最近需要が高まっているクラウドエンジニアは、未経験からでも転職できるのか気になっている方は多いでしょう。
本記事では、「エンジニア未経験でも転職できるのか」「向いているのはどんな人か」「30代からのキャリアチェンジは可能なのか」など、気になる疑問にお答えします。
また、クラウドエンジニアに必要なスキルや仕事内容についても詳しく解説していきます。
まずは、クラウドに関する知識を身につけて、クラウドの資格を取得したり、未経験から応募できる求人を探したりするステップへと進んでいきましょう。
未経験からクラウドエンジニアへの転職を目指す方は、ぜひ参考にしてみてください。
クラウドエンジニアは未経験から転職できる?
クラウドエンジニアを目指したいと思っても、そもそも未経験から転職できるのかわからない方も多いはずです。
まずは、どのような人が転職しやすいのか、どのような経験がある人に向いているのか見ていきましょう。
インフラエンジニアの経験がある人は有利
クラウドエンジニアの実務経験がなくても、インフラエンジニアとして働いた経験があれば、転職で有利になります。
インフラエンジニアは、クラウドエンジニアが行う作業と似た領域の作業を行う仕事だからです。
サーバーやミドルウェア、ネットワークなどを構築した経験があれば、クラウドエンジニアとして転職しやすいでしょう。
インフラエンジニアの経験を活かしながら、より専門的な業務を行ってスキルアップしたい方は、クラウドエンジニアへの転職がおすすめです。
エンジニアの基礎ができていれば転職できる可能性がある
クラウドエンジニアが未経験でも、エンジニアとしての基礎ができていれば、転職することは不可能ではありません。
クラウドエンジニアにもプログラミングスキルは必要なので、システムエンジニアの経験があれば活かせるでしょう。
ただし、クラウドサービスやサーバーなどのインフラ知識がまったくない場合は、エンジニア経験があっても難しい可能性があります。
現在エンジニアとして働いていて、クラウドエンジニアを目指したい方は、クラウドやインフラ領域の実務経験を少しでも積んでから転職することをおすすめします。
業界・職種未経験や30代以降のキャリアチェンジは難しいが可能
IT業界やエンジニアの経験がまったくない方や、30代以降で未経験からのキャリアチェンジを考えている方は、転職難易度はかなり高くなります。
企業によってはクラウドエンジニアの研修体制が整っていて、積極的に未経験者を採用している場合もありますが、コストがかかるため現在は即戦力採用に切り替えている企業が多いです。
しかし、クラウドエンジニアは需要が高まっており、人材を集めたい企業が多いため、クラウドエンジニアに活かせる経験があれば転職できる可能性があるでしょう。
たとえば、エンジニア経験はなくても、プロジェクトリーダーやビジネス分析などの経験があれば転職できる可能性があります。
未経験からクラウドエンジニアを目指したい方は、まずはインフラエンジニアに転職し、スキルを身につけてからクラウドエンジニアの専門領域にチャレンジするのがおすすめです。
クラウドエンジニアになるには?身につけるべきスキル
クラウドエンジニアを目指すには、ある程度のスキルを身につけてから転職活動を始めるのがおすすめです。
ここでは、どのようなスキルを身につければ良いのか紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
クラウドサービスの知識
クラウドエンジニアを目指すなら、クラウドサービスの知識を身につけることは必須です。
クラウドサービスにはさまざまな種類があり、それぞれに特徴が異なるため、目的に応じてクラウドサービスを選ぶことが求められます。
複数のクラウドを使用する場合は、マルチクラウド構成を選択するなど、クラウドサービスの特徴を把握している必要があります。
また、クラウドの設計や環境の構築、保守・運用まで行うため、クラウド全般の専門知識が必要です。
OS・ネットワークの知識
クラウドエンジニアには、OS・ネットワークの知識も必要です。
OSとはコンピューターのデバイスを動作させるソフトウェアのことで、ハードウェアとソフトウェアの間でデータのやり取りを調整する役割があります。
また、クラウドサービス上でアプリケーションやサービスを構築したり、クラウド環境でリソースの配置を行ったりするため、ネットワークの基礎知識が必要です。
システムが使用できなくなった際に、ネットワーク上のエラーを探し、分析することも求められます。
セキュリティがしっかりしている場合は、暗号化や専用線などの実現方法を把握していないと対応できないケースもあるため、これらの知識も必要です。
ストレージの知識
クラウドエンジニアを目指すなら、ストレージの知識も身につけておきましょう。
ストレージとは、データを保管する場所やシステムのことを指します。
クラウド上で仮想サーバーを作成した場合、大量のデータを保管したり、バックアップしたりする必要があるため、クラウドエンジニアはストレージを追加して対応します。
ただし、ストレージは性能や容量によって価格が異なります。
どのようなデータにどのようなストレージを選択するかを判断しなければいけないため、ストレージに関する知識が必要です。
プログラミングスキル
プログラミングスキルは、クラウドエンジニアに必須のスキルというわけではありません。
しかし、プログラミングスキルに長けていると、クラウド・サーバー構築を効率よく行えます。
構築用のプログラムを自動化すれば、多数のサーバーを一気に構築でき、手作業で行うよりも人的ミスを防ぐことができるため、作業を効率化できます。
また、人的ミスの問題を解決するためには、サーバー設定のプログラム開発が必要となるため、設定作業を自動化できるプログラミングスキルが必要です。
クラウドエンジニアの仕事内容
クラウドエンジニアに必要なスキルがわかったので、クラウドエンジニアの仕事内容がある程度想像できていることでしょう。
クラウドエンジニアの具体的な仕事内容は、以下の通りです。
- インフラ要件定義・設定
- クラウド環境構築
- 運用・保守
クライアントのニーズを理解し、インフラ要件の定義や設定が必要ですが、そのために適切なクラウド環境を構築する必要があります。
どのような機能のあるクラウドサービスを作るかによって、使用するプロバイダも変わってくるでしょう。
また、ストレージの設定やデータベースの構築を行い、クラウド環境を構築していきます。
セキュリティ対策のための設計も行うため、パフォーマンスやコストも考慮しながらクライアントの要望に応えることが求められます。
クラウドの保守・運用では、障害が発生したときに迅速に対応するとともに、セキュリティの維持も行います。
未経験からクラウドエンジニアに転職するためのロードマップ
未経験からクラウドエンジニアを目指すには、どのようなステップを踏めば良いのかご紹介します。
具体的には、インフラの基本を身につけてから資格を取得し、未経験でも応募可能な求人を見つけることです。
おすすめサービスも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
インフラの基本(OS・ネットワーク・ストレージ)を身につける
クラウドエンジニアになるには、インフラの基本について学んでおくことが大切です。
必要なスキルでもご紹介したように、クラウドエンジニアを目指すなら、OS・ネットワーク・ストレージの知識を身につけておきましょう。
プログラミングスキルも必要ですが、クラウドエンジニアへの転職を成功させるには、インフラの基礎知識があることをアピールするほうが有利になります。
独学で学習することも可能ですが、オンラインスクールや専門学校で学んだほうが効率的に学習できます。
「テックアカデミー」のオンラインスクールなら、仕事が忙しい方でも自宅で学習でき、プロに質問できるのでおすすめです。
未経験からクラウドエンジニアを目指す方は、ぜひ利用してみましょう。
引用元:テックアカデミー
運営会社 | キラメックス株式会社 |
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受講形態 | オンライン |
年齢制限 | なし ※Webエンジニア転職保証コースは20歳以上34歳以下の方が対象 |
対応地域 | 全国 ※Webエンジニア転職保証コースは東京での勤務が可能な人が対象 |
受講料 | 149,600円~ |
学べるスキル | HTML/CSS、PHP、Java、JavaScript、Swift、Kotlin、C#、Pythonなど |
受講期間 | 4週間~24週間 |
(最終更新日:2024年10月)
テックアカデミー公式サイトクラウド関連の資格を取得する
未経験からクラウドエンジニアへの転職にチャレンジするなら、クラウド関連の資格を取得しておくと有利です。
資格がないからといって、必ずしも採用される見込みがないとはいえませんが、資格を持っているほうが「未経験でも基礎知識がある」というアピールができます。
おすすめの資格は、以下の3つです。
資格名 | 内容 |
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AWS認定資格 |
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Google Cloud認定資格 |
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マイクロソフト認定Azure試験 |
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それぞれ基本レベルから専門レベルまで段階があるため、まずは基本レベルの資格からチャレンジしてみましょう。
未経験でも応募可能な求人を見つける
基礎知識を身につけたうえでクラウドエンジニアに転職するには、未経験でも応募可能な求人を見つける必要があります。
しかし、膨大な求人情報をリサーチして、自分に合ったレベルの求人を見つけるのは非常に困難です。
そこでおすすめなのが、クラウドエンジニアの未経験者向け求人を多数保有している転職エージェントに登録すること。
転職エージェントに登録すれば、スキルレベルに合った適切な求人をピックアップして紹介してくれます。
さらに、応募書類の作成や面接対策などの転職サポートも行ってくれるため、効率よく転職成功を目指せます。
クラウドエンジニアへの転職には以下の2つのサービスがおすすめなので、ぜひ利用して転職を成功させましょう。
IT業界未経験の転職に強みのある「ワークポート」
引用元:ワークポート
「ワークポート」は、IT業界の求人を豊富に保有している転職エージェントです。
未経験転職のサポートに強みがあり、IT業界の実務経験がない方でも手厚くサポートしてくれます。
初めて転職する方にもおすすめのサービスなので、ぜひ利用してみましょう。
運営会社 | 株式会社ワークポート |
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公開求人数 | 約106,600件 |
非公開求人数 | 非公開 |
対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
(最終更新日:2024年10月)
ワークポート公式サイト 口コミや評判はこちらIT転職専門エージェントの「Geekly」
引用:Geekly
「Geekly」は、IT・Web・ゲーム業界への転職サポートを専門とする転職エージェントです。
ベンチャー企業の求人をはじめ、非公開求人も多数保有しています。
応募書類の添削もていねいなので、ぜひ利用してみましょう。
運営会社 | 株式会社Geekly |
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公開求人数 | 約28,700件 |
非公開求人数 | 非公開 |
対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
(最終更新日:2024年10月)
Geekly公式サイト 口コミや評判はこちら他にも転職サービスをチェックしたい方は、以下も参考にしてみてください。
自分に合ったサービスを探すなら
- IT・エンジニアに特化して求人を探す
- 異業種の求人も視野に入れて求人を探す
まとめ
未経験からクラウドエンジニアに転職する方法についてご紹介しました。
インフラエンジニアの経験があれば転職しやすいですが、エンジニアの経験がある人でもなかなか難しい職種です。
しかし、まったくの未経験から転職できないわけではありません。
独学やオンラインスクールなどで必要なスキルを身につけて、転職で有利になる資格を取得したうえで転職活動を行えば、未経験からでも採用される可能性は十分にあります。
転職活動を始める準備が整ったら、転職エージェントに相談して未経験者向けの求人を紹介してもらいましょう。
おすすめの転職エージェントは、以下の2つです。
ぜひ本記事を参考にして、クラウドエンジニアへの未経験転職を成功させてください。