IT業界に興味があるものの、「やめとけ」といった意見をみて転職を迷ってしまう人もいるでしょう。
実際、IT業界への転職には注意点もあるため、自分に適性があるかどうか見極める必要があります。
IT業界に転職する際の注意点
- 企業によっては残業が多い
- 多重下請け構造により給与が低い企業もある
- 常に勉強する必要がある
- 一部の仕事はAIに代替される可能性がある
IT業界で働くメリット
- 将来性に期待できる
- 柔軟な働き方がしやすい
- 専門スキルを身につけられる
「やめとけ」といわれる理由や、転職失敗を防ぐポイントを詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。
「IT業界はやめとけ」といわれる4つの理由
IT業界やエンジニアの仕事にはさまざまな魅力がありますが、「転職するのはやめとけ」という意見を目にしたことがある人もいると思います。
ここでは、「IT業界はやめとけ」といわれる一般的な理由を解説します。
「IT業界はやめとけ」といわれる4つの理由
企業によっては残業が多い
近年では働き方改革により残業削減の流れがありますが、企業によっては長時間の残業が常態化している場合もあります。
IT業界の仕事は納期に追われることが多いため、繁忙期には残業や休日出勤が生じることも少なくありません。
また、企業によっては「残業が当たり前」という社風が根付いている場合もあります。
ただし、IT業界が特別に残業が多いというわけではありません。
転職サービス「リクルートエージェント」が調査した平均残業時間のデータをみると、IT業界の平均は14.7時間/月となっています。
(引用:リクルートエージェント|2024年1月30日~2024年2月2日調査)
同調査や厚生労働省が公表しているデータを参照すると、日本全体の平均残業時間は13時間~13.8時間であり、平均と比べて大きな差があるわけではありません。
長時間の残業が常態化しているのは一部であるため、転職する際は気になる企業の残業時間の実態をしっかり把握することが大切です。
必要な対策について詳しくは、記事後半「ホワイト企業を見極める」をご覧ください。
多重下請け構造により給与が低い企業もある
IT業界の一部では、多重下請け構造が原因でエンジニアの給与が低い企業も存在します。
多重下請け構造とは、元請けが業務を外注し、受注した下請け企業がさらに外注して、2次請け、3次請け…と業務が何層にもわたり委託されている構造を指します。
多重下請け構造では各層で紹介料や管理費としてマージンが引かれるため、下層になるほど受注金額が低くなることが一般的です。
下層の下請け企業では利益が薄いことから従業員に還元できる予算が限られ、エンジニアの給与が平均を下回ってしまうケースもあります。
ただし、IT業界全体で多重下請け構造が問題となっているわけではありません。
企業の構造や業界の給与水準をしっかり把握すれば、適切な給与を設定している企業を見極めて転職することも可能です。
もし不安な場合は「ワークポート」などの転職エージェントを利用して業界や企業の情報を提供してもらうことをおすすめします。
常に勉強する必要がある
IT業界でエンジニアとして働く場合、知識をアップデートするため常に勉強する必要があります。
IT技術が進化するスピードは非常に早く、プログラミング言語のトレンドも数年程度で変化します。
現場で使用される技術が変わるたびにエンジニアもトレンドをキャッチアップする必要があるため、自己研鑽が必須の職業といえるでしょう。
IT技術に興味がない場合、勉強がつらくて辞めたくなる可能性があるので、注意が必要です。
一部の仕事はAIに代替される可能性がある
AI(人工知能)の進化スピードは非常にはやく、エンジニアの一部の仕事はAIに代替される可能性があります。
AIには大量のデータを素早く処理してパターンを学習する能力があり、繰り返し行う単純な作業を効率よくこなすことが可能です。
そのため、単純なテスト(動作チェック)や仕様書に沿ったシンプルなコーディングといった仕事はAIに代替される懸念があります。
実際、Webサイト生成AIやアプリ生成AIはすでに開発されており、小規模なWebサイトや簡易的なアプリはAIを活用して自動で制作することが可能です。
また、仕様書通りのプログラミング業務もAIに代替されつつあります。
将来的に多くの企業でAIが活用されることが予測されるため、エンジニアが活躍し続けるには「創造性」や「対人スキル」などAIにはない強みを身につける必要があるでしょう。
IT業界で働くメリット
「IT業界はやめとけ」という声もありますが、IT業界で働くメリットはさまざまあります。
おもなメリットを解説するので、転職すべきかどうか迷っている人はぜひ参考にしてください。
IT業界で働くメリット
将来性に期待できる
ITは現代の生活になくてはならない技術であるため、IT業界の将来性は非常に高いと考えられます。
近年ではAIやIoTなど新技術の導入も進んでおり、IT業界の需要はさらに拡大していく可能性が高いでしょう。
また、IT業界で働くエンジニアのニーズも高く、経済産業省による推計では「2030年までに40万人~80万人の規模でIT人材が不足する懸念がある」と試算されています。
IT業界の市場規模が拡大するとともにエンジニアの需要も高まっていくことが予想されるため、エンジニアは安定性や将来性に期待できる職業といえます。
柔軟な働き方がしやすい
IT業界はリモート勤務やフレックスタイム制を導入している企業も多く、柔軟な働き方がしやすいです。
- リモート勤務:自宅など会社以外の場所から遠隔で勤務すること
- フレックスタイム制:定められた総労働時間のなかで働く時間を自分で決められる制度で、コアタイム以外の勤務時間を自由に設定できる
近年ではクラウド化が進んでおり、インターネット環境があればどこからでもデータにアクセスできるため、自宅で仕事をするエンジニアが増えています。
また、個人作業が多いエンジニアの場合は自分の裁量で仕事を進めやすいことから、フレックスタイム制で働くケースもあります。
柔軟な働き方ができる企業に転職すれば、ワークライフバランスを向上できる可能性があるでしょう。
専門スキルを身につけられる
IT業界でエンジニアとして働く場合、ITの専門スキルを身につけられる点もメリットです。
プログラミングをはじめとしたITスキルは需要が高く、将来性に大きく期待できます。
ITスキルの習得は「手に職をつけること」と同義であるため、安定したキャリアを築きやすいでしょう。
また、ITスキルは汎用性が高く、以下のようにさまざまなことに活用できます。
ITスキルを活用できるシーン
- 副業
- 独立/フリーランス活動
- 他業種・他職種での業務
- ITを活用した趣味(プログラミングやブログ運営など)
本業以外にも幅広い活用シーンがあるため、ITスキルを身につけるメリットは非常に大きいといえるでしょう。
IT業界に向いていない・やめとけといわれる人の特徴
IT業界やエンジニアは向き・不向きが大きいため、自分に適性があるか慎重に判断する必要があります。
IT業界やエンジニアに向いていない人の特徴を解説するので、ぜひ参考にしてください。
IT業界に向いていない人の特徴
IT技術に興味がない人
IT業界のエンジニアは常に勉強が必要な職業であるため、IT技術に興味がない人にはおすすめできません。
IT業界では新しい技術が次々と生まれており、変化に対応するためには自発的に学ぶ姿勢が求められます。
ITに興味がなく勉強の意欲がない人は、スキル向上や知識の習得が難しいため、成長がストップしてしまう可能性が高いです。
成長がストップしてしまうと昇給や昇進のチャンスも少なくなり、キャリア形成が難しくなります。
IT技術に興味がない場合は、他の分野へのキャリアチェンジを検討したほうがよいでしょう。
コツコツとした作業が苦手な人
IT業界のエンジニアはコツコツとした業務が多いため、地道な作業が苦手な人にはあまり向いていません。
開発の現場ではコーディングやデバッグなど、単調な作業を繰り返すことが多くあります。
特にエンジニアになりたての時期は、基本的なスキルを習得するために、似たような作業を繰り返し行うことが多いです。
そのため、コツコツとした作業が苦手な人は、モチベーションや仕事への意欲が低下してしまう可能性があるでしょう。
エンジニアが向いていないと感じる場合は、「IT営業」など他の職種も検討してみましょう。
チームで作業するのが苦手な人
IT業界では人と連携して仕事を行うことが多いため、チームで作業するのが苦手な人は注意が必要です。
エンジニアは個人作業が多いイメージがあるかもしれませんが、実際の開発では多くのメンバーがプロジェクトに参加してさまざまな役割を担います。
たとえば、Webサービス開発では、デザイナー・フロントエンドエンジニア・バックエンドエンジニアなどが連携して業務を行います。
また、エンジニア以外の「IT営業」「IT事務」といった仕事もほかの職種の人との連携が必須です。
1つのプロジェクトにたくさんの人が関わるIT業界の仕事は、チーム作業が苦手な人には不向きといえるでしょう。
年収の高さだけで安易に転職を考えている人
「IT業界やエンジニアは年収が高いから」という理由で安易に転職を考えている人は注意が必要です。
IT業界の業務は専門知識や技術が求められるため、常に自己研鑽が必須です。
年収だけを目当てに転職すると、スキル習得のモチベーションが続かず、仕事が苦痛に感じてしまう可能性があります。
また、いつまでもスキルを習得できなければ年収アップを実現させることも難しいでしょう。
IT業界への転職を検討しているのであれば、自分の適性をしっかり見極めることが大切です。
未経験でもある程度の勉強で仕事ができるようになると考えている人
ある程度の勉強でエンジニアになれると思っている人は、認識を改める必要があります。
近年では転職を目指せるプログラミングスクールなども多いため、「簡単にスキルを習得してエンジニアになれる」と考える人も少なくありません。
しかし、エンジニアとして実務ができるレベルに到達するまでには、一般的に1,000時間の学習が必要といわれています。
そのため、転職前はもちろん転職後も勉強を続ける必要があります。
エンジニアになるには多くの学習が必要であるため、「勉強を続けるのが難しい」と感じるなら、無理せず別の選択肢を考えたほうがよいでしょう。
IT業界に向いている人の特徴
「IT業界はやめとけ」といわれることもありますが、適性があればやりがいを感じられる仕事です。
IT業界やエンジニアに向いている人の特徴を解説するので、参考にしてください。
IT業界に向いている人の特徴
IT技術に興味があり知識を習得するのが好きな人
IT業界のエンジニアは技術の進化やトレンドにあわせて知識をアップデートする必要があるため、IT技術に興味・関心がある人におすすめです。
特にプログラミング言語はトレンドの移り変わりが激しく、「大人気だった言語が数年後にはあまり使われなくなっている」といったことも少なくありません。
IT業界を取り巻く環境は変化のスピードがはやいため、エンジニアは新しい技術やトレンドを常にキャッチアップすることが求められます。
IT技術を学ぶことが好きで、勉強が苦にならない人はエンジニアの適性があるといえるでしょう。
物事を論理的に考えられる人
IT業界のエンジニアが担当するシステム設計やプログラミングでは、各要素がどのように機能するかを論理的に理解する必要があります。
たとえば、ソフトウェアのパフォーマンスを改善する際には、動きが遅くなる原因を特定し、データの流れや処理の順序を論理的に分析することが求められます。
最適な設計や課題解決をするためには、物事を筋道立てて考える力が必要不可欠といえるでしょう。
そのため、普段から物事を体系的に整理して考える習慣のある人は、IT業界やエンジニアに向いているといえます。
忍耐力がある人
IT業界のエンジニアの業務は長時間にわたることも多く、忍耐力が求められます。
問題解決やシステムの改善を行う際には、繰り返し同じような作業をすることも少なくありません。たとえば、バグ修正では「エラーになったログを解析し、バグを修正してまた動作確認をする」といった作業を何度も繰り返すことも多いです。
エンジニアの業務はコツコツとした作業が多いため、粘り強い姿勢が重要です。
トライアンドエラーを繰り返しながら成長できる人は、IT業界やエンジニアに向いているといえるでしょう。
IT業界への転職を成功させるポイント・失敗を防ぐコツ
IT業界の転職を成功させるためには、以下のポイントを意識して転職活動を行いましょう。
IT業界への転職を成功させるポイント
目指すエンジニア職種を明確にしておく
IT業界でしっかりとしたキャリアを築くためには、転職前に目指すエンジニア職種を明確にしておくことが大切です。
エンジニアには幅広い職種がありますが、目指す職種になるためには、それぞれに必要な経験を積む必要があります。
たとえば、システムエンジニアになる際は、プログラマーの経験を積んでから目指すことが一般的です。
一方で、クラウドエンジニアになる際は、ネットワークエンジニアやサーバーエンジニアの経験を積んでから目指すケースが多いです。
目指すエンジニア職種が決まっていないと、学ぶべきことが不明確で計画的なキャリア形成ができないため、注意が必要です。
現段階でなりたいエンジニア職種が決まっていない場合は、以下の記事を参考に自分の興味や関心がある仕事を探してみてください。
【関連記事】ITエンジニア19種類を紹介!仕事内容・年収・転職難易度・将来性も解説
教育・研修制度が充実している企業を選ぶ
未経験からIT業界に転職する場合は、教育・研修制度が充実している企業を選びましょう。
具体的には、以下のような点に着目してみてください。
教育・研修制度の着目ポイント
- 研修期間の長さ
- メンター制度やOJT制度の有無
- 資格取得支援の有無
- 継続的な教育機会の有無
未経験からIT業界に順応するまでには時間がかかるため、研修期間は3ヶ月以上あると望ましいでしょう。
また、定期的に勉強会やセミナーが開催されている企業であれば、働きながらスキルアップしやすいです。
教育・研修制度に力を入れている企業はホームページに詳しく記載していることが多いため、ぜひ確認してみてください。
ホワイト企業を見極める
後悔のない転職を実現するためには、ホワイト企業を見極めることが重要です。
ホワイト企業の定義は一概ではありませんが、一般的に「労働環境が整っており、社員が働きやすいと感じる企業」のことを指します。
以下のような点はホワイト企業かどうかを見極めるポイントになるので、よく確認しましょう。
ホワイト企業を見極めるポイント
- 平均残業時間
- 有給休暇の取得率
- 離職率
- 福利厚生
特に残業時間や休暇はワークライフバランスに大きく関わります。
極端に残業が多い企業や、有給休暇の取得率が低い企業は避けたほうが無難でしょう。
企業の口コミサイト「転職会議」には、残業時間・有給消化率の情報や社員のリアルな口コミが投稿されているので、ぜひチェックしてみてください。
転職エージェントにサポートしてもらう
転職活動をスムーズに進めるためには、「転職エージェント」にサポートしてもらうことをおすすめします。
転職エージェントを利用すれば求人紹介を受けられるほか、転職活動を1から10まで手厚くサポートしてもらえます。
転職エージェントを利用するメリット
- 転職やキャリアの相談にのってもらえる
- 未経験可の求人を紹介してもらえる
- 一般には公開されていない非公開求人を紹介してもらえる
- 応募書類の作成や面接対策のアドバイスをもらえる
- 入社日などの調整をしてもらえる
異業種からの転職で重要になる志望動機についてもプロ視点でアドバイスをしてくれるため、内定の可能性を高められるでしょう。
次の章ではおすすめの転職エージェントを紹介するので、ぜひ参考にしてください。
IT業界への転職におすすめの転職エージェント
IT業界へ転職したい人におすすめの転職エージェントを3社紹介します。
どのエージェントも「未経験可」の求人が多いので、ぜひチェックしてみてください。
サービス名 | 特徴 |
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ワークポート|未経験者向けの求人が豊富
「ワークポート」は、IT業界の転職に強みを持つエージェントです。
他社にはない独自の求人が充実していることが特徴で、ポテンシャル採用を狙える「未経験歓迎」の求人も多く保有しています。
また、各業種・職種に精通した「転職コンシェルジュ」がサポートを提供しており、IT業界のエンジニア職に詳しいコンシェルジュも在籍しています。
IT業界ならではの転職事情を丁寧に教えてくれるため、異業種・異職種転職に不安がある人にもおすすめです。
相談だけでも利用できるので、IT業界への転職を迷っている人もぜひ登録してみてください。
運営会社 | 株式会社ワークポート |
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公開求人数 | 約99,000件(※IT系求人数:約26,000件) |
非公開求人数 | 非公開 |
対応地域 | 全国 |
料金 | 無料 |
(最終更新:24年9月時点)
ワークポート公式サイトリクルートエージェント|業界トップクラスの求人数
「リクルートエージェント」は、業界トップクラスの求人数を保有する転職エージェントです。
IT業界の求人数も非常に充実しており、2024年9月時点では「IT・通信業界×未経験でも可」の求人を3,000件以上保有しています。
たくさんの求人を比較検討できるため、希望に合う求人を見つけやすいでしょう。
また、リクルートエージェントは転職支援実績が豊富で、未経験からの転職も手厚く支援してくれます。
これまで培ってきたノウハウを活かして的確なアドバイスをしてくれるため、求人選びや選考対策に不安がある人はぜひ利用してみてください。
運営会社 | 株式会社リクルート |
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公開求人数 | 約410,000件 |
非公開求人数 | 約350,000件 |
対応地域 | 全国+海外 |
料金 | 無料 |
(最終更新日:2024年9月)
リクルートエージェント公式サイトdoda|転職サイトとしても利用できる
「doda」は転職エージェントと転職サイト、両方の機能を持つサービスです。
エージェントをつけなければ自分で求人を探して直接応募できるため、転職活動をマイペースに進めたい人に適しています。
また「最初は転職サイトとして使って、必要なときにエージェントをつけてサポートしてもらう」といった使い方も可能です。
転職の段階に応じて必要なサポートを付帯できるため、便利に活用できるでしょう。転職を迷っている人や情報収集だけしたい人にもおすすめできるサービスなので、ぜひ登録してみてください。
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
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公開求人数 | 200,000件以上(非公開求人を含む) |
非公開求人数 | - |
対応地域 | 全国+海外 |
料金 | 無料 |
(最終更新:24年9月時点)
doda公式サイトIT業界の実態についてよくある疑問
IT業界の実態についてよくある質問
「文系がIT業界に入るのはやめとけ」といわれる理由は?
一例として、プログラミングでは条件分岐・ループ・関数の定義といった厳密な論理構造を理解し適切に実装する必要があります。
このような構造を理解するのは簡単ではないため、ITに触れる機会が少なかった文系出身者はプログラミングの概念を理解するまでに時間がかかる可能性があります。
しかし、文系出身でエンジニアとして活躍している人も多いため、「文系だから」と転職をあきらめる必要はありません。
「未経験からエンジニアになるのはやめとけ」といわれる理由は?
プログラミングを習得して実務をこなせるようになるまでには、一般的に数年かかるといわれています。
また、エンジニアの仕事は向き・不向きが大きく、向いていない場合は勉強が苦痛に感じる可能性が高いです。
エンジニアは将来性に期待できる魅力的な職業ですが、誰にでもできる仕事ではないことを把握しておきましょう。
「IT業界は闇」といわれる理由は?
働き方改革により残業削減に注力している企業は多いですが、依然として毎日の残業が習慣になっている企業もあるのが現実です。
とはいえ、IT業界全体に長時間残業の習慣があるわけではないため、残業の少ない企業に転職することも十分可能です。
転職サービス「doda」では「残業20時間未満」の条件で求人を検索できるため、ぜひチェックしてみてください。
「IT業界は未来がない」といわれる理由は?
記事前半「一部の仕事はAIに代替される可能性がある」で解説したとおり、単純なテスト(動作チェック)や仕様書に沿ったシンプルなコーディングといった仕事はAIに代替される懸念があります。
ただし、創造性やコミュニケーション能力を必要とする業務は代替できないため、IT業界のすべての業務がAIに代替されるとは考えにくいです。
AIの進化とともに変化する環境に柔軟に対応し、自分にしかない強みを身につけることができればエンジニアとして活躍し続けられるでしょう。
たとえば、リーダーシップを身につけてAIには難しい人間関係の調整ができるマネジメント職を目指すことも手段のひとつです。
まとめ
「IT業界はやめとけ」といわれることもありますが、転職するメリットも大きい業界です。
後悔のない転職を実現するためには、「自分に適性があるかどうか」を慎重に検討しましょう。
IT業界に向いていない人 |
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IT業界に向いている人 |
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また、IT業界に転職する場合は「転職エージェント」を利用すると効率よく転職活動を進められます。
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サービス名 | 特徴 |
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