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ITベンチャーはやめとけといわれる理由は?転職するメリットや注意点も紹介

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「ITベンチャーはやめとけ」といわれることが多いですが、それは一体なぜなのでしょうか?

ITベンチャーは労働環境や福利厚生面などでデメリットが多いものの、転職するメリットもあります。

本記事では、ITベンチャーに転職する際の注意点や優良ITベンチャーの見つけ方、ベンチャー企業に向いている人の特徴などをご紹介します。

ITベンチャーに転職して後悔しないためにも、ぜひ参考にしてみてください。

ITベンチャーはやめとけといわれる理由とは?

IT業界の中でも、「スタートアップ・ベンチャー企業への転職はやめとけ」といわれることが多いですが、その理由とは何なのでしょうか

主な理由として考えられるのは以下の4つですが、すべてのITベンチャーに当てはまるわけではありません。

転職時は、各企業のリサーチを行ったうえで判断してください。

資金面が不安定で倒産のリスクがある

ITベンチャーは経営状態が安定していないため、資金繰りが困窮する可能性が高く、倒産するリスクがあります

とくにスタートアップ企業は、経営が軌道に乗るまでは倒産するリスクが高いといえるでしょう。

設立から日が浅いと、経営ビジョンやビジネスモデルが確立されていないケースが多く、安定的に顧客を獲得できないと経営が成り立たなくなります。

ITベンチャーに転職を検討する際は、扱っている商品・サービスの需要をリサーチし、市場動向を見極めて成長性のある企業を選ぶようにしましょう。

福利厚生や教育体制が整っていない場合が多い

「ITベンチャーはやめとけ」といわれる大きな理由として、福利厚生制度や教育体制が整っていないことが挙げられます。

大企業は充実した福利厚生が魅力ですが、ITベンチャーは創業して間もない企業が多く、制度が整っていないことも少なくありません。

また、多くの企業は業務がマニュアル化されていますが、ITベンチャーはマニュアルが完備されていないケースが多く、業務がスムーズに進まない可能性があります。

とくに、事業拡大を重視して人員を急激に増やした場合は、社員教育が追いつかずに業務が滞ってしまうケースも少なくありません。

ITベンチャーはとくに自分で考えて行動することが求められるため、業務の目的を理解していないと「何をすれば良いかわからない」といった状況になり、現場での混乱や非効率な業務体制に陥る可能性が高くなるでしょう。

ブラックな労働環境を強いられるケースが多い

ベンチャー企業の中でも、とりわけITベンチャーは激務を強いられるケースが多いです。

とくに、新規事業を立ち上げた場合はスピード感を重視するため、どうしても残業が多くなったり、休日を返上して出勤したりすることが求められます。

また、社員の人数が少ないため、1人あたりの業務量が多くなりやすいことも特徴です。

一定のスパンで目標を設定する場合も多く、それが達成できたらまた次…というように、結果的につねに激務の状態が続くことになります。

中には一定以上の残業代が出ない企業もあるため、ITベンチャーに転職を検討する際は、労働環境をしっかりとリサーチしてから決めるようにしましょう。

年収が下がる可能性がある

ITベンチャーに限ったことではありませんが、スタートアップのベンチャー企業は給与が低い傾向にあります

経営基盤が確立されておらず、事業の発展に膨大な資金が必要になるケースもあるため、社員に還元できるほど資金サイクルを回せていない場合が多いです。

企業によっては成果によってインセンティブが発生する場合もありますが、逆にいうと、成果を上げられないと給与が下がるリスクもあります。

また、経営状況によっては退職を促されるケースもあり、結果的にクビを言い渡されることもないとは言い切れません。

ITベンチャーへの転職を検討する際は、求人票に記載された条件だけを鵜呑みにするのではなく、リスクについても十分に検討するようにしましょう。

やめとけといわれてもITベンチャーに転職するメリットはある?

「ITベンチャーはやめとけ」といわれる理由をご紹介しましたが、それでもITベンチャーに転職するメリットはあるのでしょうか?

ITベンチャーに転職することは、決して悪いことばかりではありません。

ここでは、ITベンチャーに転職するメリットについて解説していきます。

幅広い仕事を経験できる

ITベンチャーに転職すると、幅広い仕事を経験できることがメリットです。

一般的な企業であれば、経験年数によって年功序列で責任ある仕事を任されるケースが多いです。

また、大手企業ほど分業制になっており、業務内容が限定的になりやすい傾向があります。

しかし、ITベンチャーの場合は担当する業務が多岐に渡り、複数の部署を兼任することも少なくありません。

経験のない業務でも任される場合があるため、成長スピードが速く、幅広い知識を短期間で身につけることが可能です。

成長意欲の高い人にとっては、ITベンチャーは働きがいのある企業といえるでしょう。

経営層と接する機会が多い

ITベンチャーは社長と社員の距離が近く、日常的に会議や業務などで接する機会が多いです。

経営層と接する機会が多いと、事業に対する思いや目的を理解しやすく、自分の仕事に対して責任感が生まれやすい傾向があります。

また、経営陣の考え方に触れられるため、将来的に独立を考えている人にとっては最高のお手本となります。

業務や社内環境についての意見も通りやすく、風通しの良い職場であることも多いです。

実力次第で高い評価を得られる

ITベンチャーは、実力主義が基本です。

成果を上げれば高く評価されるため、給与に反映されたり、責任ある役職にキャリアアップできたりと、大きなやりがいを感じられます

これまで評価制度に不満を持っていた方や、実力を存分に発揮してバリバリ働きたい方は、ITベンチャーに転職するメリットは非常に大きいです。

自分の業績がそのまま会社の業績を左右するケースも多く、会社に貢献した実績を残しておけば、将来的なキャリアパスにも役立つでしょう。

次に転職するときや独立したときに、輝かしい実績を武器に活躍できる可能性があります。

ITベンチャーに転職する際の注意点

ITベンチャーに転職するメリットをご紹介しましたが、イメージだけで転職を決めないためにも、注意点についても確認しておきましょう。

ITベンチャーに転職する際の注意点は、主に以下の3つです。

ITベンチャーに転職する際の注意点

  • 将来性のある事業を展開しているか確認する
  • いきいきと働いているか社員の様子を確認する
  • 大手に比べて人事・労務が整っていないことを認識する

ITベンチャーに転職する際は、将来性のある事業を展開している企業かどうか、しっかりと見極めることが大切です。

需要のない市場で事業を展開している企業は、経営状態が安定することはなく、倒産のリスクが常につきまといます。

また、社員がいきいきと働いているか、疲れきっていないか、社内に活気はあるか、などもチェックしておくべきポイントです。

ITベンチャーは本格的な面接前にカジュアル面談ができるケースもあるため、社内や社員の様子を確認するためにもカジュアル面談を申し込んでみましょう。

オンラインではなく、直接来社するのがおすすめです。

大手に比べて人事・労務が整っていないことは避けられない問題のため、ITベンチャーに転職する際はあらかじめ頭に入れておきましょう。

優良ITベンチャーの見つけ方のコツ

「ITベンチャーはやめとけ」といわれる理由や、転職する際の注意点について紹介しましたが、ITベンチャーの中には経営状況が安定した優良ITベンチャーも存在します

ここでは、優良ITベンチャーの見つけ方について解説していきます。

説明会やSNSで情報収集をする

優良ITベンチャーを見つけるためには、会社説明会や転職イベントへの参加がおすすめです。

イベントでは企業の雰囲気や働く人のリアルな声を直接聞ける機会もあるため、自分が求めている転職先かどうかを判断しやすくなります。

また、インターネットやSNSを活用して、注目のITベンチャー企業をリサーチすることも重要です。

企業名がわかれば公式サイトや採用ページをチェックして、イベントの開催情報や最新の求人情報などを確認してみましょう。

ただし、ITベンチャー企業は、一般の求人情報サイトには求人を出していないケースもあります。

採用人数が少なかったり、広告費を抑えるために求人媒体を使わなかったり、リファラル採用がメインだったりするためです。

その場合は、ベンチャー企業が集まる合同イベントや展示会の情報を探したり、スタートアップ向けのアワード受賞歴を確認したりすることも有効です。

ITベンチャーの実績や注目度を調べることで、優良ITベンチャーを見極めることができるでしょう。

ベンチャーキャピタルの投資先を調べる

将来性のある優良ITベンチャーを見つけたい場合におすすめなのが、ベンチャーキャピタルの投資先企業を調べることです。

ベンチャーキャピタルとは、成長が期待される未上場のベンチャー企業に出資する投資会社のことです。

投資のプロが目をつけているということは、将来的に大きな成長が見込める可能性が高いといえます。

とくに、IT業界で注目されるスタートアップ企業にベンチャーキャピタルが投資している場合、その企業はすでに一定の技術力やビジネスモデルが評価されている証拠です。

現在は成長途中であっても、今後の業績アップが見込めるうえ、資金繰りが悪化するリスクも比較的低いと判断できるでしょう。

ただし、ベンチャーキャピタルの投資先が、必ずしも「成功が保証された企業」というわけではありません。

あくまでも優良ITベンチャーを見極める判断材料の1つとして、他の情報とあわせて総合的に判断することが大切です。

平均年収の高いITベンチャーを狙う

優良ITベンチャーに転職したいなら、社員の平均年収が高い企業を狙うのもおすすめです。

年収が高いからといって、必ずしも優良ITベンチャーであるとは言い切れませんが、高い給与を社員に還元できるということは、経営に余裕があり、資金力のある企業である可能性が高いといえます。

また、積極的に採用活動を行っているITベンチャー企業は、事業拡大中か急成長中である可能性が高いです。今後急成長するITベンチャーに入社すれば、将来的なキャリアアップも期待できます。

ただし、つねに同じ求人募集が出ている企業は、入社してもすぐに辞めてしまい、欠員募集で求人を出している可能性があります。

その場合、職場環境や労働条件に問題がある可能性もあるため、求人に飛びつく前に見極めが必要です。

信頼できる優良ITベンチャーを見つけて、転職成功を目指しましょう。

転職エージェントのサポートを受ける

優良ITベンチャーへの転職を目指すなら、転職エージェントのサポートを受けるのがおすすめです。

転職エージェントは業界や企業に精通しており、希望条件に合った求人を厳選して紹介してくれます。

ITベンチャーへの転職におすすめの転職エージェントは、以下の3社です。

サービス名

種別

サービスの特徴

保有するベンチャー求人

リクルートエージェント

公式サイト

総合型

  • 業界トップクラスの求人数
  • 業界別のキャリアアドバイザーが在籍
  • 転職支援実績No.1
  • ベンチャー企業
  • IPO準備企業

プロコミットキャリア

公式サイト

ベンチャー企業特化型

  • 転職者が成長できる企業を厳選紹介
  • コンサルタントがPR書類の書き方をアドバイス
  • 条件交渉・退職手続きのサポートも可能
  • メガベンチャー
  • スタートアップ
  • IPO準備企業

レバテックルーキー

公式サイト

ITエンジニア・新卒特化型

  • ESからポートフォリオ作成までフルサポート
  • 各種就活イベントを開催
  • スカウト機能も利用可能
  • メガベンチャー
  • ミドルベンチャー
  • スタートアップ

(最終更新:25年4月)

幅広いIT求人をチェックできる「リクルートエージェント」

リクルートエージェント

(引用:リクルートエージェント

リクルートエージェント」は、幅広い業種・職種の求人を保有する総合型の転職エージェントです。

業界トップクラスの求人数を誇り、ベンチャー企業やIPO準備企業の求人を多数保有しています。

業界別のキャリアアドバイザーが在籍しているため、IT業界に精通した専門性の高い転職アドバイスをもらえるでしょう。

人材業界最大手のエージェントとして、転職支援実績でもNo.1の実績があります(参照元:リクルートエージェント)。

一般の求人サイトには掲載されていない非公開求人も多数保有しているため、多数の求人を比較検討することで転職の選択肢が広がります。

さまざまなベンチャー企業の求人をチェックしたい方は、ぜひ登録してみてください。

リクルートエージェント|基本情報
運営会社株式会社インディードリクルートパートナーズ
公式サイトhttps://www.r-agent.com/
公開求人数約581,300件
非公開求人数約444,100件
対応地域全国
料金無料

(最終更新日:2025年7月

リクルートエージェント公式サイト 口コミや評判はこちら

優良ITベンチャー求人が多い「プロコミットキャリア」

(引用:プロコミットキャリア

プロコミットキャリア」は、ベンチャー企業に特化した転職支援サービスです。

スタートアップからメガベンチャー、IPO準備企業まで幅広い求人があり、転職者が成長できる企業を厳選して紹介してくれます。

求人先企業は首都圏中心ですが、転職サポートは地方や海外在住の方でもオンラインで対応可能です。

担当のコンサルタントが職務経歴書や志望動機などのPR書類の書き方、面接対策について有益なアドバイスをしてくれます。

内定後の条件交渉や、退職手続きのサポートも可能なので、ぜひ登録してみてください。

プロコミットキャリア|基本情報
運営会社プロコミットキャリア株式会社
公開求人数約120件
非公開求人数非公開
対応地域全国
料金無料

(最終更新日:2025年7月

プロコミットキャリア公式サイト

新卒なら「レバテックルーキー」

(引用:レバテックルーキー

レバテックルーキー」は、ITエンジニア専門の新卒者向け就職支援サービスです。

ESの添削や面接対策はもちろん、ポートフォリオ作成までキャリアアドバイザーがフルサポートしてくれます。

インターン・アルバイトでの経験や得意分野をプロフィールに記載しておくことで、興味を持った企業から直接スカウトが届くこともあります。

有名企業や急成長中のベンチャー企業などの求人を多数保有しているため、新卒で就活を控えている方はぜひ登録しておきましょう。

レバテック ルーキー|基本情報
運営会社レバテック株式会社
公式サイトhttps://rookie.levtech.jp/
公開求人数約320件
非公開求人数非公開
対応地域全国
料金無料

(最終更新日:2025年7月

レバテック ルーキー公式サイト

ITベンチャーへの転職でよくある質問

ITベンチャーは未経験でも転職できる?

ITベンチャーは未経験からでも転職可能ですが、年齢が若いほうが有利になります。

ITベンチャー企業は、社長を含め若い世代の社員が多い傾向があります

新しい技術に素早く対応することが求められたり、長時間労働で激務を強いられたりするケースもあるため、体力的にも若手のほうが働きやすいでしょう。

ただし、IT業界の豊富な経験があり、ベンチャー企業が未経験という場合は、企業が求めるスキルや経験にマッチしていれば、年齢問わず採用される可能性は十分にあります。

ITベンチャーへの転職が向いている人の特徴は?

ITベンチャーへの転職が向いている人の特徴は、以下の通りです。
  • チャレンジ精神があり主体的に行動できる人
  • 変化やスピード感に抵抗がない人
  • 将来的に独立を目指している人

ITベンチャーは、手厚い新人研修を行って徐々にスキルアップしていく大手企業とは、根本的に社風が異なります。

そのため、チャレンジ精神があり主体的に行動できる人に向いています

また、運営方針や業務内容などが目まぐるしく変化するため、変化やスピード感に抵抗がないことが重要です。

さらに、代表者の行動や経営方針に触れられるため、将来的に独立を目指している人にとって勉強になることが多いでしょう。

ITベンチャーに転職して後悔する人の共通点は?

ITベンチャーに転職して後悔する人の共通点は、以下の通りです。
  • イメージと現実が違った
  • 給料が大幅に下がってしまった
  • 成果が上がらずつらい

ITベンチャーは華やかでトレンド感があるので、「自分もあんな環境で働きたい!」とイメージだけで転職を決めてしまった人は、現実とのギャップで失敗するケースが多いです。

給料が予想以上に下がってしまったり、思うように成果を上げられなかったりすると、つらくて辞めたくなってしまうでしょう。

また、ベンチャー企業は社長と社員の距離感が近いため、社長の人柄が会社の雰囲気を大きく左右します。

転職前に社長の人柄についてリサーチしなかった人は、会社の雰囲気が合わずに後悔する場合も多いです。

まとめ

ITベンチャーはやめとけといわれる理由をはじめ、転職するメリットや注意点についてご紹介しました。

デメリットも多いですが、メリットも多数あるため、自分の適性に応じて転職するかどうかを検討してみてください。

また、すべてのITベンチャーが紹介したデメリットに当てはまるわけではないため、実際にリサーチして判断しましょう。

優良ITベンチャーに転職したいなら、以下の転職エージェントに相談するのがおすすめです。

優良ITベンチャーへの転職におすすめのエージェント

ITベンチャーに転職する際は、社風が自分に向いているか、業務の進め方が合っているのか、などについて検討してみると良いでしょう。

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