記事一覧 お問い合わせ

エンジニアにおすすめのIT資格一覧!国家資格からベンダーまで徹底解説【2025年9月最新】

株式会社マイナビ等のプロモーションを含みます

『Qiita Job Change』は、複数の企業と提携しており、当サイトを経由して商品・サービスへの申込みがあった場合、各企業から報酬を受け取ることがあります。ただし、当サイトで紹介する商品・サービスは、『Qiita Job Change』が独自の基準で評価し掲載しております。 また当サイトで得た収益は、サイトを訪れる皆様により役立つコンテンツを提供するために、情報の品質向上・ランキング精度の向上等に還元しております。

※記事内の情報は執筆時点のものです。最新の情報は各資格の公式サイトでご確認ください。

エンジニアのスキルアップ・キャリアアップには、各分野の知識を体系的に学べる「資格」が大いに役立ちます。

資格取得が評価につながり、転職や昇進で有利にはたらくなどメリットも多いです。

しかし、やみくもに資格を取得しても実務やキャリアに活かすことができなければ意味がありません。

そのため、IT資格は自分の経験や目標に合わせ、戦略的に選ぶことが大切です。

IT資格の選び方

  1. 自分のスキルレベルに合った資格を選ぶ
  2. 目標とするキャリアに合う資格を選ぶ
  3. 企業や転職市場で評価されやすい資格を選ぶ

本記事では代表的なIT資格をエンジニアの職種・分野別に紹介するので、ぜひ資格選びの参考にしてください。

一目でわかる!エンジニア資格一覧【早見表】

資格名分野種別難易度対象者おすすめスクール・講座
ITパスポートIT全般国家★1IT未経験者スタディング
基本情報技術者試験IT全般国家★2IT初心者スタディング
応用情報技術者試験IT全般国家★3実務経験1~3年のエンジニア スタディング
Oracle認定Javaプログラマ(Bronze・Silver・Gold)プログラミングベンダー★1~3プログラミング初心者~実務経験者SAMURAI ENGINEER(侍エンジニア)※Silverが対象
Pythonエンジニア認定試験(基礎・実践)プログラミング民間★1~3プログラミング初心者~実務経験者Winスクール※基礎が対象
Cisco技術者認定資格(CCNA・CCNP)ネットワークベンダー★3~4ネットワーク初心者~実務経験者UZUZ COLLEGE(ウズウズカレッジ)※CCNAが対象
CompTIA Network+ネットワーク民間★2ネットワーク初心者Udemy
ネットワークスペシャリスト試験ネットワーク国家★4実務経験者スタディング
LinuC(レベル1~3)サーバー民間★2~4サーバー初心者~実務経験者UZUZ COLLEGE(ウズウズカレッジ)※レベル1が対象
Microsoft認定Windows Serverハイブリッド管理者アソシエイトサーバーベンダー★3実務経験者Udemy
AWS認定資格クラウドベンダー★2~5AWS初心者~実務経験者Winスクール
Microsoft Azure認定資格クラウドベンダー★2~5Azure初心者~実務経験者エディフィストラーニング
Google Cloud認定資格クラウドベンダー★2~4GCP初心者~実務経験者Winスクール
ORACLE MASTER DBA(Bronze・Silver・Gold)データベースベンダー★2~4データベース初心者~実務経験者Udemy
データベーススペシャリスト試験データベース国家★4実務経験者スタディング
情報処理安全確保支援士試験セキュリティ国家★4実務経験者アイテック
CISSPセキュリティ民間★4実務経験者Udemy
AWS認定セキュリティ-スペシャリティセキュリティ(クラウド)ベンダー★4実務経験者Winスクール
E資格AI・機械学習民間★3AI基礎知識あり~実務経験者Aidemy Premium
AWS認定機械学習-スペシャリティAI・機械学習ベンダー★3実務経験者Udemy
Microsoft認定Azure AIエンジニアアソシエイトAI・機械学習ベンダー★3実務経験者エディフィストラーニング
Googleクラウド認定プロフェッショナル機械学習エンジニアAI・機械学習ベンダー★4実務経験者Udemy
プロジェクトマネージャ試験マネジメント国家★4実務経験者アイテック
PMPマネジメント民間★5実務経験者Winスクール
システムアーキテクト試験システム設計・アーキテクチャ国家★4実務経験者アイテック
ITストラテジスト試験IT戦略・企画国家★5実務経験者スタディング

※一部の資格は複数のレベルや種類があり、それぞれ難易度が異なります。詳細は各資格の見出しをご覧ください。

未経験・初心者エンジニアにおすすめのIT資格【人気資格2選】

ここでは、IT未経験者・初心者におすすめの資格を紹介します。

紹介する2選はどちらもIT全般の基礎知識を身につけるのに役立つので、これからエンジニアを目指す方はぜひ挑戦してみてください。

資格名概要

ITパスポート

  • ITに関する基礎的な知識を証明する資格
  • ITを初めて学ぶ人におすすめ

基本情報技術者試験

  • ITに関する基本的な知識とスキルを証明するエンジニアの登竜門資格
  • ITの基礎知識がある初心者や、これから本格的にエンジニアとしてキャリアを積みたい人におすすめ

※ITSSレベルは「ITSSのキャリアフレームワークと認定試験・資格とのマップ Ver12.4(2025年3月7日現在)|スキル標準ユーザー協会」を参照しています。ITSSレベルが未設定の資格については、相当するレベルを記載しています。

※学習時間や推定合格率はあくまで目安です。個人差があるため、参考程度にご覧ください。

ITパスポート

概要

ITに関する基礎的な知識を証明する資格

種別

国家試験

ITSSレベル

レベル1相当

受験資格

特になし

難易度

★☆☆☆☆

学習時間目安

50〜100時間(IT未経験者の場合)

合格率

51.4%(令和7年4月度~令和7年6月度累計

おすすめの人

  • ITを初めて学ぶ人
  • ITの基礎を広く学びたい人

公式サイト

ITパスポート試験|情報処理推進機構

(※2025年8月時点)

「ITパスポート(IP)」は、ITの基礎知識を身につけたいすべての社会人や学生におすすめの資格です。

試験内容は大きくストラテジ系(経営全般)、マネジメント系(IT管理)、テクノロジ系(IT技術)に分かれており、IT業界の仕組みや技術の基礎について問われます。

おもに非エンジニアを対象としている試験なので、ITを全く学んだことがない未経験者におすすめです。

なお、試験を受けるのが初めてで効率よく学習したい場合は、「スタディング」のITパスポート講座の受講も検討してみてください。

スタディング公式サイト

基本情報技術者試験

概要

IT全般に関する基本的な知識とスキルを証明するエンジニアの登竜門資格

種別

国家試験

ITSSレベル

レベル2

受験資格

特になし

難易度

★★☆☆☆

学習時間目安

100〜200時間(未経験者の場合)

合格率

40.8%(令和6年度合計

おすすめの人

  • ITの基礎知識がある初心者
  • これから本格的にエンジニアとしてのキャリアを積みたい人

公式サイト

基本情報技術者試験|情報処理推進機構

(※2025年8月時点)

「基本情報技術者試験(FE)」は、ITエンジニアになるための登竜門といわれている資格です。

試験内容は多岐にわたり、プログラミング・アルゴリズム・ネットワーク・データベース・セキュリティなど、ITの基礎について問われます。

未経験からエンジニアを目指す場合は基礎知識が身についている証となるので、ぜひ取得をおすすめします。

なお、オンライン資格講座「スタディング」には、2ヶ月〜短期合格を目指せる基本情報技術者試験講座があるので、ぜひチェックしてみてください。

スタディング公式サイト

開発系プログラマー・エンジニアにおすすめの資格【プログラミング学習から実務まで役立つ】

ここでは、アプリケーションやシステムを開発するエンジニアにおすすめの資格を紹介します。

なお「応用情報技術者試験」はIT全般の知識を学べるため、開発系以外のエンジニアにもおすすめです。

資格名概要

応用情報技術者試験

  • ITに関する応用的な知識とスキルを証明する資格
  • 中堅エンジニアとしてスキルを示したい人や、将来的にPL・PMを目指す人におすすめ

Oracle認定Javaプログラマ(Bronze・Silver・Gold)

  • Javaに関する知識とプログラミングスキルを証明する資格
  • 汎用性の高いJavaのスキルを身につけたい人や、企業向けアプリ開発・業務系/基幹システム開発に携わりたい人におすすめ

Pythonエンジニア認定試験(基礎・実践)

  • Pythonに関する知識とプログラミングスキルを証明する資格
  • 人気言語Pythonのスキルを身につけたい人や、データ分析・自動化・AI領域の仕事に携わりたい人におすすめ

※ITSSレベルは「ITSSのキャリアフレームワークと認定試験・資格とのマップ Ver12.4(2025年3月7日現在)|スキル標準ユーザー協会」を参照しています。ITSSレベルが未設定の資格については、相当するレベルを記載しています。

※学習時間や推定合格率はあくまで目安です。個人差があるため、参考程度にご覧ください。

応用情報技術者試験

概要

IT全般に関する応用的な知識とスキルを証明する資格

種別

国家試験

ITSSレベル

レベル3

受験資格

特になし

難易度

★★★☆☆

学習時間目安

200〜250時間(実務経験者の場合)

合格率

22.1%(令和7年度春期

おすすめの人

  • 中堅エンジニアとして知識とスキルを示したい人
  • システムエンジニアになりたい人
  • 将来的にPL・PMを目指したい人

公式サイト

応用情報技術者試験|情報処理推進機構

(※2025年8月時点)

「応用情報技術者試験(AP)」は、IT全般に関する応用的な知識とスキルを証明する資格です。

基本情報技術者試験の上位資格とされており、システム開発・インフラ設計・マネジメント業務など、エンジニアとして中核的な役割を担うための幅広い知識が問われます。

システム全体を俯瞰する力が身につくため、SEになりたい人や、将来的にPL・PMを目指すエンジニアにもおすすめです。

なお、オンライン資格講座「スタディング」には、スキマ時間で効率的に学べる応用情報技術者試験講座があるので、ぜひチェックしてみてください。

スタディング公式サイト

補足

応用情報技術者試験はIT全般に関する幅広い内容を学べるため、開発職以外のエンジニアにもおすすめです。

Oracle認定Javaプログラマ(Bronze・Silver・Gold)

概要

Javaに関する知識とプログラミングスキルを証明する資格

種別

ベンダー資格(Oracle認定)

試験の種類(ITSSレベル)

  • Bronze SE(レベル0)
  • Silver SE 11(レベル1)
  • Gold SE 11(レベル2)

受験資格

GoldのみSilver SE 11などの合格が必要(参照:Java SE 11 認定資格|Oracle

難易度

  • Bronze(★☆☆☆☆)
  • Silver(★★☆☆☆)
  • Gold (★★★☆☆)

学習時間目安

  • Bronze:50〜100時間(未経験者の場合)
  • Silver:100〜200時間(実務経験者の場合)
  • Gold:150〜200時間(実務経験者の場合)

合格率

非公開

おすすめの人

  • 汎用性の高いJavaのスキルを身につけたい人
  • 企業向けアプリ開発・業務系/基幹システム開発に携わりたい人

公式サイト

Java SE 11 認定資格|Oracle

(※2025年8月時点)

「Oracle認定Javaプログラマ」は、業務系システムや大規模開発で使われることが多いJavaに関する知識とプログラミングスキルを証明する資格です。

おもに3つのレベルがあり、Bronzeでは基本文法や制御構文、Silverではオブジェクト指向・API、Goldでは高度な設計・トラブル対応力などについて問われます。

Javaの基礎から応用まで体系的に学べるため、業務系システムの開発に携わりたい方や、転職でJavaのスキルを証明したいエンジニアにおすすめです。

なお、JavaはOracleが提供する「Oracle MyLearn」を活用して学ぶことができます。

独学に自信がない方は、プログラミングスクール「SAMURAI ENGINEER」のJava資格対策コース(Silverの取得を目指すコース)をチェックしてみてください。

SAMURAI ENGINEER(侍エンジニア)公式サイト

Pythonエンジニア認定試験(基礎・実践)

概要

Pythonに関する知識とプログラミングスキルを証明する資格

種別

民間資格(ベンダー非依存)

試験の種類(ITSSレベル)

  • Python3エンジニア認定基礎試験(レベル1)
  • Python3エンジニア認定実践試験(レベル2)

受験資格

特になし

難易度

  • 基礎(★☆☆☆☆)
  • 実践(★★★☆☆)

学習時間目安

  • 基礎:30〜50時間(未経験者の場合)
  • 実践:40〜80時間(実務経験者の場合)

合格率

おすすめの人

  • 人気言語Pythonのスキルを身につけたい人
  • データ分析・自動化・AI領域の仕事に携わりたい人

公式サイト

Pythonエンジニア認定試験|オデッセイコミュニケーションズ

(※2025年8月時点)

「Pythonエンジニア認定試験」は、近年注目度が高いPythonに関する知識とプログラミングスキルを証明する資格です。

開発者向けには2つのレベルがあり、基礎試験ではPythonの文法・制御構造・関数・データ型、実践試験ではオブジェクト指向や標準ライブラリの応用力などについて問われます。

Pythonは汎用性が高く、企業からの注目度の高い言語なので、これからプログラミングを始める方も現役エンジニアの方もぜひ取得を検討してみてはいかがでしょうか。

なお、未経験で独学に不安を感じる場合は、パソコン教室「Winスクール」のPython3エンジニア認定基礎試験対策をチェックしてみてください。

Winスクール公式サイト

補足

Pythonエンジニア認定試験には、その他にも「Python3エンジニア認定データ分析試験」や「Python3エンジニア認定データ分析実践試験」などがあります。

その他のプログラミング言語資格

プログラミング言語に関する資格は他にもあります。

以下におもな資格をまとめたので、自分の目標やキャリアプランにあわせて取得を検討してみてください。

資格名

概要

PHP技術者認定資格

Webアプリケーションやサーバーサイド開発に使用される「PHP」の知識とスキルを証明する資格

Ruby技術者認定試験

Webアプリ開発(Ruby on Rails等)で使用される「Ruby」の知識とスキルを証明する資格

JavaScriptプログラミング能力認定試験

フロントエンド開発で使用される「JavaScript」の知識とスキルを証明する資格

C言語プログラミング能力認定試験

組み込み系や制御系の開発で使用される「C言語」の知識とスキルを証明する資格

ネットワークエンジニアにおすすめの資格【インフラ構築に必須】

ここでは、ネットワークの設計・構築・運用・保守などを担当するネットワークエンジニアにおすすめの資格を紹介します。

資格名概要

Cisco技術者認定資格(CCNA・CCNP)

  • Cisco製品を用いたネットワーク構築・運用に関する知識と技術を証明する資格
  • Cisco機器を使ったネットワークの設計・構築スキルを身につけたい人や、大規模ネットワークの設計・構築を担当したい人におすすめ

CompTIA Network+

  • ネットワークに関する知識と技術を証明する世界的な資格
  • ネットワークエンジニアを目指す未経験者や、ベンダーに依存せずネットワークの理解を深めたい人におすすめ

ネットワークスペシャリスト試験

  • ネットワークに関する高度な専門知識と技術を証明する資格
  • 専門性を高めてより複雑な環境を扱いたい中堅エンジニアや、大規模ネットワークの設計・運用・セキュリティ対策のスキルを高めたい人におすすめ

※ITSSレベルは「ITSSのキャリアフレームワークと認定試験・資格とのマップ Ver12.4(2025年3月7日現在)|スキル標準ユーザー協会」を参照しています。ITSSレベルが未設定の資格については、相当するレベルを記載しています。

※学習時間や推定合格率はあくまで目安です。個人差があるため、参考程度にご覧ください。

Cisco技術者認定資格(CCNA・CCNP)

概要

Cisco製品を用いたネットワーク構築・運用に関する知識と技術を証明する資格

種別

ベンダー資格(Cisco認定)

試験の種類(ITSSレベル)

  • CCNA(レベル2)
  • CCNP(レベル3)

受験資格

特になし
(推奨される経験は公式サイトの各ページに記載あり)

難易度

  • CCNA(★★★☆☆)
  • CCNP(★★★★☆)

学習時間目安

  • CCNA:150〜200時間(未経験者の場合)
  • CCNP:150〜200時間(実務経験者の場合)

合格率

非公開

  • CCNA:推定20~30%
  • CCNP:推定10~20%

おすすめの人

  • Cisco機器を使ったネットワークの設計や構築スキルを身につけたい人
  • 大規模ネットワークの設計・構築を担当したい人

公式サイト

シスコ認定試験 |Cisco

(※2025年8月時点)

「Cisco技術者認定資格(CCNA・CCNP)」は、ネットワークに関する知識と技術を証明する資格です。

複数のレベルがあり、CCNAではネットワークの基礎構築や運用管理、CCNPでは高度な設計・トラブル対応・大規模ネットワークの管理スキルなどについて問われます。

初心者の場合は、CCNAから挑戦し、実務経験を積んだうえでCCNPに挑戦するとよいでしょう。

なお、資格勉強はCiscoが提供する「Cisco Networking Academy」を活用して学ぶことができます。

スムーズに転職したい場合は、資格取得から転職活動までサポートしてくれる「ウズウズカレッジ」のCCNAコース(35歳まで対象)の受講も検討してみてください。

ウズウズカレッジ(CCNAコース)公式サイト

CompTIA Network+

概要

ネットワークに関する知識と技術を証明する世界的な資格

種別

民間資格(ベンダー非依存)

ITSSレベル

レベル1

受験資格

特になし

難易度

★★☆☆☆

学習時間目安

100~150時間(未経験者の場合)

合格率

非公開
(推定40~50%)

おすすめの人

  • ネットワークエンジニアを目指す未経験者
  • ベンダーに依存せず、ネットワークの理解を深めたい人

公式サイト

CompTIA Network+ | CompTIA JAPAN

(※2025年8月時点)

「CompTIA Network+」は、ネットワークに関する知識と技術を証明する世界的な資格です。

試験では、ネットワークの基礎・IPアドレス・サブネット・ルーティング・スイッチングの概念・セキュリティについてなどが問われます。

初心者でも挑戦しやすいため、基礎知識を身につけたい方や、CCNAは難易度が高いと感じる方にも適しています。

なお、CompTIA Network+の資格勉強をする際は、世界中の人が作成した動画講座で学べる「Udemy」を活用するのがおすすめです。

Udemy公式サイト

ネットワークスペシャリスト試験

概要

ネットワークに関する高度な専門知識と技術を証明する資格

種別

国家試験

ITSSレベル

レベル4相当

受験資格

特になし

難易度

★★★★☆

学習時間目安

150〜200時間(実務経験者の場合)

合格率

17.8%(令和7年度春期

おすすめの人

  • ネットワークエンジニアとして専門性を高め、より複雑な環境を扱いたい中堅以上のエンジニア
  • 大規模ネットワークの設計・運用・セキュリティ対策のスキルを高めたい人

公式サイト

ネットワークスペシャリスト試験|情報処理推進機構

(※2025年8月時点)

「ネットワークスペシャリスト試験(NW)」は、ネットワークに関する高度な知識と技術を証明する資格です。

試験では、ネットワーク設計・構築・運用・保守など、ネットワークエンジニアとして専門的かつ中核的な役割を担うために必要な能力が問われます。

技術的理解だけでなく、トラブルシューティング・セキュリティ対策などのスキルも求められるため、実務経験者のスキルアップに最適な資格です。

なお、資格勉強の際には、スキマ時間で学べる「スタディング」のネットワークスペシャリスト講座を活用するのがおすすめです。

スタディング公式サイト

サーバーエンジニアにおすすめの資格【クラウド時代にも役立つ】

ここでは、物理サーバーや仮想サーバーの設計・構築・運用・保守を担当するサーバーエンジニアにおすすめの資格を紹介します。

資格名概要

LinuC(レベル1~3)

  • Linuxを用いたシステム構築・運用に関する知識と技術を証明する資格
  • サーバーの基礎知識を身につけたい未経験者や、Linuxサーバーの専門知識を体系的に学びたい人におすすめ

Microsoft認定Windows Serverハイブリッド管理者アソシエイト

  • Windows Serverやハイブリッドクラウド環境でのシステム構築・運用に関する知識と技術を証明する資格
  • オンプレのWindows Serverとクラウドの連携スキルを身につけたい人や、インフラ系社内SEを目指したい人におすすめ

※ITSSレベルは「ITSSのキャリアフレームワークと認定試験・資格とのマップ Ver12.4(2025年3月7日現在)|スキル標準ユーザー協会」を参照しています。ITSSレベルが未設定の資格については、相当するレベルを記載しています。

※学習時間や推定合格率はあくまで目安です。個人差があるため、参考程度にご覧ください。

LinuC(レベル1~3)

概要

Linuxを用いたシステム構築・運用に関する知識と技術を証明する資格

種別

民間資格(ベンダー非依存)

試験の種類(ITSSレベル)

  • LinuCレベル1(レベル1)
  • LinuCレベル2(レベル2)
  • LinuCレベル3(レベル3)

受験資格

特になし
(※上位試験を先に受験することも可能だが、下位認定を取得するまで上位認定の取得は不可)

難易度

  • レベル1(★★☆☆☆)
  • レベル2(★★★☆☆)
  • レベル3(★★★★☆)

学習時間目安

  • レベル1:150〜250時間(未経験者の場合)
  • レベル2:100~150時間(実務経験者の場合)
  • レベル3:150〜250時間(実務経験者の場合)

合格率

非公開

  • レベル1:推定60〜70%
  • レベル2:推定50~60%
  • レベル3:推定30〜40%

おすすめの人

  • サーバーの基礎知識を身につけたい未経験者
  • Linuxサーバーの専門知識を体系的に学びたい人

公式サイト

Linux技術者認定試験LinuC | LPI-Japan

(※2025年8月時点)

「LinuC」は、Linuxを用いたシステム構築・運用に関する知識と技術を証明する資格です。

複数のレベルがあり、レベル1ではLinuxの基本操作やシステム管理の基礎、レベル2〜3ではより高度な構築・運用・トラブル対応などについて問われます。

未経験者はレベル1から挑戦し、実務経験を積んだうえでレベル2〜3に挑戦するとよいでしょう。

なお、未経験からスムーズに転職したい場合は、資格取得から転職活動までサポートしてくれる「ウズウズカレッジ」のLinuCコース(35歳まで対象)の受講も検討してみてください。

UZUZ COLLEGE(ウズウズカレッジ)公式サイト

Microsoft認定Windows Serverハイブリッド管理者アソシエイト

概要

Windows Serverやハイブリッドクラウド環境でのシステム構築・運用に関する知識と技術を証明する資格

種別

ベンダー資格(Microsoft認定)

ITSSレベル

レベル3相当

受験資格

特になし
(推奨:Windows Serverオペレーティングシステムに関して数年の実務経験)

難易度

★★★☆☆

学習時間目安

40~80時間(実務経験者の場合)

合格率

非公開
(推定50~60%)

おすすめの人

  • オンプレのWindows Serverとクラウドの連携スキルを身につけたい人
  • サーバーエンジニアからインフラ系社内SEへの転職を目指している人

公式サイト

Microsoft 認定資格: Windows Server ハイブリッド管理者 アソシエイト - Certifications | Microsoft Learn

(※2025年8月時点)

「Microsoft認定Windows Serverハイブリッド管理者アソシエイト」は、Windows Serverやハイブリッドクラウド環境でのシステム構築・運用に関する知識と技術を証明する資格です。

試験では、オンプレミスのWindows Serverとクラウド環境を統合した管理・運用・監視・セキュリティ対策など実務的なスキルが問われます。

オンプレミス+クラウドの知識を持つエンジニアは需要が高いため、サーバエンジニア実務経験者のスキルアップにおすすめです。

なお、資格勉強の際は、動画講座で学べる「Udemy」を活用するとスキマ時間にも学習を進められます。

Udemy公式サイト

クラウドエンジニアにおすすめの資格【今もっとも熱い分野】

ここでは、企業や組織のクラウドインフラを設計・構築・運用する「クラウドエンジニア」におすすめの資格を紹介します。

AWS・Azure・GCPのおすすめ資格を一覧でまとめたので、どの資格を取得すべきか迷っている方はぜひ参考にしてください。

資格名概要

AWS認定資格

  • AWSを活用したクラウドインフラの設計・構築・運用に関する知識とスキルを証明する資格
  • 国内外問わず需要が高いAWSのスキルを身につけたい人におすすめ

Microsoft Azure認定資格

  • Azureを活用したクラウドインフラの設計・構築・運用に関する知識とスキルを証明する資格
  • Microsoft製品×クラウドの連携スキルを身につけたい人におすすめ

Google Cloud認定資格

  • GCPを活用したクラウドインフラの設計・構築・運用に関する知識とスキルを証明する資格
  • GCPの先進技術(AI・ビッグデータ・サーバーレスなど)を活用したクラウド設計に携わりたい人におすすめ

※ITSSレベルは「ITSSのキャリアフレームワークと認定試験・資格とのマップ Ver12.4(2025年3月7日現在)|スキル標準ユーザー協会」を参照しています。ITSSレベルが未設定の資格については、相当するレベルを記載しています。

※学習時間や推定合格率はあくまで目安です。個人差があるため、参考程度にご覧ください。

AWS認定資格

AWS認定資格は、AWSを活用したクラウドインフラの設計・構築・運用に関する知識とスキルを証明するベンダー資格です。

資格名

概要

おすすめの人

AWS Certified Cloud Practitioner(クラウドプラクティショナー)

  • 基礎知識を証明
  • 初級・ITSSレベル1
  • 難易度:★★☆☆☆
  • 学習時間目安:30~50時間(未経験者の場合)
  • 合格率:非公開(推定60~70%)

これからAWSを学ぶ人や初心者

AWS Certified Solutions Architect – Associate(ソリューションアーキテクトアソシエイト)

  • システム設計スキルを証明
  • 中級・ITSSレベル2
  • 難易度:★★★☆☆
  • 学習時間目安:60~80時間(インフラエンジニアの実務経験あり・AWS初心者の場合)
  • 合格率:非公開(推定50~60%)

インフラ設計に携わるエンジニア

AWS Certified SysOps Administrator – Associate(アドミニストレーターアソシエイト)

  • 運用・管理スキルを証明
  • 中級・ITSSレベル2
  • 難易度:★★★☆☆
  • 学習時間目安:60~80時間(インフラエンジニアの実務経験あり・AWS初心者の場合)
  • 合格率:非公開(推定50~60%)

デプロイ・管理・運用に携わるエンジニア

AWS Certified Solutions Architect – Professional(ソリューションアーキテクトプロフェッショナル)

  • 複雑なシステム設計スキルを証明
  • 上級・ITSSレベル4
  • 難易度:★★★★★
  • 学習時間目安:100〜150時間(AWS実務経験者の場合)
  • 合格率:非公開(推定30~50%)

大規模かつ複雑なシステム設計を担当するエンジニア

(※2025年8月時点)

AWSはクラウドのなかでも特に需要があるため、これからクラウド領域に挑戦する場合は優先的に取得するのがおすすめです。

未経験者は「クラウドプラクティショナー」から、実務を経験したことがある方は「ソリューションアーキテクトアソシエイト」から受験するとよいでしょう。

なお、AWSを学ぶ際は、公式が提供している「AWS Skill Builder」を活用できます。

独学に不安がある場合は、パソコン教室「Winスクール」のAWS認定トレーニングもチェックしてみてください。

Winスクール公式サイト

Microsoft Azure認定資格

Microsoft Azure認定資格は、Azureを活用したクラウドインフラの設計・構築・運用に関する知識とスキルを証明するベンダー資格です。

資格名

概要

おすすめの人

Microsoft Certified: Azure Fundamentals(ファンダメンタルズ)

  • 基礎知識を証明
  • 初級・ITSSレベル1
  • 難易度:★★☆☆☆
  • 学習時間目安:30~50時間(未経験者の場合)
  • 合格率:非公開(推定60~70%)

これからAzureを学ぶ人や初心者

Microsoft Certified: Azure Administrator Associate(管理者アソシエイト)

  • 管理・運用スキルを証明
  • 中級・ITSSレベル3
  • 難易度:★★★☆☆
  • 学習時間目安:60~80時間(インフラエンジニアの実務経験あり・Azure初心者の場合)
  • 合格率:非公開(推定50~60%)

実装・管理・監視・セキュリティ保護に携わるエンジニア

Microsoft Certified: Azure Solutions Architect Expert(ソリューションズアーキテクトエキスパート)

  • 複雑なシステム設計スキルを証明
  • 上級・ITSSレベル4
  • 難易度:★★★★★
  • 学習時間目安:80〜120時間(Azure実務経験者の場合)
  • 合格率:非公開(推定50~60%)

大規模かつ複雑なシステム設計を担当するエンジニア

(※2025年8月時点)

AzureはMicrosoft製品と親和性が高いため、オンプレミス環境とクラウドを連携するスキルを身につけたい方に特におすすめです。

未経験者は「ファンダメンタルズ」から、実務経験者は「管理者アソシエイト」から挑戦するとよいでしょう。

なお、Azureを学ぶ際は、公式が提供している「Microsoft Learn」を活用できます。

効率よく学びたい場合は、IT研修などを提供している「エディフィストラーニング」のマイクロソフト認定コースもチェックしてみてください。

エディフィストラーニング公式サイト

Google Cloud認定資格

Google Cloud認定資格は、GCPを活用したクラウドインフラの設計・構築・運用に関する知識とスキルを証明するベンダー資格です。

資格名

概要

おすすめの人

Cloud Digital Leader(クラウドデジタルリーダー)

  • 基礎知識を証明
  • 初級・ITSSレベル1
  • 難易度:★★☆☆☆
  • 学習時間目安:30~50時間(未経験者の場合)
  • 合格率:非公開(推定60~70%)

これからGCPを学ぶ人や初心者

Associate Cloud Engineer(アソシエイトクラウドエンジニア)

  • 環境構築・運用スキルを証明
  • 中級・ITSSレベル2
  • 難易度:★★★☆☆
  • 学習時間目安:60~80時間(インフラエンジニアの実務経験あり・GCP初心者の場合)
  • 合格率:非公開(推定50~60%)

構築・運用に携わるエンジニア

Professional Cloud Architect(プロフェッショナルクラウドアーキテクト)

  • 高度なシステム設計スキルを証明
  • 上級・ITSSレベル4
  • 難易度:★★★★☆
  • 学習時間目安:70~100時間(GCP実務経験者の場合)
  • 合格率:非公開(推定30~50%)

大規模で複雑なシステムの設計を担当するエンジニア

(※2025年8月時点)

GCPはビッグデータやAIサービスとの連携に強いため、マルチクラウドに対応できるエンジニアを目指している方におすすめです。

未経験者は「クラウドデジタルリーダー」から、実務経験者は「アソシエイトクラウドエンジニア」から挑戦するとよいでしょう。

なお、GCPを学ぶ際は、公式が提供している「Google Cloud Skills Boost」を活用できます。

独学に不安を感じる場合は、パソコン教室「Winスクール」のGoogle Cloud認定トレーニングもチェックしてみてください。

Winスクール公式サイト

補足

AWS・Azure・GCPには、インフラ系以外の資格も数多く存在します。

開発・セキュリティ・データ・AI関連など、さまざまな資格があるので、自分のキャリアや目標に合う資格に挑戦しましょう。

データベースエンジニアにおすすめの資格【運用・チューニングスキルを強化】

ここでは、企業や組織のデータベースを設計・運用管理する「データベースエンジニア」におすすめの資格を紹介します。

基幹システムや社内システムの設計・構築・運用・保守を担当するインフラエンジニア、システムエンジニア(SE)にも役立つ資格なので、ぜひチェックしてみてください。

資格名概要

ORACLE MASTER DBA(Bronze・Silver・Gold)

  • Oracle DBの運用管理に関する知識と技術を証明する資格
  • Oracle DBの基礎を学びたい未経験者や、Oracle DBのパフォーマンスチューニング・運用管理スキルを高めたい人におすすめ

データベーススペシャリスト試験

  • データベースの設計・構築・運用管理に関する高度な専門知識と技術を証明する資格
  • 大規模なDB管理に携わる人や、パフォーマンスチューニング・セキュリティ対策のスキルを深めたい人におすすめ

※ITSSレベルは「ITSSのキャリアフレームワークと認定試験・資格とのマップ Ver12.4(2025年3月7日現在)|スキル標準ユーザー協会」を参照しています。ITSSレベルが未設定の資格については、相当するレベルを記載しています。

※学習時間や推定合格率はあくまで目安です。個人差があるため、参考程度にご覧ください。

ORACLE MASTER DBA(Bronze・Silver・Gold)

概要

Oracle Databaseの運用管理に関する知識と技術を証明する資格

種別

ベンダー資格(オラクル認定)

試験の種類(ITSSレベル)

  • Bronze:レベル1
  • Silver:レベル2
  • Gold:レベル3

受験資格

Goldの前提資格:Silver DBAなど(参照:Oracle University

難易度

  • Bronze:★★☆☆☆
  • Silver:★★★☆☆
  • Gold:★★★★☆

学習時間目安

  • Bronze:80〜120時間(未経験者の場合)
  • Silver:100~150時間(実務経験者の場合)
  • Gold:150〜250時間(実務経験者の場合)

合格率

非公開

  • Bronze:推定50〜70%
  • Silver:推定50〜70%
  • Gold:推定40〜60%

おすすめの人

  • Oracle DBの基礎を学びたい未経験者
  • Oracle DBのパフォーマンスチューニングや運用管理スキルを高めたい人

公式サイト

認定資格一覧 | Oracle

(※2025年8月時点)

「Oracle MASTER DBA」は、Oracleデータベースの管理・運用技術を証明する資格です。

複数のレベルがあり、BronzeではOracle DBの基本操作やデータベース管理の基礎、Silver〜Goldではより高度な運用・チューニング・トラブルシューティングなどについて問われます。

未経験者はBronzeから挑戦し、実務経験を積んだうえでSilverやGoldに挑戦するのがおすすめです。

なお、OracleデータベースはOracleが提供する「Oracle MyLearn」を活用して学ぶことができます。

あわせて、豊富な動画講座で学べる「Udemy」を併用すれば効率よく学習を進められるでしょう。

Udemy公式サイト

データベーススペシャリスト試験

概要

データベースの設計・構築・運用管理に関する高度な専門知識と技術を証明する資格

種別

国家試験

ITSSレベル

レベル4相当

受験資格

特になし

難易度

★★★★☆

学習時間目安

150〜200時間(実務経験者の場合)

合格率

17.2%(令和6年度秋期

おすすめの人

  • 大規模なDB管理に携わる人
  • パフォーマンスチューニングやセキュリティ対策のスキルを深めたい人

公式サイト

データベーススペシャリスト試験|情報処理推進機構

(※2025年8月時点)

「データベーススペシャリスト試験(DB)」は、データベースに関する高度な知識と技術を証明する資格です。

試験では、論理設計・物理設計・SQLチューニング・障害対応・トランザクション制御など、データベースを効率的かつ安全に扱うスキルが求められます。

現場では断片的になりがちなDBの知識を試験対策を通じて体系的に習得できるため、 SIerの技術者や社内SEとして設計・運用を担当している方にもおすすめです。

なお、効率よく資格勉強をしたい方は、動画講義や過去問で学べる「スタディング」のデータベーススペシャリスト講座の受講も検討してみてください。

スタディング公式サイト

セキュリティエンジニアにおすすめの資格【企業からの需要高】

ここでは、企業や組織のセキュリティ設計・管理を担当する「セキュリティエンジニア」におすすめの資格を紹介します。

資格名概要

情報処理安全確保支援士試験

  • 情報セキュリティに関する高度な知識と実践的なスキルを証明する資格
  • 上流工程でセキュリティ設計・リスク管理を中心に担当したい人や、組織の情報セキュリティ方針の策定・啓発活動に関わりたい人におすすめ

CISSP

  • 幅広いセキュリティ知識とスキルを証明する国際的な資格
  • グローバル企業・外資系で活躍したい人や、将来的にCISOを目指したい人におすすめ

AWS認定セキュリティ-スペシャリティ

  • AWS環境での情報セキュリティに関する高度な知識とスキルを証明する資格
  • クラウドセキュリティ分野で専門性を高めたい人や、企業からの需要が高いセキュリティスキルを身につけたい人におすすめ

※ITSSレベルは「ITSSのキャリアフレームワークと認定試験・資格とのマップ Ver12.4(2025年3月7日現在)|スキル標準ユーザー協会」を参照しています。ITSSレベルが未設定の資格については、相当するレベルを記載しています。

※学習時間や推定合格率はあくまで目安です。個人差があるため、参考程度にご覧ください。

情報処理安全確保支援士試験

概要

情報セキュリティに関する高度な知識と実践的なスキルを証明する資格

種別

国家資格

ITSSレベル

ITSSレベル4相当

受験資格

特になし

難易度

★★★★☆

学習時間目安

250〜350時間(実務経験者の場合)

合格率

19.0%(令和7年度春期

おすすめの人

  • 上流工程に携わり、セキュリティ設計やリスク管理を中心に担当したい人
  • 組織の情報セキュリティ方針の策定や啓発活動に関わりたい人

公式サイト

情報処理安全確保支援士試験|情報処理推進機構

(※2025年8月時点)

「情報処理安全確保支援士試験(SC)」は、情報セキュリティに関する高度な知識と実践的なスキルを証明する国家資格です。

実務での脅威対応やインシデントマネジメント能力が重要視されるため、現場でのセキュリティ経験がある方に適しています。

サイバー攻撃や情報漏えいのリスクが増大するなかでセキュリティ対策をリードする人材は非常に需要があり、有資格者は特に評価されやすいです。

なお、効率よく学習を進めたい方は、試験対策教材を提供している「アイテック」の情報処理安全確保支援士コースをチェックしてみてください。

アイテック公式サイト

CISSP

概要

幅広いセキュリティ知識とスキルを証明する国際的な資格

種別

民間資格(ベンダー非依存)

ITSSレベル

レベル4

受験資格

認定要件となる業務経験の年数を満たしていない人も受験可能
※ただしCISSPに認定されるには、一定の業務経験などを満たす必要あり(参照:認定要件|ISC2 Japan

難易度

★★★★☆

学習時間目安

200~250時間(実務経験者の場合)

合格率

非公開
(推定40〜60%)

おすすめの人

  • グローバル企業や外資系で活躍したい人
  • 将来的にCISOを目指したい人

公式サイト

CISSPとは|ISC2 Japan

(※2025年8月時点)

「CISSP(Certified Information Systems Security Professional)」は、幅広いセキュリティ知識とスキルを証明する国際的な資格です。

セキュリティの設計・運用・管理やリスク評価など実務的な能力が問われるため、セキュリティ分野での経験がある中堅エンジニアに適しています。

情報セキュリティ分野で世界的に認知されているので、グローバル企業や外資系で活躍したい方に特におすすめです。

なお、資格勉強の際は、世界中の人が作成した動画講座で学べる「Udemy」を活用すると効率よく学習できます。

Udemy公式サイト

AWS認定セキュリティ-スペシャリティ

概要

AWS環境での情報セキュリティに関する高度な知識とスキルを証明する資格

種別

ベンダー資格(AWS認定)

ITSSレベル

レベル4

受験資格

特になし
(対象:セキュリティソリューションの設計と実装で5年のITセキュリティ経験があり、AWSワークロードのセキュリティ保護に関する実務経験が2年以上ある人)

難易度

★★★★☆

学習時間目安

80〜150時間(実務経験者の場合)

合格率

非公開
(推定40~50%)

おすすめの人

  • クラウドセキュリティ分野で専門性を高めたい人
  • 企業からの需要が高いセキュリティスキルを身につけたい人

公式サイト

AWS Certified Security - Specialty | AWS

(※2025年8月時点)

「AWS認定セキュリティ-スペシャリティ(AWS Certified Security - Specialty)」は、AWSクラウド環境での情報セキュリティに関する高度な知識とスキルを証明する資格です。

試験では、おもにAWS環境でのアクセス管理・暗号化・監査設定・インシデント対応などについて出題されます。

AWSは世界的に利用されており、セキュリティ対策も非常に需要が高いため、クラウドセキュリティエンジニアとして活躍したい方はぜひ取得をおすすめします。

なお、AWSのセキュリティを学ぶ際は、公式が提供している「AWS Skill Builder」を活用できます。

独学に不安がある場合は、パソコン教室「Winスクール」のAWS認定トレーニング(Security Engineering on AWS)もチェックしてみてください。

Winスクール公式サイト

AI・機械学習系エンジニアにおすすめの資格【最先端分野】

ここでは、近年注目が高まっているAIや機械学習に関連する資格を紹介します。

資格名概要

E資格

  • ディープラーニングの知識や実装スキルを証明する資格
  • AI・機械学習モデルの構築・実装を行う人や、AI開発の専門性を高めてキャリアアップ・市場価値向上を目指す人におすすめ

AWS認定機械学習-スペシャリティ

  • AWS上で機械学習モデルを構築・運用・デプロイする知識とスキルを証明する資格
  • AWSの機械学習サービスを活用してモデル構築・運用を行いたい人や、クラウド×機械学習の専門性を武器にキャリアを広げたい人におすすめ

Microsoft認定Azure AIエンジニアアソシエイト

  • Azure AIを活用したAIソリューションを構築・管理・デプロイする知識とスキルを証明する資格
  • Azure上でAIソリューションを実装し、業務課題の解決に活かしたい人や、Microsoft製品を活かしたAI開発に興味がある人におすすめ

Googleクラウド認定プロフェッショナル機械学習エンジニア

  • GCP上で機械学習モデルを設計・構築・運用するための高度な知識とスキルを証明する資格
  • GCPで大規模MLシステムの設計・構築・改善を行いたい人や、専門性を高めてAI導入の推進役を目指す人におすすめ

※ITSSレベルは「ITSSのキャリアフレームワークと認定試験・資格とのマップ Ver12.4(2025年3月7日現在)|スキル標準ユーザー協会」を参照しています。ITSSレベルが未設定の資格については、相当するレベルを記載しています。

※学習時間や推定合格率はあくまで目安です。個人差があるため、参考程度にご覧ください。

E資格

概要

ディープラーニングの知識や実装スキルを証明する資格

種別

民間資格(ベンダー非依存)

ITSSレベル

レベル3相当

受験資格

JDLA認定プログラムを試験日の過去2年以内に修了していること(参照:一般社団法人日本ディープラーニング協会

難易度

★★★☆☆

学習時間目安

100~150時間(実務経験者の場合)

合格率

68.26%(2025年第1回

おすすめの人

  • AI・機械学習モデルの構築や実装を行う人
  • AI開発の専門性を高め、キャリアアップや市場価値向上を目指す人

公式サイト

E資格とは|一般社団法人日本ディープラーニング協会

(※2025年8月時点)

「E資格」は、ディープラーニング(深層学習)の知識や実装スキルを証明する資格です。

試験ではモデル構築・評価・実装といった実務的な能力が問われるため、AI開発やデータサイエンスの経験があるとよいでしょう。

ディープラーニングは近年特に注目されている分野なので、スキルや専門性を示して市場価値を高めたいAIエンジニアにおすすめです。

なお、資格勉強の際は「Aidemy Premium」のE資格対策講座(JDLA認定プログラム)を活用すると、チューターへ何度でも質問できるので安心です。

Aidemy Premium公式サイト

補足

AI・ディープラーニングの基礎知識や活用方法を学びたい方には「G検定」がおすすめです。

AWS認定機械学習スペシャリティ

概要

AWS上で機械学習モデルを構築・運用・デプロイする知識とスキルを証明する資格

種別

ベンダー資格(AWS認定)

ITSSレベル

レベル3相当

受験資格

特になし
(推奨:AWSクラウドでのML/深層学習ワークロードの開発、設計、実行における最低2年の実務経験など)

難易度

★★★☆☆

学習時間目安

50~80時間(実務経験者の場合)

合格率

非公開
(推定50~60%)

おすすめの人

  • AWSの機械学習サービスを活用してモデル構築や運用を行いたい人
  • クラウド×機械学習の専門性を武器にキャリアを広げたい人

公式サイト

AWS Certified Machine Learning - Specialty|AWS

(※2025年8月時点)

AWS認定機械学習-スペシャリティ(AWS Certified Machine Learning - Specialty)は、AWS上で機械学習モデルを構築・運用・デプロイする知識とスキルを証明する資格です。

試験では、モデルの設計・学習・評価に関する知識のほか、AWSの各種サービスを活用した実装能力が問われます。

資格を取得することで、さまざまな業界で活用されているSageMakerやRekognitionの活用スキルも示せるため、クラウド×機械学習に強いエンジニアを目指している方におすすめです。

なお、資格勉強をする際は、公式が提供している「AWS Skill Builder」を活用できます。

あわせて、豊富な動画講座で学べる「Udemy」を併用すれば効率よく学習を進められるでしょう。

Udemy公式サイト

Microsoft認定Azure AIエンジニアアソシエイト

概要

Azure AIを活用したAIソリューションを構築・管理・デプロイする知識とスキルを証明する資格

種別

ベンダー資格(Microsoft認定)

ITSSレベル

レベル3相当

受験資格

特になし
(推奨:Azure AIエンジニアとしてPython、C#などを使用するソリューションを開発した経験があることなど)

難易度

★★★☆☆

学習時間目安

50~80時間(実務経験者の場合)

合格率

非公開
(推定50~60%)

おすすめの人

  • Azure上でAIソリューションを実装し、業務課題の解決に活かしたい人
  • Microsoft製品やエコシステムを活かしたAI開発に興味がある人

公式サイト

マイクロソフト認定: Azure AI エンジニア アソシエイト - Certifications | Microsoft Learn

(※2025年8月時点)

「Microsoft認定Azure AIエンジニアアソシエイト(Azure AI Engineer Associate)」は、Azure AIを活用したAIソリューションを構築・管理・デプロイする知識とスキルを証明する資格です。

試験では、Azure Machine Learning・Cognitive Services・Bot Serviceなどを活用した実装能力やソリューション設計力が問われます。

資格取得によりAzure AIサービスを扱うスキルを示せるため、実務と組み合わせて業務改善や自動化に挑戦したい方にもおすすめです。

なお、資格勉強をする際は、公式が提供している「Microsoft Learn」を活用できます。

より効率的に学習を進めたい方は、IT研修などを提供している「エディフィストラーニング」のマイクロソフト認定コースもチェックしてみてください。

エディフィストラーニング公式サイト

Googleクラウド認定プロフェッショナル機械学習エンジニア

概要

GCP上で機械学習モデルを設計・構築・運用するための高度な知識とスキルを証明する資格

種別

ベンダー資格(Google認定)

ITSSレベル

レベル4相当

受験資格

特になし
(推奨:Google Cloudを使用したソリューションの設計と管理の1年以上を含む、3年以上の業界経験)

難易度

★★★★☆

学習時間目安

80~150時間(実務経験者の場合)

合格率

非公開
(推定40~50%)

おすすめの人

  • GCPで大規模MLシステムの設計・構築・改善を行いたい人
  • クラウドエンジニアとしての専門性を高め、AI導入の推進役を目指す人

公式サイト

Professional ML Engineer 認定資格 | Google Cloud

(※2025年8月時点)

「Googleクラウド認定プロフェッショナル機械学習エンジニア(Professional ML Engineer)」は、GCP上で機械学習モデルを設計・構築・運用するための高度な知識とスキルを証明する資格です。

試験では、Vertex AIを活用した大規模MLシステムの設計・運用や、安全で公平なAI運用など幅広いスキルが問われます。

専門性の高さはもちろん、AI導入の推進役として活躍できる力を示せるため、上流工程を目指すエンジニアにおすすめです。

なお、資格勉強をする際は、公式が提供している「Google Cloud Skills Boost」を活用できます。

また、動画で知識をインプットしたい方には、豊富な動画講座で学べる「Udemy」の併用もおすすめです。

Udemy公式サイト

PL・PM・上流工程におすすめの資格【マネジメント・上級者向け】

ここでは、マネジメントや上流工程を目指す人におすすめの資格を紹介します。

資格名概要

プロジェクトマネージャ試験

  • システム開発のプロジェクトマネジメントに関する知識とスキルを証明する資格
  • PMを目指すプロジェクトリーダー経験者や、マネジメント能力をアピールしてキャリアアップ転職したい人におすすめ

PMP

  • プロジェクトの計画立案から実行・監視・完了までのマネジメントスキルを証明する資格
  • PMを目指すPL経験者や、チームマネジメント・ステークホルダー調整のスキルを高めたい人におすすめ

システムアーキテクト試験

  • システム・アーキテクチャ設計に関する高度な知識とスキルを証明する資格
  • 設計方針やアーキテクチャの決定に責任を持つ立場を目指す人や、大規模なシステム開発に携わりたい人におすすめ

ITストラテジスト試験

  • 企業のIT戦略立案やシステム投資の計画・評価に関する高度な知識とスキルを証明する資格
  • IT企画・PMの経験があり経営視点での戦略立案スキルを示したい人や、企業のIT戦略・業務改善に関わる上級ポジションを目指す人におすすめ

プロジェクトマネージャ試験

概要

システム開発のプロジェクトマネジメントに関する知識とスキルを証明する資格

種別

国家試験

ITSSレベル

レベル4相当

受験資格

特になし

難易度

★★★★☆

学習時間目安

150~200時間(PL経験者の場合)

合格率

13.9%(令和6年度秋期

おすすめの人

  • PMを目指すプロジェクトリーダー経験者
  • マネジメント能力をアピールしてキャリアアップ・転職したい人

公式サイト

プロジェクトマネージャ試験|情報処理推進機構

(※2025年8月時点)

「プロジェクトマネージャ試験(PM)」は、ITプロジェクトのマネジメント能力を証明する資格です。

試験では、プロジェクトマネジメントの知識や手法、リスク管理・品質管理・進捗管理など、実務に直結する能力が問われます。

高いマネジメント力を示せるため、マネジメントスキルを活かしてキャリアアップ転職したい方や、PMへの昇進を目指している方におすすめです。

なお、効率よく学習を進めたい方は、試験対策教材を提供している「アイテック」のプロジェクトマネージャコースをチェックしてみてください。

アイテック公式サイト

PMP(Project Management Professional)

概要

プロジェクトの計画立案から実行・監視・完了までのマネジメントスキルを証明する資格

種別

民間資格(ベンダー非依存)

ITSSレベル

レベル4

受験資格

一定の学歴と職歴の要件を満たす必要あり(参照:PMP®試験内容の概要

難易度

★★★★★

学習時間目安

80~120時間(PL経験者の場合)

合格率

非公開
(推定40~60%)

おすすめの人

  • PMや上流工程でのプロジェクト推進役を目指すPL経験者
  • チームマネジメントやステークホルダー調整のスキルを高めたい人

公式サイト

PMP®資格について|一般社団法人 PMI日本支部

(※2025年8月時点)

「PMP(Project Management Professional)」は、プロジェクトの計画・実行・監視・完了までを体系的に管理する能力を証明する国際的な資格です。

受験には一定の学歴とマネジメント経験が必要なため、PL(プロジェクトリーダー)の経験がある方に適しています。

プロジェクトのリスク管理・ステークホルダー調整・チームマネジメントの能力を示せるため、将来的にPMを目指している場合はぜひ取得を検討してみてください。

なお、独学に不安がある方には、パソコン教室「Winスクール」のPMP®(Project Management Professional)試験対策講座がおすすめです。

Winスクール公式サイト

補足

PMPは汎用的なマネジメント資格であり、IT・金融・製造・医療などさまざまな業界で通用します。

そのため、業界の垣根を超えて活躍したい方にもおすすめです。

システムアーキテクト試験

概要

システム・アーキテクチャ設計に関する高度な知識とスキルを証明する資格

種別

国家試験

ITSSレベル

レベル4

受験資格

特になし

難易度

★★★★☆

学習時間目安

150~300時間(実務経験者の場合)

合格率

15.5%(令和7年度春期

おすすめの人

  • 設計方針やアーキテクチャの決定に責任を持つ立場を目指す人
  • 大規模なシステム開発に携わりたい人

公式サイト

システムアーキテクト試験|情報処理推進機構

(※2025年8月時点)

「システムアーキテクト試験(SA)」は、システムやアーキテクチャ設計に関する高度な知識とスキルを証明する資格です。

試験では、システム要件分析や設計方針の策定、品質・性能・セキュリティを考慮したアーキテクチャ設計など、実務に直結する能力が問われます。

高度な設計・アーキテクチャ力を示せるため、大規模で複雑なシステムの設計に関わりたい方や、設計責任者としてプロジェクトを牽引したい方におすすめです。

なお、効率よく学習を進めたい方は、試験対策教材を提供している「アイテック」のシステムアーキテクトコースをチェックしてみてください。

アイテック公式サイト

ITストラテジスト試験

概要

企業のIT戦略立案やシステム投資の計画・評価に関する高度な知識とスキルを証明する資格

種別

国家試験

ITSSレベル

レベル4

受験資格

特になし

難易度

★★★★★

学習時間目安

150~250時間(実務経験者の場合)

合格率

15.0%(令和7年度春期

おすすめの人

  • IT企画やPMの経験があり、経営視点での戦略立案スキルを示したい人
  • 企業のIT戦略や業務改善に関わる上級ポジションを目指す人

公式サイト

ITストラテジスト試験|情報処理推進機構

(※2025年8月時点)

「ITストラテジスト試験(ST)」は、企業のIT戦略立案やシステム投資の計画・評価に関する高度な知識とスキルを証明する資格です。

試験では、経営戦略とIT戦略の整合性や、情報システムの企画・評価・リスク管理などビジネスとITを結びつける能力が問われます。

高度な戦略・企画力を示せるため、企業のIT戦略策定に関わりたい方や、IT部門の戦略責任者・CIOを目指す方におすすめです。

なお、オンライン資格講座「スタディング」には、スキマ時間を活用して学習できるITストラテジスト講座があるので、ぜひチェックしてみてください。

スタディング公式サイト

IT資格を効率よく取得するための勉強法【合格率アップのコツ】

IT資格を効率よく取得するためには、いくつかのポイントがあります。

ここでは、おすすめの学習方法や学習計画の立て方について解説するので、ぜひ参考にしてください。

ポイント1.自分に合う学習スタイルを見つける

IT資格を効率よく取得するためには、自分に合う学習スタイルを見つけることが重要です。

「書籍やテキストを読む」「動画講座で学ぶ」など合うスタイルはそれぞれ異なるので、実際に試してみてモチベーションを維持できそうな方法で勉強するのがおすすめです。

以下におもな学習スタイルの特徴をまとめたので、参考にしてください。

書籍や公式ドキュメントでのテキスト学習

自分のペースでじっくり読み進められる

オンライン講座での動画学習

映像や音声で理解が深まりやすい

学習サイトでの演習

実践力や応用力を身に付けやすい

グループ学習や勉強会参加

疑問を解消でき、モチベーションを維持しやすい

注意点として、資格学習はインプットとアウトプットのバランスが偏ると学習効率が低下してしまいます。

そのため、「テキストでインプットして演習できる学習サイトでアウトプットする」など、複数を組み合わせて自分にマッチする学習スタイルを見つけましょう。

補足

ベンダー資格の多くは、公式で独自の教材や学習プラットフォームを提供しているので、積極的に活用することをおすすめします。

ポイント2.試験日を逆算して学習計画を立てる

仕事と資格取得を無理なく行うためには、試験日を逆算して学習計画を立てることが大切です。

受験する資格が決まったら、まず試験日を確認して残りの日数から1日あたりの学習時間を決めましょう。

たとえば合格に必要な学習時間の目安が150時間で試験まで6ヶ月ある場合、1日約50分の学習時間を確保するとよいでしょう。

毎日の勉強が難しい場合は週末にまとめて勉強しても問題ありませんが、期間があくと学んだ内容を忘れてしまうことも少なくありません。

そのため、できるだけ短い間隔で継続して学習することをおすすめします。

ポイント3.過去問・模試を繰り返し解く

試験対策を十分に行うためには、過去問や模擬試験を活用して本番に備えることが重要です。

本番と同じ形式で出題される問題に慣れることで、試験の出題傾向や解答するコツが掴めます。

得点を底上げするためには、過去問を繰り返し解いて自分の苦手分野を把握し、しっかり復習しましょう。

また、時間配分の感覚を掴むためには、本番と同じようにテストを受けられる模擬試験を活用するのがおすすめです。

公式サイトで過去問をダウンロードできたり、模擬試験を受けられたりする資格も多いので、ぜひチェックしてみてください。

ポイント4.知識をアウトプットして理解を深める

資格勉強では、知識をインプットするだけでなくアウトプットして理解を深めることが大切です。

プログラミング資格であれば実際にコードを書く、ネットワーク系資格であればネットワーク機器の設定や操作をして手を動かしましょう。

実際に手を動かして学ぶことで、知識がより深く定着し、問題解決力や応用力も身につきます。

ベンダー資格では、公式の実習教材やラボ環境が用意されていることも多いので、ぜひ活用してみてください。

ベンダー資格

学習リソース

Oracle認定

Oracle MyLearn

Cisco認定

Cisco Networking Academy

AWS認定

AWS Skill Builder

Microsoft認定

Microsoft Learn

Google Cloud認定

Google Cloud Skills Boost

エンジニアの資格取得についてよくある質問【資格を取る前にチェック】

IT資格の種類は?

IT資格の種類は、おもに以下の3つに分けられます。

種類

概要

資格の例

国家

  • 国の機関(日本では経済産業省所管のIPAなど)が認定する資格
  • 公的な資格であり、信頼性が高い

ベンダー

  • IT製品やサービスを提供する企業(Cisco、AWSなど)が認定する資格
  • 特定の製品・サービスのスキルを証明でき、実務に直結しやすい
  • シスコ認定(CCNA、CCNP等)
  • AWS認定(クラウドプラクティショナー、ソリューションアーキテクトアソシエイト等)など

民間(ベンダー非依存)

  • 民間の企業や団体が独自に実施する資格で特定製品に依存しない
  • 特定の製品に依存しない汎用的な知識が身につく

国家試験・国家資格は基礎から応用まで幅広い知識を証明でき、転職で評価されやすい傾向にあります。

ベンダー資格は特定の製品やサービスに強く、実務で即戦力となるスキルを示すことができます。

民間資格は新しい技術や専門分野にも広く対応しており、柔軟に学びたい方におすすめです。

いずれの資格を取得する場合も「自分がどんなエンジニアになりたいか」「どんな仕事に携わりたいか」を考え、目標に合った資格を選ぶことが大切です。

IT資格を取得する際の注意点は?

資格を取得する際の注意点として、以下が挙げられます。

  • 目的が曖昧なままで受験するのはNG!必ず目的を明確にする
  • 資格取得をゴールにせず、その後の実務で活かすことを意識する
  • 資格取得後も定期的にスキルや知識の見直しを行う

資格取得はあくまでも手段であるため、何のために資格を取るのか明確にしましょう。

たとえば「未経験でも基礎知識をアピールできるよう基本情報技術者試験を受験する」「仕事の幅を広げるため、AWS認定を取得する」などです。

明確な目標があるとモチベーションを保ちやすく、挫折しにくくなります。

初心者は資格を取りまくったほうがいい?

未経験者や初心者がたくさんの資格を取得するのは、必ずしも有用とはいえません。

資格を持っていても実務経験がないと、評価につながらないことが多いためです。

基礎知識の証明として資格を取得することは効果的ですが、IT業界では資格そのものよりも実務経験が評価されやすい傾向にあります。

そのため、「基本情報技術者試験」など基礎的な資格を取得した後は転職活動に力を入れ、実務経験を積むことを優先しましょう。

上位資格の取得を目指すのは、実務経験を積んだ後でも遅くはありません。

なお、未経験からエンジニアに転職する際は「ユニゾンキャリア」など、ポテンシャル求人が多いエージェントに求人を紹介してもらうのがおすすめです。

稼げるIT資格は?

一概に「稼げる」といえる資格はありませんが、需要が高い分野の資格を取得すると昇給や資格手当の対象となりやすいです。

近年では「クラウド」「セキュリティ」などの需要が高いので、ぜひ注目してみてください。

まとめ

エンジニアのスキルアップ・キャリアアップには、各分野の知識を体系的に学べる「資格」が大いに役立ちます。

資格を有意義に活用するためには、「IT資格一覧」を参考に自分のレベルとキャリアに合う試験に挑戦しましょう。

また、資格勉強を効率よく進めるためには、資格講座やITスクールを活用するのもおすすめです。

以下におすすめのサービスをまとめたので、ぜひ参考にしてください。

サービス名

特徴

対応資格

スタディング

  • スキマ時間で学べるオンライン資格講座
  • 外出先でもスマホで学習可能
  • ITパスポート
  • 基本情報技術者試験
  • 応用情報技術者試験
  • ネットワークスペシャリスト試験
  • データベーススペシャリスト試験
  • ITストラテジスト試験など

SAMURAI ENGINEER(侍エンジニア)

  • マンツーマンのオンラインプログラミングスクール
  • 現役エンジニアから指導を受けられる
  • Oracle Certified Java Programmer, Silverなど

Winスクール

  • 基礎・応用・資格取得まで幅広く対応しているパソコン教室
  • オンライン対応の講座も多数
  • Python3エンジニア認定基礎試験
  • AWS認定資格(対応資格は公式サイトを要確認)
  • Google Cloud認定資格(対応資格は公式サイトを要確認)など

UZUZ COLLEGE(ウズウズカレッジ)

  • 学習から転職活動までサポートしてくれる就職支援型スクール
  • 35歳までが対象
  • CCNA
  • LinuCレベル1など

Udemy

  • 自分のペースで気軽に学べる学習プラットフォーム
  • 世界中の人が作成した動画講座で学べる
  • CompTIA Network+
  • Microsoft認定Windows Serverハイブリッド管理者アソシエイト
  • ORACLE MASTER DBA(Bronze・Silver・Gold)
  • CISSP
  • AWS認定機械学習-スペシャリティなど

エディフィストラーニング

  • 企業・個人向けにIT研修を提供しているサービス
  • Microsoftの学習に強い
  • Microsoft Azure認定資格(対応資格は公式サイトを要確認)など

アイテック

  • IT資格の試験対策教材を提供しているサービス
  • 複数のコース・教材から自分に合うものを選べる
  • 情報処理安全確保支援士試験
  • プロジェクトマネージャ試験
  • システムアーキテクト試験など

関連記事