35歳転職限界説という言葉もあり、「40代のITエンジニアが転職するのは無理?」と不安になってしまう方は多いと思います。
結論、40代になると転職の難易度が高くなるのは事実ですが、必要な対策を講じれば十分転職することが可能です。
この記事では、企業が40代エンジニアに期待する経験や、転職をスムーズに進めるためのポイントを詳しく解説します。
記事を読めば、「転職時にアピールすべきスキル」や「生き残るために何をすべきか」が明確になるので、ぜひ参考にしてください。
40代IT転職はもう無理?生き残るために必要なこと
一般的に、転職は年齢を重ねるほど難易度が高くなるといわれています。
IT業界も例外ではなく、企業は40代エンジニアに対して以下のような懸念を抱きやすいです。
- 給与水準が高めだが、コストに見合う働きが期待できるか
- 社内のやり方やチームに馴染めるのか
- 最新技術をキャッチアップできているのか
上記からわかるのが、企業が懸念しているのは年齢自体ではなく「給与と成果のバランス」や「柔軟性」ということです。
これらの懸念点を払拭し、企業に対して自分の価値を示すことができれば、40代でも十分に転職できる可能性があります。
40代を採用する企業は多い
人手不足の傾向にあるIT業界は成果とスキルを重視する傾向が強く、即戦力になる経験があれば40代でも採用を見込めます。
実際に「レバテック」がIT人材を採用する企業担当者に対して行った調査では、約75%が「40代以上のIT人材を採用した経験がある」と回答しています。

引用:レバテック|2025年3月5日~2025年3月10日調査
40代のIT人材は、豊富な実務経験を活かして入社直後から活躍できる点が高く評価されます。
若手にはない経験値や判断力を求める企業にとって、40代は重要な戦力といえるでしょう。
40代の市場価値を高める:企業が特に期待する6つの経験
40代ITエンジニアが転職市場で高く評価されるためには、単なる経験年数ではなく、企業が求める具体的な経験を持っていることが重要です。
ここでは、企業や採用担当者が40代に期待するおもな経験を解説します。
企業が40代エンジニアに期待する経験
1.プロジェクト経験
数多くのプロジェクトを経験したエンジニアは、実務の理解度が高く、課題解決力を備えた人材として需要が高いです。
以下のような経験があると、即戦力として評価されやすいでしょう。
- 要件定義書や仕様書の作成に主体的に関わった経験
- 設計書やテスト計画書のレビューを行った経験
- 開発やテストで技術的な課題を解決した経験
選考時には、課題解決への対応やチームへの貢献度を伝えることで実務能力をアピールできます。
「テスト工程を改善し、品質向上に貢献した」「仕様変更に合わせて設計を調整し、リリース遅延を最小限に抑えた」など、具体的なエピソードを交えて伝えると効果的です。
2.プロジェクトマネジメント経験
マネジメント経験は、管理職やプロジェクトマネージャー(PM)候補の人材を求める企業から高く評価されやすいです。
以下のような経験があると、リーダーシップや管理能力をアピールできます。
- チームメンバーのタスク管理や進捗調整を行った経験
- プロジェクトのスケジュールやリソース管理を行った経験
- チームの意思決定や方針策定をリードした経験
選考時には、マネジメント経験やチームの成果を定量的に示すことが大切です。
「10人規模のチームの進捗管理を担当」「レビュー体制を見直し、チームの開発効率を前年比10%向上した」など、具体的な数値を出すことで成果が明確に伝わります。
3. システム運用・インフラ経験
システム運用やインフラ構築の経験は、DX化に伴い企業からの需要が高まっています。
以下のような経験があると、運用スキルやトラブル対応力を評価されやすいです。
- サーバーやネットワークの構築・保守・運用経験
- システムのセキュリティ対策やバックアップ設計を行った経験
- 障害対応やパフォーマンス改善を行った経験
選考時には、管理してきたインフラの規模・障害対応時の改善策・運用改善による工数削減の成果などを具体的に示すと効果的です。
「AWS環境で10インスタンスの運用を担当」「バックアップ手順を自動化して手作業をゼロにした」といった具体例があると、スキルがより明確に伝わります。
4.業務改善経験
業務改善に積極的に取り組んだ経験があるエンジニアは、企業の効率化やコスト削減に貢献できる人材として評価されやすいです。
以下のような経験があると、提案力や実行力をアピールできます。
- 業務フローの分析や課題抽出を行った経験
- システムやツールを用いた改善策を提案・実施した経験
- 業務プロセスの標準化や効率化を推進した経験
選考時には、改善によって削減できた工数やコスト、業務効率化の成果を具体的に示しましょう。
「マクロを導入して月20時間の手作業を削減した」「申請フローを見直し、承認までのリードタイムを30%短縮した」など、定量的に伝えることがポイントです。
5.顧客折衝・調整経験
顧客折衝や関係者調整の経験があるエンジニアは、プロジェクトを円滑に進められる即戦力人材として高く評価されます。
以下のような経験があると、案件推進力や調整能力をアピールできます。
- 要件や仕様に関する顧客折衝を行った経験
- 社内外の関係者間で調整を行った経験
- 問題発生時に利害関係者と協議し、最適な解決策を実行した経験
選考時には、交渉や調整によって案件が前進した具体的な成果を示すと効果的です。
「仕様変更に対して顧客と合意形成を行い、開発遅延を防いだ」「関係者間で課題を整理し、承認フローを短縮した」など、実際の対応内容を交えて伝えましょう。
6.専門領域の業務経験
特定分野の深い知識と技術を持つスペシャリストは、高度な課題に対応できる即戦力として評価されやすいです。
以下のような経験があると、専門性の高さを示すことができます。
- クラウド・ネットワーク・セキュリティなどの専門領域に関する実務経験
- 特定の業界や技術分野での開発・運用経験
- 資格取得や研修で専門性を深めた経験
選考時には、プロジェクトでどのような課題を解決したか、どのように貢献したかを具体的に示すと効果的です。
「クラウド環境の構築でパフォーマンスを改善し、コストを10%削減した」「セキュリティ対策を強化し、運用トラブルを前年比20%減少させた」など、定量的な数値があると成果をわかりやすくアピールできます。
DX化が進む近年、クラウドやセキュリティ分野は特に企業からの需要が高いスキルです。
40代のIT転職で押さえるべきポイント・具体的な対策
40代でのIT転職では、培ってきた経験やスキルを整理して企業に自分の価値をしっかりと示すことが重要です。
また、「企業が懸念するポイントをいかにカバーするか」も大切なポイントです。
転職活動の際には以下のポイントを押さえ、戦略的に準備を進めましょう。
40代がIT転職する際のポイント
ポイント1.即戦力として活躍できることをアピールする
40代のIT転職では、企業に「即戦力としてどのように貢献できるか」を示すことが重要です。
中途採用を行う企業はすぐに成果を出せる人材を求めているため、これまでの業務経験と実績を示し、自分の強みをアピールしましょう。
以下のように、プロジェクト推進や業務改善の実績を具体的な数値を交えて説明すると効果的です。
| 経験 | 実績・成果 |
|---|---|
| プロジェクト管理 |
|
| システム改善 |
|
| 顧客対応 |
|
| 教育・育成 |
|
技術はもちろん、チームマネジメントや後進育成などの経験も大きな強みになります。
「自分のキャリアが企業にどんな価値をもたらせるか」という視点でアピールする経験を考えましょう。
ポイント2.長期的なキャリア設計を具体的に伝える
40代のIT転職では、自分のキャリアプランや成長イメージを具体的に伝えることが大切です。
即戦力としてだけでなく「将来の活躍も期待できる人材」と評価されれば、採用の可能性が高まります。
選考では以下のように、どんなポジションに就き、どのような成果を出すことを目標としているのか明確に示すことが効果的です。
- プロジェクトマネージャー(PM)としてチーム運営と業務改善に取り組み、プロジェクト成功に寄与したい
- システム管理者として既存システムの処理速度や運用効率を改善し、業務効率化を推進したい
- 最新技術を扱うスペシャリストとしてAIを導入し、プロジェクトの課題解決や価値向上に貢献したい
- テックリードとして横断的に若手・中堅エンジニアを指導し、チーム全体の生産性とスキル向上に貢献したい
具体的な役割や取り組みを示すことで、採用担当者があなたの活躍をイメージしやすくなります。
40代は役職に就く人も多い
Qiitaが行った調査(調査概要は記事末に記載)を見ると、役職経験者の割合は年代が上がるにつれて増え、45~54歳では65%がリーダー以上のポジションを経験しています。

企業は40代に対してリーダーシップやマネジメント能力を期待するケースも多いです。
リーダー経験がない方は、今後プロジェクトリーダー(PL)やプロジェクトマネージャー(PM)などを目指すことも選択肢のひとつです。
ポイント3.最新技術など不足しているスキルを補う
40代のIT転職では、新しい技術の習得状況を懸念されることも少なくありません。
そのため、転職活動の際には、最新技術や需要のある技術を把握し、不足しているスキルを補いましょう。
たとえば、クラウド・AI・DevOps・セキュリティなどは、DX化を進める企業からの需要が高い分野です。
このような分野について自主的に勉強したり、資格を取得することで「経験豊富でありながら最新技術にも対応できる人材」と評価されやすくなります。
古いスキルに固執しない柔軟性や自己研鑽に励む姿勢を示し、企業側の懸念を払拭しましょう。
「エンジニアにおすすめのIT資格一覧」では、近年注目されている資格を紹介しているので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
ポイント4.自分の市場価値を把握し、応募先を戦略的に選ぶ
40代のIT転職では、「自分の経験やスキルがどのように評価されるか」を把握することが重要です。
そのうえで自分の市場価値に見合う求人に応募することで、ミスマッチを防ぎ、採用の可能性を高められます。
自分の市場価値を知る手段としては、以下のような方法が挙げられます。
市場価値を把握した後は「経験やスキルを活かせるか」「キャリアプランと企業の方向性が合致しているか」を軸に応募企業を選定しましょう。
管理職経験者歓迎・ベテラン歓迎といった文言がある求人は、40代を積極的に採用している可能性が高いので、優先的にチェックしてみてください。
注意
40代でIT転職することは可能ですが、現在の職場で役職がついている場合は注意が必要です。
転職によって年収やポジションがダウンしてしまうリスクがあるため、「本当に転職すべきなのか」を慎重に考えましょう。
また、新しい職場の文化・業務フロー・技術への適応など、環境の変化がストレスに感じる場合もあります。
長く同じ環境で働いていた人ほど変化を大きく感じやすいため、状況によっては転職せず現職でキャリアを築くことも選択肢のひとつです。
ポイント5.転職エージェントにサポートしてもらう
20~30代と比べて難易度が高まる40代の転職活動は、エージェントにサポートしてもらうのがおすすめです。
自力での転職も不可能ではありませんが、ミドル~シニア向けの求人は若手向けと比較すると少ない傾向にあります。
転職エージェントを利用すると、40代の経験を活かせる案件を非公開求人を含めた中から提案してもらえるため、求人探しをスムーズに進められます。
また、企業の需要を把握したアドバイザーがスキルの棚卸しをフォローし、アピールすべき経験を教えてくれることもメリットです。
複雑になりやすい40代の経歴を客観的に整理し、効果的に伝えられるようサポートしてくれるので、内定の可能性を高められるでしょう。
転職エージェントのサポート
転職エージェントでは以下のようなサポートも受けられるため、転職を効率的に進めたい方はぜひ活用することをおすすめします。
- キャリア相談
- 応募書類の添削
- 面接対策
- 給与や条件交渉の代行
- 入社や退職のフォロー
40代におすすめのIT転職エージェント・転職サービス
ここでは、40代におすすめのIT転職エージェントやスカウトサービスを紹介します。
ミドル~シニアの転職に強いサービスを厳選しているので、ぜひチェックしてみてください。
| サービス名 | 特徴 |
|---|---|
| 公式サイト |
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| 公式サイト |
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| 公式サイト |
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| 公式サイト |
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エイジレスエージェント|40代・50代・60代のミドル・シニア層に特化

引用:エイジレスエージェント
「エイジレスエージェント」は、45歳以上、特に50代のミドル・シニア層に特化した転職エージェントです。
SE・PM・PMO・ITコンサル領域の転職支援に強く、ミドル・シニアならではの豊富な経験を活かせる求人を提案してくれます。
PMからITコンサルなど、マネジメント経験を活かした転換事例もあるため、キャリアチェンジを検討している場合にも活用できます。
また、年齢に応じた選考対策ができるよう、専任のアドバイザーが徹底サポートしてくれることも特徴です。
一般的に40代以上の転職は難易度が上がるとされていますが、きめ細かな支援を受けられるため、内定の可能性を高められるでしょう。
ミドル・シニアに特化したサービスは少ないため、40代以上で転職を考えている方はぜひ登録しておくことをおすすめします。
| 運営会社 | 株式会社エイジレス |
|---|---|
| 公式サイト | https://agent.ageless.co.jp/ |
| 公開求人数 | 非公開 |
| 非公開求人数 | 非公開 |
| 対応地域 | 全国 |
| 料金 | 無料 |
(最終更新日:2025年10月)
エイジレスエージェント公式サイトレバテックキャリア|キャリアアップ転職に強い

引用:レバテックキャリア
「レバテックキャリア」は、エンジニアのキャリアアップを手厚く支援してくれる転職エージェントです。
経験者向けの求人が充実しており、顧客折衝や要件定義・設計を行う上流工程の求人を多数保有しています。
PLやPMといったポジションの求人も豊富なので、多様な経験を活かしてキャリアアップしたい40代におすすめです。
また、3人に2人が年収70万円アップを実現しており、年収アップ転職に強いことも魅力のひとつです。(参照元:レバテックキャリア|2023年1月~2024年3月の実績)
求職者側からは切り出しにくい年収交渉も代行してくれるため、安心して転職活動を進められるでしょう。
| 運営会社 | レバテック株式会社 |
|---|---|
| 公式サイト | https://career.levtech.jp/ |
| 公開求人数 | 約51,500件 |
| 非公開求人数 | 非公開 |
| 対応地域 | 全国 |
| 料金 | 無料 |
(最終更新日:2025年11月)
レバテックキャリア公式サイト口コミや評判はこちらGeekly|職務経歴書の添削に強い

引用:Geekly
「Geekly」は、応募書類の添削に力を入れている転職エージェントです。
各職種に精通したアドバイザーが在籍しており、40代の経験豊富な経歴を正確に理解してくれます。
IT転職のプロが経験やスキルの棚卸しをフォローし、強みが伝わるよう添削してくれるため、職務経歴書の質を高めることが可能です。
添削後の書類選考通過率は2.9倍(※2024年9月時点)というデータもあるので、選考対策に不安がある方に特におすすめです。
手厚く親身なサポートを受けられるため、転職経験が少ない方もぜひ利用してみてください。
| 運営会社 | 株式会社Geekly |
|---|---|
| 公式サイト | https://www.geekly.co.jp/ |
| 公開求人数 | 約38,800件 |
| 非公開求人数 | 非公開 |
| 対応地域 | 埼玉県,千葉県,東京都,神奈川県,滋賀県,京都府,大阪府,兵庫県,奈良県,和歌山県 |
| 料金 | 無料 |
(最終更新日:2025年11月)
Geekly公式サイト口コミや評判はこちらビズリーチ×IT|ミドル・シニアの転職に強いスカウトサービス

引用:ビズリーチIT
「ビズリーチ×IT」は、企業やヘッドハンターからスカウトが届く転職サービスです。
年収800万円以上のハイクラスエンジニアから、年収500万円以上でキャリアアップを目指すエンジニアまで、幅広い層に利用されています。
ビズリーチの求人例
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| 運営会社 | 株式会社ビズリーチ |
|---|---|
| 公式サイト | https://www.bizreach.jp/ |
| 公開求人数 | 約63,300件 |
| 非公開求人数 | 非公開 |
| 対応地域 | 全国 |
| 料金 | 登録無料 【プレミアムステージへのアップグレード(有料)】 ・ Web版から(Web決済)30日間コース 5,478円(税込) ・ アプリから(App Store決済)月額 5,500円(税込) |
(最終更新日:2025年11月)
ビズリーチ×IT公式サイト40代ITエンジニアが活躍しやすい職種
40代エンジニアが転職して活躍しやすい職種としては、おもに以下が挙げられます。
| 職種 | 仕事内容 活かせる経験 |
|---|---|
| プロジェクトマネージャー(PM) |
|
| ITアーキテクト |
|
| 社内SE |
|
| ITコンサル |
|
| インフラ系スペシャリスト (クラウド/ネットワーク/セキュリティ) |
|
40代エンジニアが転職後も活躍するには、豊富なIT経験を活かし、即戦力として貢献することが重要です。
キャリアに迷っている場合は、自分の強みを整理して「マネジメントを含むゼネラリストに進むか、専門性を高めるスペシャリストに進むか」を考えましょう。
転職の方向性が明確でない場合は、「レバテックキャリア」など転職エージェントに相談することも検討してみてください。
40代のIT転職についてよくある質問
40代SEから転職できる?
40代SE(システムエンジニア)から転職することは可能です。
IT業界内でのキャリアチェンジであれば、経験やスキルを活かせるため、転職しやすい傾向にあります。
たとえば「開発SE⇒プロジェクトマネージャー」「インフラSE⇒クラウドアーキテクト」といったステップアップも可能です。
40代のIT転職に役立つ資格は?
40代のIT転職では、スキルを裏付ける資格があると上流工程や管理職へのステップアップに役立ちます。
具体的には、以下の資格などがおすすめです。
- プロジェクトマネージャ試験(PM):システム開発のプロジェクトマネジメントに関する知識とスキルを証明
- ITストラテジスト試験(ST):企業のIT戦略立案やシステム投資の計画・評価に関する高度な知識とスキルを証明
- ネットワークスペシャリスト試験(NW):ネットワークに関する高度な専門知識と技術を証明
- 情報処理安全確保支援士試験(SC):情報セキュリティに関する高度な知識と実践的なスキルを証明
「エンジニアにおすすめのIT資格一覧」では、業務のカテゴリ別に資格を紹介しているので、ぜひあわせてご覧ください。
40代インフラエンジニアの転職事情は?
インフラ関連のスキルは需要が高く、豊富な経験と専門的なスキルがあれば40代でも転職しやすい傾向にあります。
特にAWSやAzureをはじめとしたクラウドのスキルは需要が高く、転職で有利にはたらくケースが多いです。
一方で、「オンプレ環境しか経験がない」などスキルのアップデートが滞っている場合は、求人が限られる可能性があるので注意が必要です。
「インフラエンジニアのキャリアパス完全ガイド」では、ミドルやシニアのキャリアプランを解説しているので、ぜひあわせてご覧ください。
40代で社内SEになることは可能?
エンジニアとしての実務経験があれば、40代で社内SEになることも可能です。
社内SEは業務知識やシステム管理のスキルが重視されるため、豊富な経験があるエンジニアは有利になりやすいです。
特にネットワーク管理・ユーザーサポート・運用管理などのスキルは評価されやすいので、実務経験がある場合は積極的にアピールするとよいでしょう。
転職エージェント「社内SE転職ナビ」は、社内SEへの転職を手厚く支援してくれるため、キャリアチェンジを考えている方はぜひ相談してみてください。
40代でIT業界から他の業種に転職するのは難しい?
40代で異業種転職することは不可能ではありませんが、難易度は高めです。
育成が前提となる未経験者の採用は20~30代の若手が有利になりやすく、40代はハードルが高い傾向にあります。
一方で、IT業界で培ってきた経験を活かせる業種であれば十分採用の可能性があります。
たとえば「製造業のDX推進担当」「小売・EC業界のシステム管理担当」などは、IT知識やエンジニアとしての経験を活かせます。
転職エージェント「レバテックキャリア」では、メーカー・金融・物流などの求人も扱っているので、IT業界からの転職を考えている方はぜひ一度相談してみてください。
40代IT未経験からエンジニアに転職できる?
40代IT未経験からエンジニアに転職するのは、難易度が高いです。
企業の多くは40代に即戦力や経験を求めているため、まったくの未経験で採用を掴むのは簡単ではありません。
40代で未経験から転職を目指すのであれば、資格取得などで基礎知識を身につけたうえで転職活動に臨みましょう。
また、実務未経験の状態で正社員転職するのは難しい場合もあるため、まずは派遣やアルバイトで経験を積むことも手段のひとつです。
派遣会社「パーソルクロステクノロジー」では、実務未経験から挑戦できる求人も扱っているので、ぜひ相談してみてください。
まとめ
転職は年齢が上がるにつれて難易度が高くなりますが、必要な対策を講じれば40代でも転職することが可能です。
特にIT業界は人手不足に悩む企業も多いため、即戦力をアピールすることで採用の可能性が高まります。
転職活動の際には、以下のポイントを意識して対策を講じましょう。
40代がIT転職する際のポイント
- 即戦力として活躍できることをアピールする
- 長期的なキャリア設計を具体的に伝える
- 最新技術など不足しているスキルを補う
- 自分の市場価値を把握し、応募先を戦略的に選ぶ
また、転職活動をスムーズに進めるためには、IT業界の転職支援に強いエージェントにサポートしてもらうことをおすすめします。
以下のサービスはITエンジニアの転職支援に強く、40代の転職も手厚く支援してくれるため、ぜひチェックしてみてください。
| サービス名 | 特徴 |
|---|---|
| 公式サイト |
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| 公式サイト |
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| 公式サイト |
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Qiita presents エンジニア白書2024:調査概要
| 調査企画 | Qiita株式会社 |
|---|---|
| 調査目的 | 国内エンジニアの動向把握 |
| 調査方法 | インターネット上でアンケートを実施 |
| 調査期間 | 2024/10/10(木)〜 2024/11/11(月) |
| 調査項目 | 最大72問 |
| 調査対象 | Qiitaユーザー |
| 回答者数 | 2,017人(うちエンジニア1,745名、エンジニア未経験272名) |
エンジニア白書2024は、こちらからダウンロードできます。