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インフラエンジニアのキャリアパス完全ガイド!未経験・ジュニア~シニアまで徹底解説

株式会社マイナビ等のプロモーションを含みます

『Qiita Job Change』は、複数の企業と提携しており、当サイトを経由して商品・サービスへの申込みがあった場合、各企業から報酬を受け取ることがあります。ただし、当サイトで紹介する商品・サービスは、『Qiita Job Change』が独自の基準で評価し掲載しております。 また当サイトで得た収益は、サイトを訪れる皆様により役立つコンテンツを提供するために、情報の品質向上・ランキング精度の向上等に還元しております。

ITインフラの構築・運用・保守を担当するインフラエンジニアには、大きく分けて2つのキャリアパスがあります。

本記事では、専門性を極める「スペシャリスト」、マネジメントなど幅広い業務を担当する「ゼネラリスト」のキャリアパスについて詳しく解説します。

具体的な職種や、キャリアアップに役立つおすすめ資格なども紹介するので、ぜひ参考にしてください。

インフラエンジニアのキャリアパス・ロードマップ【早見表】

インフラエンジニアのキャリアパスは、専門性を深める「スペシャリスト」と、幅広く業務を担当する「ゼネラリスト」に分けられます。

以下にそれぞれのキャリアステージで経験すべき業務や、キャリアアップのポイントをまとめたので、参考にしてください。

キャリアステージ

スペシャリスト

ゼネラリスト

未経験
(0年)

【共通】

ITやネットワーク・サーバーの基礎知識を身につける

ジュニア
(1~3年)

【共通】

  • サーバーエンジニア:サーバー運用・監視
  • ネットワークエンジニア:ネットワーク運用・監視
  • データベースエンジニア:DB運用・監視
  • 全職種:障害対応、定期的なバックアップ・メンテナンス業務(保守)

★どちらを目指す場合も、まずは現場経験を積んでしっかり基礎を習得する

キャリアステージ

スペシャリスト

ミドル
(3~5年)

  • サーバー/ネットワークエンジニア:小~中規模設計・構築
  • データベースエンジニア:DB運用・チューニング
  • セキュリティエンジニア:セキュリティ対策・改善
  • クラウドエンジニア:クラウド構築・運用
  • 全職種:バックアップ設計、監視設計

★設計などの上流工程や専門分野に挑戦する

シニア
(5年以上)

  • ITアーキテクト/クラウドアーキテクト:大規模設計・構築、インフラアーキテクチャ設計
  • セキュリティコンサルタント:セキュリティ設計・脆弱性診断
  • データベースエンジニア:DB設計・全体最適化

大規模プロジェクトや高度な専門分野を担当する

キャリアステージ

ゼネラリスト

ミドル
(3~5年)

  • インフラエンジニア(横断型):サーバー/ネットワーク/クラウドなど幅広い領域を担当
  • プロジェクトリーダー:小~中規模案件の進行管理
  • 運用リーダー:運用統括、業務改善

★技術力を高めながら、プロジェクト管理など幅広い業務に挑戦する

シニア
(5年以上)

  • プロジェクトマネージャー:プロジェクトの計画、進行管理
  • システム運用管理者:システム運用の全体最適化・改善策実施
  • ITコンサルタント(インフラ):IT戦略の立案・業務改善提案

プロジェクトの統括や戦略立案に携わる

※表はあくまで一般的な目安です。実際のキャリアは個人によって異なったり、前後する場合もあります。

スペシャリストとゼネラリストの職種一覧|仕事内容・年収の目安

ここでは、インフラエンジニアのおもな職種を「スペシャリスト」と「ゼネラリスト」に分けて紹介します。

専門性を極める「スペシャリスト」

スペシャリストとは、技術やスキルに高い専門性を持ち、特定の分野で高度な業務を担当するエンジニアを指します。

インフラエンジニアのスペシャリスト系職種としては、おもに以下が挙げられます。

職種

仕事内容

年収目安

ネットワークエンジニア

ネットワークの設計・構築・運用・保守を担当する

447万円(※1)

サーバーエンジニア

サーバーの設計・構築・運用・保守を担当する

464万円(※1)

クラウドエンジニア

AWSやAzureなどクラウドインフラの設計・構築・運用を担当する

500~600万円(※2)

セキュリティエンジニア

システムやネットワークのセキュリティ対策を担当する

477万円(※1)

データベースエンジニア

データベースの設計・運用・保守を担当する

463万円(※1)

セキュリティコンサルタント

システムやネットワークのセキュリティ診断・設計・改善策の提案を担当する

616万円(※1)

ITアーキテクト

インフラ全体の要件定義・設計を中心に担当する(インフラ寄りの場合)

700~800万円(※2)

クラウドアーキテクト

クラウドインフラ全体の要件定義・設計を中心に担当する

700~800万円(※2)

※1参照:年収の高い職業は?平均年収ランキング(職種・職業別)【最新版】 |doda(デューダ)
※2参考:dodaリクルートエージェントなどの求人情報

多様な業務に対応する「ゼネラリスト」

ゼネラリストとは、特定の技術以外にも幅広い知識を持ち、さまざまな業務に対応するエンジニアのことを指します。

複数分野の業務を担当したり、マネジメントやチーム調整も担うエンジニアは、一般的にゼネラリストに該当します。

インフラエンジニアのキャリアパスとして挙げられるゼネラリスト系職種は、おもに以下のとおりです。

職種

仕事内容

年収目安

プロジェクトマネージャー

インフラ関連のプロジェクトの計画・進行管理を担当する(インフラ寄りの場合)

693万円(※1)

システム運用管理者

システム全体の運用・監視・保守を統括し、障害対応や改善策の調整も担当する

600~700万円(※2)

ITコンサルタント

企業のインフラ環境の改善や最適化を提案し、システム導入や運用改善を担当する(インフラ寄りの場合)

598万円(※1)

※1参照元:年収の高い職業は?平均年収ランキング(職種・職業別)【最新版】 |doda(デューダ)
※2参考:dodaリクルートエージェントなどの求人情報

注意

スペシャリストとゼネラリストは明確に線引きできるわけではありません。

実務では、スペシャリスト的な専門技術を持ちながらプロジェクト管理やマネジメントを担うケースもあります。

その場合、役割の中心が「技術の深さ」か「全体の管理・調整か」で分類が変わります。

たとえば、クラウドアーキテクトは設計中心ならスペシャリスト寄り、設計+プロジェクト管理まで幅広く担当する場合はゼネラリスト寄りになります。

インフラエンジニアがキャリアパスを選ぶポイント・ステップアップの方法

キャリアパスを考えたとき、「自分はどの方向に進むべきなんだろう」と悩んでしまう方は少なくありません。

ここでは、インフラエンジニアがキャリアパスを選ぶポイントとステップアップする具体的な方法を解説します。

ポイント1.スペシャリストかゼネラリストか、目指す方向性を明確にする

インフラエンジニアのキャリアプランを考える際、まず明確にしたいのが「スペシャリスト」と「ゼネラリスト」のどちらを目指すかです。

キャリアの方向性を決めておくことで、挑戦すべき業務や学習の優先順位がわかりやすくなり、効率的に経験を積むことができます。

反対に方向性が曖昧だと、手当たり次第に経験を積むだけになってしまう可能性があるので注意が必要です。

目指す方向性を検討中の方は、以下を参考にして「スペシャリストとゼネラリスト、どちらに向いているのか」を考えてみてください。

スペシャリスト向きの人

  • 特定の分野に強い興味がある人
  • 一つの領域を掘り下げて深くまで学ぶのが好きな人
  • 高度な技術力や専門性を身につけたい人
  • 継続して学び続けられる人

ゼネラリスト向きの人

  • さまざまな分野に興味がある人
  • 柔軟性がある人
  • 物事を客観的に見るのが得意な人
  • システムや業務の全体的な仕組みをイメージできる人

補足

今すぐに方向性を決められない場合は、ある程度実務経験を積んでからでも遅くはありません。

ジュニア~ミドルの段階で業務を経験し、自分がどちらに向いているのか考えてみてください。

ポイント2.実務経験と資格でステップアップする

インフラエンジニアがキャリアアップしていくために欠かせないのが、実務での経験です。

日々の業務でサーバー構築・ネットワーク設計など各々の目指すキャリアに必要な経験を積むことで、現場で通用するスキルを磨けます。

また、実務で培った知識やスキルを裏付けるものが資格です。

CCNA・LinuCレベル1などは基礎知識が身についている証となり、ネットワークスペシャリストなど上位資格は専門性や高度な知識をアピールできます。

インフラエンジニアのキャリアアップに資格は必ずしも必要ではありませんが、実務経験とあわせて評価されるケースが多いです。

特にエンジニア初心者は資格勉強が知識の整理に役立つので、日々の業務に励みながら定期的に資格取得に挑戦するとよいでしょう。

スペシャリスト向け|インフラエンジニアのキャリアプラン

ここでは、スペシャリストを目指すインフラエンジニアにおすすめのキャリアプランを紹介します。

実務経験を積みながら資格取得に挑戦することで、より効率的にキャリアアップを目指せるでしょう。

※キャリアアップのスピードや経験には個人差があります。本記事で示す年数や業務はあくまで参考としてご覧ください。

1.未経験・初学者|基礎知識を身につける

経験年数

0年

すべきこと

  • ITの基礎知識の習得
  • サーバーもしくはネットワークの基礎学習

未経験者は、まず基礎知識を身につけることがスタートです。

IT全般の基礎知識を身につけた後は、サーバーもしくはネットワークの基礎学習を始めましょう。

「クラウドから始めたい」などと思う方もいるかもしれませんが、サーバーとネットワークはインフラエンジニアの要となる知識です。

そのため、まずは基礎をしっかり学び、実務で使えるスキルを身につけることが重要です。

学習の際は、仮想環境でサーバー構築やネットワーク設定を行うなど、手を動かしながら学びましょう。

▼おすすめの資格

IT・エンジニアの入門資格

余裕があれば、サーバーの入門資格「LinuCレベル1」や、ネットワークの基礎資格「CCNA」にも挑戦してみてください。

未経験からインフラエンジニアを目指すなら「ウズウズカレッジ」がおすすめ

ウズウズカレッジ

引用:ウズウズカレッジ

ウズウズカレッジ」は、未経験からエンジニアを目指す人のための就職支援型スクールです。

複数のコースがあり、インフラエンジニアを目指す方におすすめなのが「CCNAコース」と「LinuCコース」です。

CCNAコースではネットワーク分野を、LinuCコースではサーバー分野を基礎から学び、資格取得にも挑戦できます。

また、学習と並行して求人選定・選考対策といったサポートも受けられるので、スムーズに転職活動を進められるでしょう。

独学や自力での転職活動に不安がある方は、ぜひウズウズカレッジに相談してみてください。

UZUZ COLLEGE(ウズウズカレッジ)|基本情報
運営会社株式会社UZUZ COLLEGE
公式サイトhttps://uzuz-college.jp/
対応地域全国
料金・CCNAコース:132,000円(税込) ・LinuCコース:132,000円(税込) ・Javaコース:264,000円(税込) ・AWSコース:440,000円(税込)
受講形態オンライン
年齢制限35歳まで
学べるスキルネットワーク、サーバー(Linux)、Javaなど
受講期間・CCNAコース:16週間 ・LinuCコース:16週間 ・Javaコース:24週間 ・AWSコース:16週間
UZUZ COLLEGE(ウズウズカレッジ)公式サイト

2.ジュニアインフラエンジニア|運用・保守を中心に担当する

経験年数

1~3年

経験しておくとよい業務

  • サーバーエンジニア:サーバー運用・監視
  • ネットワークエンジニア:ネットワーク運用・監視
  • データベースエンジニア:DB運用・監視
  • 全職種:障害対応、定期的なバックアップ・メンテナンス業務(保守)

ジュニアは、運用や保守を中心に実務経験を積む段階です。

実務を通じてサーバーやネットワークの動作・トラブル対応の基礎を理解し、現場で通用するスキルを身につけましょう。

スキルアップのためには、業務で得た知識と経験を整理し、手順書やマニュアルを作成してみるのもおすすめです。

また実務レベルのスキルが身についた後は、クラウド・セキュリティなど関心のある分野の学習も始め、次に進む基盤を築きましょう。

▼おすすめの資格(初級~中級)

IT全般

サーバー

ネットワーク

データベース

クラウド

セキュリティ

スマホで手軽に学習したい場合は、動画で学べる「Udemy」を活用するのもおすすめです。

Udemy公式サイト

3.ミドルインフラエンジニア|設計・構築や専門分野を担当する

経験年数

3~5年

経験しておくとよい業務

  • サーバー/ネットワークエンジニア:小~中規模設計・構築
  • データベースエンジニア:DB運用・チューニング
  • セキュリティエンジニア:セキュリティ対策・改善
  • クラウドエンジニア:クラウド構築・運用
  • 全職種:バックアップ設計、監視設計

ミドルのフェーズでは、運用・保守だけでなく、設計や構築といったより高度な業務も任されるようになります。

小規模~中規模のプロジェクトに携わり、設計の考え方やトラブル発生時の対応力を身につけることが大切です。

サーバー・ネットワーク・クラウド・セキュリティ・データベースなど、自分の専門分野を深め、技術を磨いていきましょう。

▼おすすめの資格(中級~上級)

サーバー

ネットワーク

データベース

クラウド

セキュリティ

資格勉強の際は、動画コンテンツで学習できる「Udemy」を活用するのもおすすめです。

Udemy公式サイト

4.シニアインフラエンジニア|大規模なプロジェクトや高度な専門分野を担当する

経験年数

5年以上

経験しておくとよい業務

  • ITアーキテクト/クラウドアーキテクト:大規模設計・構築、インフラアーキテクチャ設計
  • セキュリティコンサルタント:セキュリティ設計・脆弱性診断
  • データベースエンジニア:DB設計・全体最適化

シニアインフラエンジニアは、これまでの設計・構築・運用経験を活かし、大規模プロジェクトや高度な専門分野をリードします。

大規模プロジェクトでは、サーバー・ネットワーク・クラウド・データベースなどのインフラ全体を俯瞰し、最適な設計や運用戦略を立案する役割を担います。

また、専門分野では、セキュリティ設計・脆弱性診断・データベースの全体最適化など、高度な技術的判断が求められることも多いです。

これまでの経験で得た知識を活かし、課題解決や改善策の実行に積極的に取り組みましょう。

▼おすすめの資格(上級)

サーバー

ネットワーク

クラウド

セキュリティ
(クラウド系)

データベース

設計・アーキテクチャ

データベーススペシャリスト試験など国家資格に挑戦する場合は、「スタディング」の資格講座がおすすめです。

スタディング公式サイト

ゼネラリスト向け|インフラエンジニアのキャリアプラン

ここでは、ゼネラリストを目指すインフラエンジニアにおすすめのキャリアプランを紹介します。

※キャリアアップのスピードや経験には個人差があります。本記事で示す年数や業務はあくまで参考としてご覧ください。

1.未経験・初学者|基礎知識を身につける【スペシャリストと共通】

経験年数

0年

すべきこと

  • ITの基礎知識の習得
  • サーバーもしくはネットワークの基礎学習

スペシャリスト・ゼネラリスト、どちらを目指す場合もまずは基礎知識を身につけることがスタートです。

IT全般の基礎知識を身につけた後は、サーバーもしくはネットワークの基礎学習を始めましょう。

「ゼネラリストを目指すのに専門知識が必要なの?」と思うかもしれませんが、サーバーとネットワークは幅広いIT領域に対応するための土台となる知識です。

小規模な環境でサーバーを立てたりネットワークを構築したりして、実践的に学習を進めましょう。

▼おすすめの資格

IT・エンジニアの入門資格

余裕があれば、サーバーの入門資格「LinuCレベル1」や、ネットワークの基礎資格「CCNA」にも挑戦してみてください。

また、学習から転職活動までを一貫してサポートしてもらいたい場合は、就職支援型スクール「ウズウズカレッジ」がおすすめです。

UZUZ COLLEGE(ウズウズカレッジ)公式サイト

2.ジュニアインフラエンジニア|技術を磨く

経験年数

1~3年

経験しておくとよい業務

  • サーバーエンジニア:サーバー運用・監視
  • ネットワークエンジニア:ネットワーク運用・監視
  • データベースエンジニア:DB運用・監視
  • 全職種:障害対応、定期的なバックアップ・メンテナンス業務(保守)

ジュニアは、基礎知識を実務で活かし、技術を磨く段階です。

ゼネラリストを目指す場合、幅広い分野に触れることも大切ですが、知識が雑多にならないよう段階的・計画的に経験を積みましょう。

まずは、ひとつの分野に集中して理解を深め、しっかり習得してから次の分野に進むことをおすすめします。

1~2年目は基礎をしっかり固めることに専念し、余裕が出てきたタイミングで他分野の学習をスタートするとよいでしょう。

▼おすすめの資格(初級~中級)

IT全般

サーバー

ネットワーク

データベース

クラウド

セキュリティ

スマホで手軽に学習したい場合は、動画で学べる「Udemy」を活用するのもおすすめです。

Udemy公式サイト

3.ミドルインフラエンジニア|チーム間調整やクライアント折衝などを経験する

経験年数

3~5年

経験しておくとよい業務

  • インフラエンジニア(横断型):サーバー/ネットワーク/クラウドなどを幅広い領域を担当
  • プロジェクトリーダー:小~中規模案件の進行管理
  • 運用リーダー:運用統括、業務改善

ミドルは、 ジュニアで培った基礎を活かしつつ、より広い視点で業務をする段階です。

ひとつの分野に偏るのではなく、幅広い分野を横断的に経験することで、システム全体を俯瞰して設計する力や問題解決能力を磨けます。

また、チーム間調整・クライアント折衝など業務改善の経験を積むことで、判断力やコミュニケーション力を鍛えられるでしょう。

▼おすすめの資格(中級~上級)

プロジェクト管理

セキュリティ

※技術寄りの資格をチェックしたい方は、「スペシャリストにおすすめの資格」をご覧ください。

資格勉強の際は、動画コンテンツで学習できる「Udemy」を活用するのもおすすめです。

Udemy公式サイト

4.シニアインフラエンジニア|プロジェクトの統括や戦略立案に携わる

経験年数

5年以上

経験しておくとよい業務

  • プロジェクトマネージャー:プロジェクトの計画、進行管理
  • システム運用管理者:システム運用の全体最適化・改善策実施
  • ITコンサルタント(インフラ):IT戦略立案・業務改善提案

シニアインフラエンジニアは、これまでの幅広い経験を活かし、プロジェクトのマネジメントや組織のインフラ戦略を担います。

業務では、サーバー・ネットワーク・クラウド・セキュリティなど幅広い分野を俯瞰し、最適な設計・運用方針の策定を行うことが求められます。

また、プロジェクトの意思決定や関係者との調整を通じて、組織全体の効率化や改善も担う重要な立場です。

ゼネラリストとして組織の中核的存在になるためには、全体の課題解決や改善に積極的に取り組みましょう。

▼おすすめの資格(上級)

プロジェクト管理

戦略・統括

セキュリティ

※技術寄りの資格をチェックしたい方は、「スペシャリストにおすすめの資格」をご覧ください。

ITストラテジスト試験など国家資格に挑戦する場合は、「スタディング」の資格講座がおすすめです。

スタディング公式サイト

キャリアに迷うなら転職エージェントに相談してみよう

「どの方向性に進むべきかわからない」「今の働き方でいいのか不安」という場合は、転職エージェントに相談してみるのもおすすめです。

転職エージェントには業界や各職種に詳しいアドバイザーが在籍しており、あなたの適性と経験を考慮してキャリアのアドバイスをしてくれます。

転職エージェントは利用のハードルが高いと感じるかもしれませんが、ほとんどのエージェントが相談だけの利用も受け付けています。

ここからは、インフラエンジニアの転職やキャリア設計に強いサービスを紹介するので、ぜひ気軽に利用してみてください。

サービス名特徴

レバテックキャリア

公式サイト
  • IT特化型の転職エージェント
  • 経験者のキャリアアップ・年収アップ転職に強い

ワークポート

公式サイト
  • IT業界の転職支援に強みを持つ総合型転職エージェント
  • 未経験者や若手におすすめ

ビズリーチ×IT

公式サイト
  • エンジニア向けのスカウト型転職サービス
  • 年収500万円以上のキャリアアップ層~年収800万円以上のハイクラス層まで広く対応

レバテックキャリア|キャリアに迷う中堅エンジニアにおすすめ

レバテックキャリア

引用:レバテックキャリア

レバテックキャリア」は、IT業界に特化した転職エージェントです。

エンジニアのキャリアアップ支援に力を入れており、転職やキャリアに迷っている方の相談を受け付けています。

面談では職種別の専門アドバイザーが経験をヒアリングし、あなたの強みを教えてくれます。

そのうえで「これからどのようにスキルを高めていくべきか」など、キャリア形成のアドバイスをしてくれるため、今後について考える参考になるでしょう。

目指すエンジニア像がわからない方や、現職でのキャリアアップに不安がある方はぜひ相談してみてください。

レバテックキャリア|基本情報
運営会社レバテック株式会社
公式サイトhttps://career.levtech.jp/
公開求人数約50,400件
非公開求人数非公開
対応地域全国
料金無料

(最終更新日:2025年10月

レバテックキャリア公式サイト口コミや評判はこちら

ワークポート|インフラエンジニアを目指す未経験者におすすめ

WORKPORT(ワークポート)

引用:ワークポート

ワークポート」は、IT業界の転職に強みを持つ総合型のエージェントです。

特に若手の転職支援に注力しており、未経験からのエンジニア転職も手厚くサポートしてくれます。

面談の際には「どの職種が向いているのか」など、客観的な意見をもらえるため、キャリアを具体的に設計しやすくなるでしょう。

また、ワークポートは実務経験よりも潜在能力を評価してくれる「ポテンシャル求人」を多く保有しています。

転職すると決めた場合は、非公開求人を含めてさまざまなポテンシャル求人を紹介してくれるため、転職の可能性を広げたい方にもおすすめです。

WORKPORT|基本情報
運営会社株式会社ワークポート
公式サイトhttps://www.workport.co.jp/
公開求人数約123,900件
非公開求人数非公開
対応地域全国
料金無料
有料職業紹介許可番号:13-ユ-040590

(最終更新日:2025年10月

ワークポート公式サイト口コミや評判はこちら

ビズリーチ×IT|キャリアの可能性を広げたい人におすすめ

ビズリーチIT

引用:ビズリーチIT

ビズリーチ×IT」は、企業やヘッドハンターからスカウトが届く転職サービスです。

年収800万円以上のハイクラスエンジニアから、年収500万円以上でキャリアアップを目指すエンジニアまで、幅広い層に利用されています。

ビズリーチの求人例

  • 年収800万円以上のインフラエンジニア求人
  • フルリモートや週1以上のリモート勤務が可能な在宅対応求人
  • 大企業や事業会社のインフラエンジニア求人

約7割の会員が「予想外のスカウトを受け取った」と回答しており、転職の新たな可能性が広がります。

また、ビズリーチを利用したITエンジニアの多くが平均130万円の年収アップを実現(2025年1月末時点)しており、キャリアアップを目指すインフラエンジニアに最適なサービスです。

登録は無料なので、キャリアの視野を広げたい方はぜひ気軽に利用してみてください。

質の高いスカウトを増やす方法

簡易職歴書(27問/入力時間10分程度)を登録時にご記入ください。スカウト数が大幅に増加します!

ビズリーチ × IT|基本情報
運営会社株式会社ビズリーチ
公式サイトhttps://www.bizreach.jp/
公開求人数約61,500件
非公開求人数非公開
対応地域全国
料金登録無料 【プレミアムステージへのアップグレード(有料)】 ・ Web版から(Web決済)30日間コース 5,478円(税込) ・ アプリから(App Store決済)月額 5,500円(税込)

(最終更新日:2025年10月

ビズリーチ × IT公式サイト

インフラエンジニアから異なる分野を目指すキャリアパス

インフラエンジニアの経験を活かし、異なる分野に挑戦するキャリアパスもあります。

ここでは、技術的な知識や問題解決能力を活かせる職種を紹介するので、ぜひ参考にしてください。

技術知識を活かして「IT営業」になる

IT営業は、企業にIT製品やサービスを提案し、システム等の導入を支援する仕事です。

インフラエンジニアとして培ったネットワークやサーバーの知識は、顧客に専門的な説明をしたり、運用のアドバイスをする際に役立ちます。

なお、IT営業はコミュニケーション能力が求められる職種であるため、人と関わるのが得意な人に向いています。

選考の際は、インフラエンジニアとしての知識だけでなく、顧客との折衝経験や課題解決に向けた提案力もアピールすることが重要です。

トラブルシューティング能力を活かして「テクニカルサポート」になる

テクニカルサポートは、システム等に関する問い合わせやトラブル対応を行い、顧客の問題解決を支援する仕事です。

インフラエンジニアとして培ったネットワークやサーバーの知識は、技術的な質問に回答したり、トラブル解決したりする際に役立ちます。

なお、テクニカルサポートは問題解決能力が求められる職種であるため、根気強く柔軟に対応する力がある人に向いています。

選考の際は、問い合わせ対応や問題解決の経験を具体的なエピソードを交えてアピールしましょう。

データベースの知識を活かして「データアナリスト」になる

データアナリストは、企業のデータを分析し、経営や業務改善の意思決定を支援する仕事です。

インフラエンジニアとして培ったデータベースの知識は、データの抽出・整形作業を行う際に役立ちます。

ただし、データアナリストには統計や分析のスキルも必要なため、転職する際には学習が必須です。

また、論理的思考力や数値を正確に扱う能力が求められる職種であるため、客観的な分析力がある人に向いています。

選考の際は、データ分析や可視化の学習経験や、問題解決の具体的なエピソードをアピールするとよいでしょう。

インフラエンジニアの将来性は?AI・クラウド・自動化時代の展望

インフラエンジニアは企業のIT基盤を支える重要な存在であり、将来性にも期待できます。

ただ、AIや自動化により手作業の運用は減少傾向にあるため、「将来的にAIに代替されてしまうのでは?」と不安な方も多いと思います。

結論、以下のように人間の対応力が必要な業務が完全にAIに置き換えられる可能性は低いです。

  • システムやクラウドの構成を決める最終判断
  • 未知のセキュリティリスクへの対応
  • 高度なトラブルシューティング
  • 業務要件に応じた最適化・改善提案など

単純な作業はAIに代替される可能性がありますが、「人間にしかできないスキル」は今後も重要視されると予測できます。

特に近年注目されているクラウド領域では、コストや可用性、セキュリティを考慮した設計・運用の判断力が求められます。

将来も活躍し続けるためには、AIや自動化を活用して効率化を図りつつ、判断力・設計力・トラブル対応力を磨くことが重要です。

インフラエンジニアのキャリアパスについてよくある質問

インフラエンジニアのキャリアアップに資格は必要?

インフラエンジニアのキャリアアップに資格は必須ではありませんが、持っていると会社や転職で評価されやすい傾向にあります。

資格があることで知識やスキルを客観的に証明できるため、社内での昇進や転職活動で有利にはたらくケースも多いです。

実務経験を積みながら資格取得をすることで、より効率的にキャリアアップを目指せるでしょう。

AWS認定・シスコ認定など、おすすめの資格について詳しく知りたい方は「インフラエンジニアにおすすめの資格一覧」もあわせてチェックしてみてください。

未経験からインフラエンジニアになるルートは?

未経験からインフラエンジニアになる一般的なルートは、以下のとおりです。

  1. IT・ネットワーク・サーバー・OSなどの基礎知識を身につける
  2. 基本情報技術者試験など入門資格の取得を目指す
  3. 未経験可の求人に応募する
  4. サーバー運用・保守、ネットワーク運用・保守などの現場で実務経験を積む

インフラエンジニアが設計や構築に関われるようになるまでの目安は、一般的に3~5年程度といわれています。

できるだけ早く上流工程を担当したい場合は、学習・資格取得・情報のキャッチアップなど自己研鑽に励むことが大切です。

また、未経験からの転職をスムーズに進めるためには、ITスクールに通うことも手段のひとつです。

ウズウズカレッジ」では、学習から転職活動までを一貫してサポートしてくれるので、ぜひチェックしてみてください。

SESで働いてキャリアアップはできる?

SESの経験だけでも、一定のキャリアアップは可能です。

SESでは複数のプロジェクトに携われるため、幅広い実務経験を積み、多様な技術知識を持つ中堅エンジニアとして成長できます。

特に若手のうちは、多様なプロジェクトを通じて「自分の得意分野」を見つける良い機会になるでしょう。

ただし、プロジェクトによって担当業務の幅が大きく異なる点には注意が必要です。

スキルアップしたい技術に携われない場合や、希望する実務経験を積めない場合は転職も視野に入れたほうがよいでしょう。

今の働き方に不安がある方は、転職エージェント「レバテックキャリア」に相談してみることも手段のひとつです。

女性もインフラエンジニアとしてキャリアアップできる?

女性もインフラエンジニアとしてキャリアアップすることが十分可能です。

近年では、IT業界で活躍する女性エンジニアも増えているといわれています。

キャリアアップのポイントは性別に関係なく、実務・資格取得・自己学習などでスキルを高めていくことが大切です。

また、ライフスタイルの変化にあわせて働き方を変えながらキャリアアップを目指すことも選択肢のひとつです。

リモート・フレックスなど柔軟な働き方がしたい場合は、インターネットとPC環境があれば業務を行えるクラウド分野に挑戦することも検討してみてください。

※クラウド分野でもオンサイト作業が生じる場合があるので、完全リモートで働きたい場合は「レバテックキャリア」など転職エージェントに相談してみてください。

まとめ

インフラエンジニアのキャリアパスは、おもに以下のとおりです。

キャリアステージ

スペシャリスト

ゼネラリスト

未経験
(0年)

【共通】

ITやネットワーク・サーバーの基礎知識を身につける

ジュニア
(1~3年)

【共通】

  • サーバーエンジニア:サーバー運用・監視
  • ネットワークエンジニア:ネットワーク運用・監視
  • データベースエンジニア:DB運用・監視
  • 全職種:障害対応、定期的なバックアップ・メンテナンス業務(保守)

★どちらを目指す場合も、まずは現場経験を積んでしっかり基礎を習得する

キャリアステージ

スペシャリスト

ミドル
(3~5年)

  • サーバー/ネットワークエンジニア:小~中規模設計・構築
  • データベースエンジニア:DB運用・チューニング
  • セキュリティエンジニア:セキュリティ対策・改善
  • クラウドエンジニア:クラウド構築・運用
  • 全職種:バックアップ設計、監視設計

★設計などの上流工程や専門分野に挑戦する

シニア
(5年以上)

  • ITアーキテクト/クラウドアーキテクト:大規模設計・構築、インフラアーキテクチャ設計
  • セキュリティコンサルタント:セキュリティ設計・脆弱性診断
  • データベースエンジニア:DB設計・全体最適化

大規模プロジェクトや高度な専門分野を担当する

キャリアステージ

ゼネラリスト

ミドル
(3~5年)

  • インフラエンジニア(横断型):サーバー/ネットワーク/クラウドなど幅広い領域を担当
  • プロジェクトリーダー:小~中規模案件の進行管理
  • 運用リーダー:運用統括、業務改善

★技術力を高めながら、プロジェクト管理など幅広い業務に挑戦する

シニア
(5年以上)

  • プロジェクトマネージャー:プロジェクトの計画、進行管理
  • システム運用管理者:システム運用の全体最適化・改善策実施
  • ITコンサルタント(インフラ):IT戦略の立案・業務改善提案

プロジェクトの統括や戦略立案に携わる

※表はあくまで一般的な目安です。実際のキャリアは個人によって異なったり、前後する場合もあります。

インフラエンジニアには大きな可能性があるので、自分に向いているキャリアを考えてみてください。

また、自分に向いている方向性がわからない場合や、今の職場でキャリアアップが難しいと感じる場合は転職エージェントに相談してみることも手段のひとつです。

以下にインフラエンジニアにおすすめの転職エージェント・スカウトサービスをまとめたので、ぜひチェックしてみてください。

サービス名特徴

レバテックキャリア

公式サイト
  • IT特化型の転職エージェント
  • 経験者のキャリアアップ・年収アップ転職に強い

ワークポート

公式サイト
  • IT業界の転職支援に強みを持つ総合型転職エージェント
  • 未経験者や若手におすすめ

ビズリーチ×IT

公式サイト
  • エンジニア向けのスカウト型転職サービス
  • 年収500万円以上のキャリアアップ層~年収800万円以上のハイクラス層まで広く対応

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