな問題点に気づける人
- コミュニケーション能力がある人
- ITが好きで学習意欲が高い人
上記のなかで特に重要なのが、「学習意欲が高いこと」です。
プログラマーが扱うプログラミング言語はトレンドの移り変わりが早く、「5年前に主流だった言語が今は使われていない」といったケースも少なくありません。
そのため、プログラマーとして活躍し続けるには、IT技術の進化や発展に応じて知識をアップデートする必要があります。
転職した後も常に勉強が必要になるため、IT技術に強い関心があり、知識を取り入れるのが好きな人に適している職業といえるでしょう。
補足|プログラマーの仕事はきつい?やめとけといわれる理由とは
プログラマーの仕事がきついといわれる理由として、おもに以下が挙げられます。
- 納期に追われることがある
- 同じような作業を繰り返すことも多い
- 常に勉強が必要
プログラマーには向き・不向きがあるので、未経験から転職する場合は「自分に適性があるのか」しっかり見極める必要があります。 自分で判断するのが難しい場合は、「ワークポート」など転職エージェントに相談して意見を聞いてみることも手段のひとつです。
未経験からプログラマーに転職する方法
未経験からプログラマーに転職する際は、転職の方向性を明確にしてから行動を起こすことが大切です。
具体的には、以下のステップで勉強や転職活動を行いましょう。
未経験からプログラマーに転職する方法
1.目指すプログラマーの種類を決める
必要な勉強ができるよう、まずは「どのような開発に携わるプログラマーになりたいのか」を考えましょう。 プログラマーの種類としては、おもに以下が挙げられます。
Webプログラマー | WebサイトをはじめとしたWebサービスを開発する |
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アプリケーションプログラマー | スマホやパソコンで動作するアプリケーションを開発する |
ゲームプログラマー | スマホゲームやテレビゲームを開発する |
業務系システムプログラマー | 基幹システムなど業務システムを開発する |
組み込みシステムプログラマー | 家電や車などに組み込まれる制御システムを開発する |
AIプログラマー | AIを用いてシステムやアプリケーションを開発する |
通信系プログラマー | ネットワーク機器や通話システムなど通信に関するシステムを開発する |
セキュリティ系プログラマー | 情報セキュリティに関するシステムを開発する |
プログラマーとしての経験は、5年後・10年後のキャリアにつながります。 そのため、今回の転職だけでなく「将来的にどのような仕事をしたいか」も考慮して検討することが大切です。
【関連記事】ITエンジニア19種類を紹介!仕事内容・年収・転職難易度・将来性も解説
2.プログラミング言語を学ぶ
目指すプログラマーの種類が決まった後は、必要なプログラミング言語を習得しましょう。 プログラマーの種類別に、よく使用される言語をまとめました。
Webプログラマー | JavaScript、Ruby、PHP、HTML/CSS(マークアップ言語/スタイルシート言語)など |
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アプリケーションプログラマー | Swift(iOS)、Kotlin(Android)、C#(Windowsアプリ)など |
ゲームプログラマー | C++、C#、Java、JavaScriptなど |
業務系システムプログラマー | Java、C、C++、C#、Pythonなど |
組み込みシステムプログラマー | C、C++など |
AIプログラマー | Python、C++、R、Juliaなど |
通信系プログラマー | C、C++、Java |
セキュリティ系プログラマー | PHP、Python、JavaScript、C、C++など |
なお、未経験者が複数のプログラミング言語を同時並行で学ぶのは難しいため、まずは1つの言語に絞って学ぶことをおすすめします。
Webプログラマーを目指すなら、人気が高く、比較的難易度が低い「JavaScript」。 業務系システムプログラマーを目指すなら、汎用性の高い「Java」を学ぶとよいでしょう。
効率よく学習したいならプログラミングスクールの受講がおすすめ
引用:テックアカデミー
効率よく知識を身につけたいなら、プログラミングスクール「テックアカデミー」の受講がおすすめです。 テックアカデミーでは現役エンジニアがマンツーマンで指導してくれるため、0からプログラミングを学ぶ場合も安心です。
また、コースはさまざまあり、「Java」「Python」「フロントエンド」などプログラマー転職に必要なスキルを習得できます。
Web開発に携わりたい方には、学習から転職までサポートしてくれる「Webエンジニア転職保証コース」もおすすめなので、ぜひチェックしてみてください。
3.未経験でも挑戦できる求人を探す
プログラミング言語の学習と並行して求人探しも行いましょう。
以下のように「未経験歓迎」などと記載があり、IT業界の実務経験がなくてもOKな求人を探すことがポイントです。
なかには「IT業界の経験がありプログラマー未経験の人」を対象とした求人もあるので、募集要項をしっかり確認して完全未経験可の求人を探してください。
また、研修や教育制度にも着目し、最低でも3ヶ月以上の研修期間が設けられている求人を選ぶとよいでしょう。
Q.勉強と転職活動は並行して大丈夫?
「転職活動は知識をしっかり身につけてからのほうがいいのでは?」と思われるかもしれませんが、プログラミング言語の習得には時間がかかります。場合によっては半年以上かかってしまうこともあるので、早期に転職して実務経験を積みながら学んだほうが効率的です。
プログラマー未経験者におすすめの転職エージェント
未経験からプログラマーに転職するのであれば、「転職エージェント」を利用するのがおすすめです。 転職エージェントを利用すれば、未経験歓迎の求人を紹介してもらえるほか、応募書類の添削や面接対策といったサポートを受けられます。 「納得感のある志望動機を作成するポイント」なども教えてもらえるため、内定の可能性を高められるでしょう。 ここでは、プログラマー未経験からの転職におすすめの3社を紹介するので、ぜひチェックしてみてください。
サービス名 | 特徴 |
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ワークポート |
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リクルートエージェント |
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doda |
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ワークポート|IT業界の転職に強い
引用:ワークポート
「ワークポート」は、IT業界の転職に強みを持つエージェントです。
幅広い職種の求人を保有する総合型のサービスですが、創業当初からIT業界の転職支援に注力しており、プログラマーの転職にも強みを持っています。
他社にはないポテンシャル求人もあるので、未経験から転職したい場合は最優先で登録しておくことをおすすめします。
また、ワークポートにはIT業界に精通した「転職コンシェルジュ」が在籍しており、キャリア相談を受け付けています。 プログラマーになるべきか迷っている場合も相談できるので、ぜひ気軽に利用してみてください。
運営会社 | 株式会社ワークポート |
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公開求人数 | 約102,000件(※IT系求人数:約26,000件) |
非公開求人数 | 非公開 |
対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
(最終更新:2024年8月時点)
ワークポート公式サイトリクルートエージェント|業界トップクラスの求人数
引用:リクルートエージェント
「リクルートエージェント」は、業界トップクラスの求人数を保有するエージェントです。
IT特化のサービスではありませんが、「プログラマー・Webエンジニア×未経験でも可」の求人を約3,000件保有しています。(※2024年8月時点|非公開求人含む)
数多くの求人を比較できるので、希望に合う求人を見つけやすいでしょう。
また、リクルートエージェントは首都圏だけでなく、地方都市のIT求人も豊富に保有しています。
札幌・仙台・大阪・名古屋・福岡などの求人も探しやすいので、地方で転職を考えている方もぜひ利用してみてください。
運営会社 | 株式会社リクルート |
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公開求人数 | 約430,000件 |
非公開求人数 | 約370,000件 |
対応地域 | 全国+海外 |
料金 | 無料 |
(最終更新:24年8月時点)
リクルートエージェント公式サイトdoda|転職サイトとしても利用できる
引用:doda
「doda」は、転職エージェントとしても転職サイトとしても利用できるサービスです。
必要に応じてサポートを受けられるので、とりあえず求人だけチェックしたい方や、自分のペースで転職活動を進めたい方にも適しています。
また、dodaは求人検索機能が充実しており、希望に合う求人を見つけやすいです。
「未経験可」はもちろん「学歴不問」「残業20時間未満」「フレックス勤務」などさまざまな条件を設けられるので、求人を効率よく絞り込めるでしょう。
転職を迷っている段階でも使い勝手がよいサービスなので、プログラマーになるかどうか検討中の方もぜひ気軽に利用してみてください。
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
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公開求人数 | 200,000件以上(非公開求人を含む) |
対応地域 | 全国+海外 |
料金 | 無料 |
(最終更新:24年8月時点)
doda公式サイト未経験からのプログラマー転職を成功させるポイント
未経験からのプログラマー転職を成功させるためには、企業に熱意をアピールすることが大切です。 特に重要な3つのポイントを解説するので、ぜひ転職活動前に目を通してみてください。
前職で身につけたポータブルスキルを伝える
未経験からの転職ではITの専門スキルを強みにできないため、前職で身につけたポーダブルスキルをアピールすることが大切です。 ポータブルスキルとは、業種や職種が変わっても活用できる能力を指し、以下のようなスキルが該当します。
ポータブルスキルの例
- コミュニケーション能力
- 問題解決能力
- 分析力
- スケジュール管理能力
- 情報収集力など
これらのスキルはプログラマーの仕事にも役立つため、積極的にアピールしましょう。 「どのようなシーンでどんな行動をしてスキルを発揮できたのか」など具体的なエピソードを交えて伝えると、説得力があり効果的です。
納得感のある志望動機を伝える
未経験からの転職では「なぜプログラマーになりたいのか」「どうしてその企業を選んだのか」、納得感のある志望動機を伝えることが大切です。 具体的には、以下のようなポイントを意識して作成してください。
志望動機を作成するポイント
- プログラマーになりたいと考えた理由を明確にする
- 応募先企業に魅力を感じた点を伝える
- 応募先企業と自分の親和性を伝える
- 入社後にやりたいことや今後の目標を伝える
企業は志望動機から入社への熱意やマッチ度を確認しています。 そのため、「応募先企業でなければならない理由」や「企業に貢献できる点」を伝えることが重要です。
志望動機の具体例
営業職として顧客とのコミュニケーションや課題解決に注力するなか、ITの力でビジネスを効率化できることに気づき、IT技術やプログラミングに興味を持ちました。
貴社のワークフロー自動化システムは、私が働くなかで課題であったプロセスの効率化を実現できる製品であり、深く感銘を受けております。
IT業界は未経験ですが、営業職で培ったコミュニケーション能力や顧客視点での課題発見能力を活かし、チームに貢献できると考え、志望させていただきました。
入社後は貴社を志望するきっかけとなった業務効率化システムの開発に携わり、将来的には設計などの業務にも挑戦したいと考えています。
学ぶ姿勢をアピールする
プログラマーは常に勉強が必要な職業であるため、学ぶ姿勢をアピールすることも重要です。 現在プログラミングやITについて勉強しているのであれば、積極的にアピールしましょう。
勉強について質問された際は「「学んでいる言語」「勉強方法」「学習期間」「現在の理解度」など、できるだけ具体的に伝えることがポイントです。Webサイト・アプリケーションなどのポートフォリオを作成済みの場合は、工夫した点を伝えるとより熱意が伝わりやすいでしょう。
また、「ITパスポート」「基本情報技術者試験」など資格を取得してアピールすることも効果的です。
プログラミング未経験者・初心者におすすめの勉強方法
プログラミングの勉強方法には、大きく分けて「独学」と「スクールの受講」の2つがあります。 学習サイトを活用した独学の方法と、プログラミングスクールに通う方法を解説するので、自分に合うスタイルを考えてみてください。
おすすめの勉強方法
学習サイトを活用して独学する
費用を抑えたい場合や自分のペースで勉強したい場合は、学習サイトを活用するのがおすすめです。 近年ではプログラミングを学べるサイトが豊富なので、モチベーションを維持できれば独学で知識を習得することも十分可能です。 学習サイトの月額料金は数百円~数千円程度が相場で、無料で試せるサービスも多いため、気軽に利用できるでしょう。 以下におすすめの学習サイトをまとめたので、ぜひチェックしてみてください。
サービス名 | 公式サイト | 特徴 |
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Progate | 公式サイト |
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ドットインストール | 公式サイト |
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プログラミングスクールを受講する
独学に不安がある場合は、プログラミングスクールを受講するのがおすすめです。 プログラミングスクールでは講師からしっかり指導を受けられるので、ITの知識がない未経験者でも安心です。
わからないことをスムーズに解決できるため、独学にありがちな挫折も防ぎやすいでしょう。 以下におすすめのプログラミングスクールをまとめたので、ぜひチェックしてみてください。
サービス名 | 特徴 |
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テックアカデミー |
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SAMURAI ENGINEER |
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プログラミングスクールの料金は高額?
プログラミングスクールの受講料金は数十万円以上かかることもあり、学習サイトと比較すると高額です。
ただし、「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」の対象となっているコースであれば、条件を満たすことで受講料の最大70%を補助してもらえます。(参考:リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業|経済産業省)
費用を抑えて受講することも可能なので、ぜひ気になるコースの詳細を確認してみてください。
プログラマーに関するよくある質問
未経験からのプログラマー転職で役立つ資格は?
未経験からのプログラマー転職では、「ITパスポート」や「基本情報技術者試験」を取得することで熱意をアピールできます。
どちらも登竜門的な資格であり、初心者でも挑戦しやすいです。 また、プログラミング言語を勉強して知識がついた後は、「Java認定資格パス」「PHP技術者認定試験」など言語の資格取得を目指すのもおすすめです。
人気のプログラミング言語は?
日本最大級のデータベース「SalesNow DB」の調査をみると、企業から人気の高い言語として「Java」「JavaScript」「PHP」などが挙がっています。
出典:SalesNow DB
需要の高いプログラミング言語を身につけたい場合は、ぜひ習得を検討してみてはいかがでしょうか。
プログラマーの平均年収は?
求人ボックスのデータによると、プログラマーの平均年収は419万円です。(参考:求人ボックス|2024年8月時点)
また、派遣社員の平均時給は2,291円、アルバイト・パートの平均時給は1,198円となっています。
プログラマーに将来性はある?
IT化やDX化が加速しているため、プログラマーの需要は今後も高い状態が続くと推測できます。 一方で、「将来的にプログラミングの仕事がAIに代替されてしまう」という懸念の声もあります。 現時点でプログラマーの需要は非常に高いですが、AI技術の進化によってプログラミング業務が代替される可能性もゼロではありません。 IT人材として活躍し続けるためには、AIにはない創造力や対人スキルを磨く必要があるでしょう。
プログラマーのキャリアパスは?
プログラマーのキャリアパスとして、「スペシャリスト」と「マネジメント職」が挙げられます。
スペシャリスト |
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マネジメント職 |
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上記のほか、幅広い開発に携わるゼネラリスト「フルスタックエンジニア」を目指す選択肢もあります。 各職種については以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
【関連記事】ITエンジニア19種類を紹介!仕事内容・年収・転職難易度・将来性も解説
未経験プログラマーは在宅で働ける?
在宅で働けるかどうかは企業によって異なりますが、未経験の場合はまずオフィスで勤務する可能性が高いです。 リモートワークを導入している企業であっても、仕事に慣れないうちは上司や先輩の目が行き届きやすいオフィスで働くケースが多いでしょう。 ただし、なかには完全オンラインで新人教育を行う企業もあります。 リモートワークの可否が気になる場合は、求人応募の前に転職エージェントに確認してみることも手段のひとつです。
まとめ
未経験からプログラマーに転職する際は、目指すプログラマーの種類を明確にしたうえで勉強や転職活動を始めましょう。
未経験からプログラマーに転職する方法
未経験歓迎の求人を探す際は、転職エージェントに求人を紹介してもらうと効率的です。 転職エージェントでは応募書類の添削や面接対策のサポートも受けられるので、ぜひ活用してみてください。